finalの新しいヘッドホンシリーズより「DX6000」誕生 フリーエア構造による全く新しい超開放型の音場感&トランジェントコイルシステムによる高精細で滑らかなサウンドを実現

2025.04.18 17:59
株式会社final
2025年4月18日(金)予約開始、2025年4月25日(金)発売
国内オーディオメーカー株式会社final(代表:細尾 満、本社:神奈川県川崎市)は、新しいヘッドホンシリーズ「DX series」より、初めてのモデルとなる「
」を2025年4月18日(金)より予約開始、2025年4月25日(金)に発売いたします。

「DX series」は、これまでにない革新的なダイナミックドライバーの開発を軸とした新たなヘッドホンシリーズです。
シリーズ最初のモデルとなる「
」は、新たに開発した「トランジェントコイルシステム」により、驚くほど高精細で滑らかなサウンドが特長で、高いトランジェント性能と階調まで認識できる精細な低域を両立しています。
<フリーエア構造による超開放型の音場感>
ドライバーの前室と後室とを繋ぐ「フリーエア構造」により、従来の開放型ヘッドホンを超える超開放的な音場感を実現。まるでイヤースピーカーをイメージさせる自然で広がりのある新しい音楽体験が可能です。
フリーエア構造

〈発泡シリコンエッジを採用した革新的なダイナミック型ドライバー〉
新設計のダイナミック型ドライバーユニット(DU)は、剛性が高く内部損失の大きなマグネシウム合金を振動板の材料として採用しています。それにより、分割振動と不要な共振の発生がしにくくなっています。

今回のドライバーユニット開発に数年を要したのがエッジの開発です。一般的なエッジ材料では、ある特定の周波数帯域で共振が発生することを抑えられません。私たちはこの問題に発泡シリコン樹脂を採用することにしました。極めて軽量であるという発泡素材の特長を活かし、エッジに厚みを持たせています。
極めて軽く柔らかく同時に厚みを持たせた素材の採用によって、動きやすさと不要な共振を発生させないようにするという相反する問題を解決しています。

また、このエッジ材料とマグネシウム振動板は、一般的な接着剤による貼り合わせではなく、金型内部にマグネシウム振動板を固定した状態で発泡シリコン素材を流し込んで一体成形するという方法を採用しました。振動板とエッジ間の接着剤が引き起こす、塗布量の差による個体差等、様々な問題を根本的に解決しています。
DX6000振動板
新型ドライバーユニット

〈入力信号への正確なレスポンスを実現するトランジェントコイルシステム〉
ドライバーユニットの背面とイヤーパッド内、ハウジング内部と外部といった一連の通気を開放すればするほど、開放的で自然な音場感を得られますが、それにつれて低音の再生周波数帯域は狭まってしまいます。これを解決するためには、ドライバーユニットのf0、最低共振周波数を大きく下げなければ実現できません。

しかし、一般的に開放型のヘッドホンはインピーダンスを高く、つまりボイスコイルの巻線数を多く、重くすることとコイルのL分を大きくすることで高域の音圧を落とすという手法が一般的です。そのままでf0を下げるためにエッジに柔らかい材料を使うと、正確なピストンモーションが妨げられてしまいます。

この相反する要素を解決するために、コイルをドライバーユニットに直列に挿入する「トランジェントコイルシステム」を開発しました。これにより、振動系(振動板+エッジ+ボイスコイル)を軽量に保ったまま、高域の音圧を下げ、エッジに柔軟で動きやすい素材を使うことで低いf0、最低共振周波数を実現しています。これらの技術が相互にバランスをとることによって、開放的な音場感と必要十分な低音感を両立し、同時に、軽量な振動系により、鋭い音の立ち上がり・立ち下がり(トランジェント)を実現しています。
トランジェントコイルシステムの役割

〈和紙を使用した特殊生地の開放型イヤーパッド〉
本製品は、極めて低い最低共振周波数(f0)を実現したため、ドライバーユニットの能力だけで、密閉度の低いイヤーパッドでも十分な低域の再生が可能になっています。
この音質に大きな影響を与えるイヤーパッドは、表面素材としてドライな肌触りと耐久性を兼ね備えた和紙を使用した特殊な生地と通気性に優れた発泡体を採用した自社開発品です。また、ヘッドバンド部も同様の素材を採用し、湿気に強く高い耐久性を実現しました。
DX6000

<DXシリーズ専用OFCケーブル&セミハードケース>
このほか、DXシリーズ専用の軽量なOFCスリムケーブルを新たに開発しました。本製品にはXLR/3mを同梱いたしました。本製品の保管や持ち運びにも便利な専用のセミハードケースに収納してお届けします。
DXシリーズ専用の軽量なOFCスリムケーブル
セミハードケース


これまでにない革新的なダイナミックドライバーの開発を軸とした新たなヘッドホンシリーズの初モデルとなる「
」で、全く新しい音場感とサウンドをぜひご堪能ください。

※「トランジェントコイルシステム」を搭載することにより、定格インピーダンスは47Ω@1kHzですが、20kHzではインピーダンスは480Ωまで上昇しますので、本製品はポータブル機器ではなく、ハイインピーダンスに対応するなどの十分な電力性能を持った据え置きアンプの使用を推奨します。


【DX6000】
◎特長
- フリーエア構造による超開放的な音場感
- 発泡シリコンエッジを採用した革新的なダイナミック型ドライバーの開発
- 入力信号への正確なレスポンスを実現するトランジェントコイルシステム
- アルミマグネシウム合金の切削筐体
- 和紙を使用した特殊生地の開放型イヤーパッド
- 新開発着「OFCスリムケーブル」脱式ケーブル
- 小型で持ち運びしやすいセミハードケース付属

◎スペック
- 筐体:マグネシウム合金
- ドライバー:ダイナミック型
- コネクター:XLR
- ケーブル:OFCスリムケーブル(XLR)
- 感度:83dB/mW
- インピーダンス:47Ω(1kHz)
- 質量:363g
- コード長:3m

◎付属品
 着脱式ケーブル(OFCスリムケーブル XLR/3m)、セミハードケース
◎final公式ストア発売価格
 248,000円(税込)
◎予約開始日
 2025年4月18日(金)
◎発売日
 2025年4月25日(金)
◎取り扱い
(WEB)、全国の家電量販店、イヤホン・ヘッドホン専門店 等
◎製品ページ
画像ダウンロードは
株式会社final
finalは神奈川県川崎市に本社を置く日本のイヤホン、ヘッドホン専門ブランドです。
再生音のクオリティは音楽体験に大きな影響を与えると考え、世界でもトップクラスと評価の高いハイエンドの平面磁界型ヘッドホンから手の届きやすいエントリークラスのイヤホンまで、価格に関わらず音楽から高揚感を得られるような音質設計を行っています。

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