ハイワイヤ 第二回公演『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。』全キャスト解禁!

2025.05.03 12:00
株式会社スタジオねこ
高畑裕太作・演の劇団ハイワイヤの新作公演は、介護問題をテーマに現代を「いきる」あり方を問う。
キャスト:上段、左より薄平広樹、大河日氣、大竹このみ、河合陽花 下段、左より中村さち、福田航、藤本かえで、佛淵和哉


2025年7月24日(木)~30日(水)、下北沢のシアター711にてハイワイヤの第二回公演『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。』が上演される。

本公演は、高畑裕太が本人の介護従事者として働いていた経験を元に、家族介護を通して、その当事者である主人公のみならず、その周りの人々が、それぞれの「死生観」(生き方/逝き方)が変化していく様子を群像劇ながらもドラマチックに描く作品である。

前回公演『トラ』に引き続き、大河日氣と佛淵和哉の出演に加え、薄平広樹、大竹このみ、河合陽花、中村さち、福田航、藤本かえで、以上計8名の出演が発表となった。

高齢社会だけではない様々な問題を抱えた現代を生きていかなければならない私たち全員に通ずるクオリティー・オブ・ライフを問う作品となる。

公演概要
ハイワイヤ 第二回公演 『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。』
作・演出:高畑裕太(ハイワイヤ)
出 演: 薄平広樹/大河日氣/大竹このみ(贅沢貧乏)/河合陽花(海ねこ症候群)/
中村さち/福田航/藤本かえで/佛淵和哉
公演期間:2025年7月24日(木)~7月30日(水) ※タイムテーブルは後日発表
会 場:下北沢 シアター711 (〒155-0031東京都世田谷区北沢1-45-15)
チケット料金:後日発表

あらすじ
タナカは仕事や人間関係に激しく疲弊しながらも、豊かな家庭と穏やかな生活を手にするために、己を奮い立たせて生きていた。ある日、母親がレビー小体型認知症(※)を発症したという知らせが入る。
ゆるやかに自我を失っていって、まるで赤子に戻っていくかのように死への足取りを早めていく母の介護を余儀なくされながらも、日々の生活は更に多忙を極めていく。
それでも、日々衰えていく母と向き合いながら、誰しもが避けられない「老い」と「死」を通して、
漠然とした未来への答えを映し出していく。
※レビー小体型認知症は、「レビー小体」と呼ばれるたんぱく質が脳に蓄積することで発症する認知症。実際にはいないものが見えたり、聴こえたりする「幻視」(人や動物・虫、また「小人」など))や「幻聴」のほか、パーキンソン症状、睡眠障害などを併発する。アルツハイマー型認知症や血管性認知症と並ぶ「三大認知症」のひとつで、日本においてはアルツハイマー型認知症に次いで2番目に多い認知症となる。また当症例の余命は、個人差はあるものの一般的に診断されてから5~7年、または10年未満とされている。
ハイワイヤ 主宰:高畑裕太
【作・演出:高畑裕太コメント】今作はとある「家族介護」を中心に、現代の社会人が抱えている「疲れ」と、私たちの誰しもに訪れる「老い」と「死」を巡る物語です。
この企画を立ち上げて間もなくして、ずっと老人ホームに入居していた祖母が亡くなりました。家族の死が身近に降りかかってきた今、これから迎える「老い」や、その未来の先で一体どんな幸せを獲得していけるのだろうか?と強く考えます。
結婚もせずに、せっせと仕事して、ふと隣の人と口を合わせる度に、物価高と、芸能人のゴシップを肴に「ヤバイよね。」と顔を引きつらせながら、ただただ酒を飲む日々で本当に良いのだろうか?
そんな不安を巡らせながら、無常にも過ぎていく日々に、どんな答えが待っているのか。あの時の祖母が見ていたような「幻」の風景をヒントに、生まれてから死ぬまでにおけるそれぞれの目線を演劇作品に起こします。なんにせよ勝負の一作です。この魂尽きるまで全身全霊で臨みますので何卒よろしくお願いいたします。






ハイワイヤとは

2021年5月6日に俳優・高畑裕太主宰の演劇団体として旗揚げ。 主宰・作・演出の高畑裕太を中心 に、サポートスタッフの協力の下、活動、運営、企画考案を行う。
個人が体験したとある経験をベースに「社会の片隅で過ぎていく誰かの半生」を描く。
生きている中で誰しもに生じる不条理、ストレス、孤独、愛などといった
人間の普遍的な感覚を具現化する事で観ている側に強い共感性と没入感を呼び起こす。
時には舞台上の情景をコンテンポラリー的な要素を取り入れた演出で表現して、
自分達にしか出来ない新しい表現を追求する。
作品を通してお客様の記憶に深く残り続ける瞬間を作る事をモットーとする団体である。
2023年夏に『トラ』(作・演出:高畑裕太)を第一回公演として上演する。
当作は高畑裕太が中学時代に受けた「イジメ」と「幼少期の家庭環境」にまつわるエピソードを起点に
物語を立ち上げて「遠い過去の記憶と現在の自分との繋がり」を想起させる事をテーマとした作品となり、
シアター711にて5日間(9st)全ステージほぼ満席で上演された。総動員数は626人。
本作『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。』は団体として第2回目の公演となる。
「ハイワイヤ」という名称は、高層ビル、峡谷、滝の間など、通常より高い場所にロープを張って行う綱渡り「ハイワイヤー・アクト(Highwire act)」から由来している。


ハイワイヤ 公式SNS

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