投資先の株式会社hop on、西表島で電動小型モビリティのレンタルサービス立ち上げを準備

2025.04.25 09:00
GOB株式会社
客員起業家として2023年からGOB株式会社内で事業検証
起業家の世界観に投資するGOB株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:高岡泰仁)が創業出資を行った株式会社hop on(沖縄県八重山郡、代表取締役:松本亮)は、沖縄・西表島にて電動小型モビリティのレンタルサービスの立ち上げ準備中です。2025年5月上旬ごろのサービスローンチを予定しています。
あえて観光速度を落とし、移動そのものを観光コンテンツへ
沖縄・西表島に本社を構えるhop onは、電動小型モビリティの開発・レンタルを行っています。主に西表島を訪れる観光客に向けて、自由で非日常感のある移動手段を提供します。
hop onの車両(イメージ)

車両の最高速度は45/kmと、通常のレンタカーよりもあえて遅く設計しており、観光速度を落とすことで、旅の醍醐味である寄り道を存分に楽しめるようにしています。

車両サイズも軽自動車の半分ほどで、公共交通機関のように、目的地や経由地が限定されることもありません。好きな時間に好きな場所へ訪れることが可能です。

移動の自由さに加えて、非日常感も味わえます。ドアのない開放的な車両のため、移動中もその土地の風を五感で感じ取れます。移動が目的地までの手段ではなく、移動そのものが観光コンテンツとして成立します。
hop onと他の主な移動手段との比較

<サービス概要>
・乗車定員:3名
・レンタル場所:hop on西表島の玄関口である上原港から徒歩圏内
・予約方法:hop onのウェブサイト(2025年5月上旬までで準備中)より予約可能です
ミッションは「工業の民藝化」
hop onがローンチした電動小型モビリティのレンタル事業は、同社が実現を目指す世界観の一歩目に過ぎません。

同社のミッションである「工業の民藝化」に向けて、2025年内には、島民向けに車両の販売を予定しています。

hop onの車両は、軽自動車などと比べても安価で環境にやさしく、利便性の高い移動手段として島民の日常生活の足として機能する製品です。また同社の車両は将来的なカスタマイズのしやすさを考慮に入れて設計しているため、農作業や子どもの送迎など、用途に合わせて島民の皆さんがカスタマイズできるようになっています。
写真左が「ベース車両」と呼んでいる本体部分、写真中央・右が車両のカスタマイズ例

島民の暮らしの中にhop onの車両が根付き、島民の間で自由にカスタマイズする動きが定着することで、「工業の民藝化」を進めていきます。

hop onの世界観については以下のインタビューを併せてご覧ください。
西表島から始める「工業の民藝化」--hop onのこれから>
hop onが描く世界観への期待
松本亮さん(hop on代表取締役)コメント
私たちは、「暮らしに根ざしたもの」をつくっていくことを大切にしています。それは、ただ素朴で温かみのあるものをつくるということではありません。

これから私たちが目指すのは、“その地に暮らす人にとって本当に使いやすいもの”を、地域に根ざしたかたちで生み出していくことです。使いやすさとは、機能が多いことや最新技術であることではなく、その人の暮らしの中に自然と馴染み、思わず手が伸びること。その土地で、その生活に、本当にフィットしていることだと考えています。

だからこそ、私たちの乗り物も、これから島の道や距離感、使う人の動き方に合わせて、少しずつ調整を重ねながら育てていきます。

現在“工業製品”として一括りにされているものも、本来は地域でつくられ、地域で使い続けられる存在であったはずです。私たちは、そんな未来を見据えながら「工業の民藝化」を少しずつかたちにしていこうとしています。

この営みが、地に足のついた道具と、それを使う暮らしを通じて地域の魅力を引き出し、やがて旅の楽しさやユニークな風景へとつながっていくと信じています。
<プロフィール>
奈良県出身、西表島在住。工業高等専門学校の電気工学科を卒業した後、大手エネルギー関連会社に就職。家庭用機器の品質管理やメンテナンス、商品開発などに従事した。2022年12月に前職を退職し、本格的に事業に専念する。2025年3月に株式会社hop onを創業。


