株式会社スペック
「徳島県上勝町×TOKYO TORCH~」飲んで・食べて・体験して。まちの未来を考える。
日本の自治体で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町が主催するイベント「Future Beer Garden 2025~徳島県上勝町×TOKYO TORCH~」を2025年5月16日(金)・17日(土)の2日間、TOKYO TORCH Park(東京都千代田区大手町2丁目6-4)にて開催します。
株式会社スペック(本社:徳島県徳島市/以下、スペック)が運営を手掛ける徳島県上勝町主催の本イベントは、上勝町の魅力を「飲んで・食べて・体験」しながら、都心においても資源循環を身近に感じていただくことを目的として実施しております。昨年は初開催でありながら、2日間で1万人以上の来場者を迎え、ごみの排出を抑えながら楽しむ新しいビアガーデンの形として、高い評価をいただきました。
■今年の開催テーマ「Drink to Link(ドリンク・トゥ・リンク)」
Beer Garden=“大人だけ”の楽しみではなく、Future Beer Garden=これから大人になる子どもたちと一緒に「未来のことを考える」
本イベントでは、未来を担う子どもたちのために「今、何ができるか」を考えるきっかけとなるコンテンツを多数ご用意しております。子どもから大人までがサステナブルな選択を楽しみながら体験できるイベントを目指します。
会場では、上勝町がこれまでに取り組んできたゼロ・ウェイストの活動を紹介するとともに、町内の事業者の出店をはじめ、同町のゼロ・ウェイストの理念に賛同する飲食店やシェフ、ブランドとコラボレーションし、上勝食材や「reRise(リライズ)野菜(※)」を活かした特別メニュー、特産品の販売を行います。
また、飲食の他にも家族で楽しめるワークショップやトークセッションを開催するなど、サステナブルに飲んで・食べて・体験できるコンテンツを提供します。
※reRise野菜:常盤橋タワーで発生した生ごみを、専用のコンポストで液肥化。その液肥を近郊の農地で活用し育てた、循環農業によるサステナブルな野菜。
reRiseについてはこちら:
■注目の5つのポイント
本イベントでは、飲食店の他にも、ゼロ・ウェイストアクションを実際に体験いただく仕組みと企画を展開します。
1.ごみ排出を最小限に抑えたサステナブルな飲食体験
(堆肥化食器、リユースに加え、水平リサイクルができるアルミカップ導入など)
2.上勝町の分別方式から習ったゴミステーションの設置
3.常盤橋タワー内コンポスト「reRise TOKYO」見学ツアー(関係者向け、要予約)
4.ワークショップ(MY箸づくり、ペットボトルキャップのアップサイクル体験)
5.最先端を学び、新たな視点をもつトークセッション「The Regenerative Local & City Summit」の開催
The Regenerative Local & City Summit
都市と地域が直面する課題を「リジェネラティブ(再生)」の視点で捉え直す「The Regenerative Local & City Summit」 が、『WIRED』日本版とスペックによる共催で同時開催されます。
100年に一度の大規模再開発が進む東京を中心とした都市部と、人口減少やインフラ老朽化に直面するローカル。それぞれの課題を乗り越える、環境や経済を再生する新たなヴィジョンとは? 不動産デベロッパー、建築家、研究者、起業家、アーティストなど、多彩なゲストが未来の都市と地域のあり方を語り合います。
参加人数:60名
参加費:調整中
会場:MY Shokudo Hall & Kitchen
(〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6−4 常盤橋タワー 3F)
主催:『WIRED』日本版、スペック
協力:三菱地所
■コラボクラフトビール、今年も登場予定!
