オックスフォード大学院への留学資金を集めたい

2025.04.18 22:31
2025年10月から1年間、英オックスフォード大学のMSc in Sociology(社会学修士課程)に進学する予定です。留学のための資金を補完する400万円を集めています。自己紹介坪山 倫 東京大学大学院人文社会系研究科社会学研究室 修士課程1年 
【略歴】
2001年、福岡県苅田町生まれ。1歳の時に両親が離婚し、母子家庭で育つ。
2008年、苅田町立南原小学校入学。
2014年、私立久留米大学附設中学校入学。2017年、同高等学校入学。2018-2019年、高校生徒会長を務める。高校時代3年間を通して二又教育文化振興奨学金給付を受ける。
2020年、久留米大学附設高校卒業し、現役で東京大学教養学部文科一類に入学。石橋財団奨学金奨学生に採用され、学部在学中を通じて支援を受ける。
コロナ禍で上京する。入学当初は法学部→外務省のパスを志望していたが、一年次に所属したサークルで、息をするように他人の悪口を吐く人間に出会ったことで、人間の性格を形成する社会的過程や人間関係の構造要因に関心を持ち、二年次の進学選択で社会学に転向。前期課程の二年間を通じて高山博先生(附設高23回生)のゼミに参加し、二年次にはゼミ長を務める。
2022年、東京大学文学部社会学専修進学。出口剛司先生のもとで社会理論・社会学史を学ぶ。
2022年夏から2023年春にかけて、フランスのパリ政治学院に留学。政治学や公共政策学を学ぶ。
2023年秋から東大に復帰し引き続き社会学専修で勉強。留学の関係で一年留年し(制度上不可避)、五年次に卒業論文として「社会信用システムにおける複雑性縮減過程の理論的モデル化」を執筆。これは、中国の社会信用システムの成立背景を探るとともに、それが如何なる理路で社会秩序の達成や治安維持に貢献しようとしているかを批判的に検討するもの。
2025年3月、東京大学文学部を卒業。オックスフォード大学社会学修士課程よりオファーを受領。
2025年4月、東京大学大学院人文社会系研究科社会学研究室進学。
2025年10月からのオックスフォード大学への転学を目指している。

このプロジェクトで実現したいこと
オックスフォード大学大学院(1年間の修士課程プログラム)への留学に必要な資金、総額約1,200万円のうち、3分の1にあたる400万円を集めることを目指しています。このクラウドファンディングを通じて集まった資金は全て、(生活費ではなく)学費の支払いに充てます。
まず、「留学に必要な資金、総額1,200万円」の内訳を詳説します。第一に、オックスフォード大学社会学修士課程(1年間)の学費が約38,000ポンド(760万円)です(参照:https://www.ox.ac.uk/admissions/graduate/courses/msc-sociology#content-tab--4)。第二に、オックスフォードにおける1年間の生活費が、大学公式の算定で平均200ポンド程度(400万円)となっています(https://www.ox.ac.uk/admissions/graduate/fees-and-funding/living-costs)。第三に、航空費代や学生ビザ申請料金など渡航までに必要な資金が合計で50万円ほどと見込まれます。これらを足し合わせた金額が1,200万円となり、この度はこちらを「留学に必要な資金」として位置付けております。
現在、平和中島財団の給付奨学金(総額約400万円)に採択されており、また個人投資家の方からも400万円の融資をしていただく予定です。これらを併せた800万円を以てしても不足する残りの400万円を、母校である久留米大学附設高等学校の同窓生の方々を中心とする方々のご支援のもとに集め、修士課程留学を実現したいと考えています。
また当然ながら、私の最終的な目標は、オックスフォードに留学することそれ自体にはありません。月並みな表現ですが、オックスフォード留学は私の将来的な目標に照らして通過点以上のものではありません。私は修士課程修了後、欧州の国際機関(特にUNODCやICPO-Interpol)での、半年間のインターンに参加する計画を立てています。その後のパスとしては2通りに大別されます。第一に、国際機関に残り数年以内の正規職員への昇格を目指すこと。第二に、一度日本に帰国して就職し、実務経験を積んだ上で、再び欧州に戻り国際機関に正規就職すること、です。どちらのパスを辿ったとしても、最終的には国際機関での業務に携わりたいと考えています。また、既にUNODCやICPOで働く知り合いがおり、面談を重ねた上で、是非インターンに参加してほしいとのお声がけを受けています。
国際機関での業務における具体的な目標は、世界の各所における犯罪の防止や、テロリズムを含む国際的な犯罪の防止に、データ分析や制度構築の面から貢献することです。「オックスフォード大学に留学を希望する理由」のセクションでも詳説しますが、オックスフォードにおける修士プログラムの中で、充実した社会科学的データ分析技術を獲得し、同時に治安維持制度について研究を行うことで、実務にも直結する能力を高めることができる確信しています。充実した研究と学習の環境において多くの学術的・実務的な経験を積み、同時に人的ネットワークを大幅に拡げることに全力を尽くすことで、将来における自分の可能性を最大限拡充する気概です。