高岡泰仁(GOB代表取締役社長CEO)コメント
GOB株式会社は、「世界観に投資する」をミッションに、起業を志す人々と共に事業の可能性を探求し、社会実装に伴走してきました。hop onがその仲間としてサービスを展開できたことを心からうれしく思います。

hop onが掲げる「工業の民藝化」というミッションは、地域固有の風土に根ざしたものづくりを現代に蘇らせる試みです。グローバル化が進み、どの地域も画一的な景色を持つようになった現代において、西表島のような離島でさえ、かつての暮らしの最適解を手放し、標準化された製品に頼らざるを得ない状況にあります。しかし、本来、地域にはその土地ならではの素材や知恵があり、それを生かしたものづくりが、豊かな暮らしへとつながっていくはずです。

私たちは、hop onが「工業の民藝化」というアプローチを通じて、地域の風土に根ざしたプロダクトを生み出し、人々の暮らしに新たな選択肢を提供することに大きな可能性を感じています。そして、この挑戦こそが、ものづくりの未来を切り拓く鍵になると確信しています。

GOBは、hop onの挑戦を全力で応援し、共に新たな価値を創造していくことを楽しみにしています。これからの展開に、ぜひ注目してください。


■株式会社hop on
所在地:〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町字上原652番地の1
代表取締役:松本亮
設立:2025年3月3日
事業内容:車両の企画、設計、製造、販売、輸出入、貸出、リース、改造、修理、シェアリング及び中古車両の買取・販売など

■GOB株式会社
所在地:東京都渋谷区初台2丁目14−9木田ビル201号
代表取締役社長CEO:高岡泰仁
設立:2014年8月19日
事業内容:起業支援(事業創造、教育)、スタートアップ投資、企業・自治体向け支援(アクセラレーションプログラムの開発運営、コンサルティング、ワークショップなど)
資本金:1,000万円
ウェブサイト:

あわせて読みたい

奥能登の“住める駐車場”車中泊スポット「田舎バックパッカーハウス」、 キャンピングカー旅行者など向けに再オープン
PR TIMES
電動モビリティ(特定小型原付)に乗りながら、街なかで「あいさつ」♫エベサー見守り隊員(TEAM ebesah)募集
ラブすぽ
アメリカンシェーブアイスが楽しめる電動かき氷器「シェイブアイスメーカー」登場
PR TIMES Topics
トヨタ、最小の電気自動車「FT-Me」を発表 ― ソーラーパネル搭載の都市型モビリティ
Ubergizmo Japan
製造業xアートx自然で未来を切り開く
PR TIMES
【メゾンカカオ】ジェイアール名古屋タカシマヤの夏催事に出店
PR TIMES Topics
近畿地方のレンタカー業界初!国際線就航後初の夏休み、スカイレンタカー神戸空港店で車載できるモビリティの移動サービス開始
PR TIMES
千葉県成田市のSolana Smart INN成田空港で「LUUP」の電動キックボードがご利用可能に
PR TIMES
3才から使えるナチュラル処方のシャワージェル登場
PR TIMES Topics
福井県おおい町で「LUUP」の電動キックボードと電動アシスト自転車が今年も利用開始
PR TIMES
中国地方初!つばめ交通×広島レンタカー、降車後の「徒歩」も支える移動サービス開始。業界横断で観光&日常の二次交通課題を解決へ
PR TIMES
スパイスクッキー缶の“八幡屋礒五郎コラボKAN-KAN”を販売
PR TIMES Topics
大阪・関西万博開催期間に、人とモビリティが共存する未来に向けたチャレンジを大阪市と共に。TOYOTA歩行領域BEV※『C+walk』とAI音声ガイドを活用した観光サービス『OSAMPO』を実施!
PR TIMES
Lime、沖縄・那覇でUberアプリでもLimeの電動モビリティ利用が可能に、また「最初の15分が90円」の新料金へ
PR TIMES
心と身体をやさしく整えるヨガ体験開催
PR TIMES Topics
全国最大規模の店舗を有するトヨタレンタリース沖縄で折りたためる近距離モビリティ「ウィル」のレンタルサービス開始
ラブすぽ
国内外の旅行需要増に対応!HIS京都ツーリストインフォメーションセンターで免許不要の近距離モビリティ「ウィル」のレンタルサービス提供開始
PR TIMES
スポーツジムとジェラート屋が開発したプロテイン入りジェラート発売
PR TIMES Topics
【夏休みの過ごし方】西表島の大自然を体感しよう!
PR TIMES
鎌倉の電動モビリティのレンタル・販売ショップ『TROUVER(トルーバー)』が旅行の便利アプリを配信開始。さらに、電動モビリティメーカーAINOHOT「AS6」「SAGA one」を導入。
PR TIMES
ピングー×珈琲館初コラボ!程よい透け感の大人可愛いクリアバッグ登場
PR TIMES Topics