~小売の“当たり前”を変える NASCO × 住友ベークライトの新たな挑戦~
[採用事例:セブンプレミアム フレッシュ台湾産パイン]
【開発背景】果物の“いちばんおいしい瞬間”を、もっと多くの人へ
従来のトップシール包装形態では温度変化の影響や経時変化によって密封トップシールによる容器の膨張とガス充満が課題となっていました。密閉環境下では、果物の呼吸によるガスが内部にたまり、結果として見た目の劣化や味わいの損失が避けられませんでした。
お客様に、より美味しい状態で果物を届けたい。その想いから、挑戦が始まりました。
【解決策】P-プラス“呼吸する”トップシールが、果物の鮮度を守る
住友ベークライトの「P-プラス」は、独自の微細孔構造により容器内のガスバランスを適切に保ちます。果物の呼吸を妨げず、しかし過剰なガスの滞留を防ぐ―
その絶妙なバランスが、膨張しないトップシールを可能にし、見た目も味も、まるで“もぎたて”のような状態をキープします。
【NASCOの想い】“お客様に美味しさを届けたい”
包装機械の開発に長年携わりMAP包装(ガス置換包装)に多くの知見を持つNASCOは、今回の採用にあたり「お客様に、まるで“もぎたて”の果物を届けたい」という想いを原点に、P-プラスのトップシール導入を推奨しています。
[設備:Sealpac社製トレーシーラー(ガス置換包装機)A7max]
【住友ベークライトの想い】“プラスチックの可能性を広げることで人々の生活を豊かにしたい”
お客様やパートナー企業と共に歩み、対話を重ねながら、プラスチックの新たな価値で課題を解決し、未来の社会における“新しい当たり前”を創造していきます。鮮度保持フィルム「P-プラス」を広めて、多くのお客様により新鮮な果物をお届けします。
【採用事例】2025年3月下旬に、株式会社Peace Deli(セブン&アイグループ)流山キッチンにて、住友ベークライトが開発した「P-プラス トップシール」が初めて採用されました。
本製品は、イトーヨーカドーおよびヨークマートにおいて販売される「セブンプレミアム フレッシュ」の台湾産パイナップルの容器に使用され、これまで課題となっていた温度変化によるトップシールの膨張という課題を解決します。
“もぎたて”の美味しさを、より多くのお客様へ――このシンプルで難しい課題に、NASCOと住友ベークライトの技術と想いが応えました。
[店頭写真:イトーヨーカドー大森店]
今回採用されたトップシール仕様では、商品に「セブンプレミアム フレッシュ」のラベルが貼られ鮮度訴求型の売場演出も実施。これまでにない“体験としての鮮度”を、お客様に届けています。
【パートナーシップ】技術と情熱が生んだパッケージイノベーション
単に“鮮度を守る”のではなく、“鮮度を魅せる”――そんな視点で開発・導入された今回のパッケージには、技術と感性の融合という新たな価値が宿っています。
鮮度への執念を持つNASCO × 素材科学で応える住友ベークライト
両社の強みが重なったことで、従来の枠を超えた新たな「トップシール」の在り方が誕生しました。
【参考情報】
採用開始時期:2025年3月後半~4月前半
展開店舗:イトーヨーカドー/ヨークマート(一部店舗より順次)
製品名:P-プラス トップシール(住友ベークライト株式会社)
推奨・導入支援: NASCO株式会社
製造拠点:株式会社Peace Deli流山キッチン
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■NASCO株式会社
包装機械・自動化システムを通じ、食品や医薬品分野での課題解決に貢献。顧客視点の“鮮度保持”を軸に新たな包装体験を創出しています。
■住友ベークライト株式会社
高分子化学技術を基盤とした素材開発により、食品・医療・エレクトロニクス分野を中心に様々な社会課題を解決する製品を提供しています。
※本リリースに掲載された商品名・会社名・ブランド名は、各社の商標または登録商標です。