オックスフォード大学に留学を希望する理由
私が東京大学大学院を離籍し、オックスフォード大学大学院に転学したいと考えている理由は、そこにおける「研究・学習環境の充実と適合」です。以下、詳述します。


私は、現代諸国家における信用制度・社会統治制度が、治安維持や犯罪抑止、社会秩序の構築に寄与するプロセスに関心を置いています。
学部の卒業論文では、その中でも中国における「社会信用システム」に注目しました。中国には、国家政府主導のもと各都市が管轄する信用システムの網が張り巡らされようとしています。最も卑近な例として、あなたが赤信号を渡るとあなたの信用スコアが低下し、逆にボランティアなどの社会貢献活動に参加するとスコアが上昇する、というようなスコアリングシステムが挙げられます。研究では、そのような制度体系が構成されてきた歴史的背景や、その制度が中国社会の様々な場面における不確実性を低減し犯罪率を低下する理路を、理論的に解明しモデル化することに取り組みました。
修士課程の研究では、このような信用制度が治安維持や社会秩序維持に有効であるのか、そして有効である/あり得るとすればどのように有効である/あり得るのかを、回帰分析などの計量的な手法やシミュレーションなどの数理的な方法を通じて分析・考察することを計画しています。
ただ、東京大学には、信用制度に関する社会学を専門とする教員が存在せず、また自分がフィールドの一つとして注目している中国を専門に研究されている教員も在籍していません。
これに対し、オックスフォードの社会学部には、現代社会における信用を専門に研究されているHeather Hamill教授や、現代中国社会を専門に研究されているRachel Murphy教授が在籍しており、自分の研究関心に照らして最適な環境と言えます。実際に、アプリケーションの際も、彼らの関心との適合をアピールしており、選抜に当たってもその点が評価されたものと考えています。
指導教員との適合性に加えて、オックスフォードには他の大学の追随を許さない、社会科学方法論の訓練が用意されています。特に、自分が研究で用いようとしている軽量的な手法に関する訓練において、オックスフォードのプログラムは抜群の強みを有しており、これは東大や他の大学で学習する中では得難い恩恵です。
他にも、オックスフォードには、Oxford China Center、Nissan Instituteなど、現代東アジア研究の最先端を行く研究所が多く所在しています。また、世界的に高名な教授が一堂に会するセミナーも頻繁に行われているため、自身の研究についてアピールするチャンスや、共同研究を持ちかけるチャンス、そして国際的な学会にアクセスし自分の研究成果を世界に向けて発信する機会にも圧倒的に恵まれています。私はこれらの潜在的機会を最大限に活かし、自分の持ち得る学問的熱意を全てぶつける気概で研究とその発信に取り組む所存です。

リターンについて
ご支援額:リターン(詳しくは、PC版の場合はページ右部/スマホ版の場合はページ下部をご確認ください)
5000円以上:お礼のメッセージ
10,000円以上:(上記に加えて)支援者さまのお名前・ご所属の公開(ご希望の有無に依る)
50,000円以上:(上記に加えて)オックスフォードで撮影したさまざまな写真
100,000円以上:(上記に加えて)オックスフォード留学レポートエッセイ
200,000円以上:(上記に加えて)オックスフォードでのガイド・通訳(1日間)
250,000円以上:(上記に加えて)オックスフォードでのガイド・通訳(2日間)
500,000円以上:(上記に加えて)留学報告会・講演会へ私を招集いただく権利(修了後5年間)
1,000,000円以上:(上記に加えて)留学報告会・講演会へ私を招集いただく権利(修了後15年間)

スケジュール
2025年4月 クラウドファンディング開始
2025年7月 オックスフォード大学に財政証明(留学資金を確保できることの証明)を提出
→これまでに留学資金総計約1,200万円(クラファンで400-450万円)を集めることが目標
2025年10月 オックスフォード大学大学院社会学修士課程(MSc in Sociology)入学
2026年9月 同課程修了見込み
(2026年秋 国際機関でのインターンシップ開始:ウィーンのUNODCやリヨンのICPOを念頭に置く)
(2027年春 日本に帰国し就職or欧州に残り就職)

最後に
私は、経済的には恵まれない環境で育ったものの、奨学金を含む多くのご支援のおかげで、これまでさまざまな教育的目標を叶えて来ることができました。私費では授業料を賄えない久留米大学附設中高や東京大学における教育機会に恵まれたのも、全て給付型奨学金の支援によるものです。私はこのようなユニークな経験を活かし、将来的には、ひとり親家庭を中心とする相対的貧困家庭に対して、就学や留学の支援をする基金を創設したい、と強く願っています。これは、国際機関などでの仕事を通した国際社会における活躍という自分自身のキャリア的目標と同等に、極めて大切な目標です。オックスフォード大学院への留学は、自身の研究を深化し、キャリアパスに対する視座を拡大し、貴重な人的ネットワークを強固にするための最良の機会であり、それゆえに、上記の目標を叶えるための大きな一歩となります。
ご支援はもちろんのこと、ページのシェアや応援のメッセージも大変励みになります! 
一人でも多くの方と、この目標を共に実現できれば幸いです。宜しくお願い申し上げます!!

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