本イベントでは、昨年好評だった「TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール-」の2025年版を販売予定です。
このビールは、スペックと三菱地所のサステナブルな取り組みから生まれました。常盤橋タワー内で発生した生ごみをコンポスト化し、そこから生成された液肥を活用し育てたreRise食材を使用。
スペックが運営するブルワリー「RISE & WIN Brewing Co.」のコンセプト『JUST DRINK KAMIKATZ BEER(=美味しいビールを飲むだけで、環境にちょっと良いコトに繋がっている)』を体現したビールです。
ビールを味わうことで、誰もが気軽にゼロ・ウェイスト活動に参加できる仕組みになっています。
詳細は続報をお待ちください。
■イベント概要
イベント名:Future Beer Garden 2025 ~上勝町×TOKYO TORCH~
日時:2025年5月16日(金)15:00~22:00 / 17日(土)11:00~20:00
会場:TOKYO TORCH Park(東京都千代田区大手町2丁目6-4)
入場料:無料(予約不要)
主催:徳島県上勝町
後援:千代田区
運営:スペック
公式サイト:
■出店テナント
No Code米澤文雄シェフが率いる東京西麻布のアトリエ兼レストラン。厳選した食材を使用し、独創的なアイデアと技術でフュージョン料理が楽しめる。また、東京丸の内「新丸ビル」内に展開するNY BISTRO by NO CODEでは、昼はハンバーガー、夜は様々なスパイスやオリジナリティ溢れる料理をナチュラルワインと共にビストロスタイルで気軽に楽しめる。
naeme千葉県鴨川市で環境再生に取り組むコミュニティファーム。ハーブとエディブルフラワーの生産を中心に、環境負荷のない農業に取り組む。2023年4月からは、ファーム内に 〈naeme farmers stand〉をオープンし、ハーブや採取した植物を使った加工品、地域の無農薬農産物を扱う直売所とカフェ、食と農に特化したイベント行う場所をスタート。
【上勝町】PERTORNARE日本家屋ならではの温かみのある柔らかい空間で、自然あふれる上勝町の新鮮で旬な食材を味わえる本格イタリアン。
2024年5月よりオーベルジュを開業。
【上勝町】RISE & WIN Brewing Co.スペックが運営する上勝町に拠点を構えるブルワリー。
ビールをゼロ・ウェイスト活動を自分事化するための手段と捉え、上勝の暮らしや体験に根ざした魅力を発信している。
【上勝町】TONPUKU頓服する、=TONPUKUのジェラートを食べて回復すること。“回復”がコンセプトのクラフトジェラートブランド。上勝町で丁寧なジェラートづくりと実店舗を営業する。山の工房ならではの草木をつかった味わいや、徳島県の農作物を丸ごとたっぷりとつかった季節ごとに移り変わる濃厚な果実のジェラートが特徴。
AMBESSA & CO「わたしたちは、“PURE, NATURAL & SUSTAINABLE”を合い言葉に、地球にも、生産者にも、そしてわたしたち自身にも優しい「自然の恵み」をお届けします」をコンセプトに、自らも自然農をベースに農作物を育てながら、オーガニック食品の卸売業を営む。事業運営に使用するエネルギーは太陽光自家発電の電気を使用し、自然環境の保護や再生活動にも積極的に取り組む。
ダンデライオン・チョコレートサンフランシスコ発祥のBean to Barチョコレートブランド。
使用するカカオ豆の生産者をすべて訪れ、時には発酵から乾燥までのプロセスについて対話し、直接交渉を行った上で、輸入を行っている。
Co・En Corporation「人がつながる、森が広がる」マダガスカルのアグロフォレストリーで育てられたバニラビーンズやスパイスを扱う。森をつくる農業とも言われるアグロフォレストリー。年に1度は必ず現地を訪れ農家とコミュニケーションを取り、収入を得ながら森を広げるアグロフォレストリーを応援することで、農家の収入安定や環境の保全の促進を目指す。
Overview Coffeeコーヒーの栽培方法を見つめなおし、土壌の再生と気候変動問題の解決へ寄与することをミッションに、アメリカ・ワイオミング州で2020年春に発足したスペシャルティーコーヒーロースター。
■ワークショップ
子ども達も楽しめる体験型コンテンツ(一部有料)をご用意しております。
ワークショップを通して自然に「ごみ」や「リサイクル」について学ぶことができます。
上勝の木材でMY箸づくり上勝町の杉の木を活用した箸づくり体験です。
親しみのある箸を自分の手でつくり、実際に使うことで、森林問題への興味喚起や使い捨て文化に対する意識変化、物を大切にすることを学びます。
ペットボトルキャップのアップサイクル体験・株式会社湘南貿易
1997年に神奈川県平塚市で設立され、横浜を本拠とする貿易会社。特にエコロジー事業部では、プラスチックリサイクルの更なる普及、可能性の追求を目指し、企業や自治体と連携しながら持続可能な社会の実現に取り組む。
会場では、分別された色とりどりのペットボトルキャップを原料に、アップサイクル体験ができます。
■サステナビリティに関する取り組み
エコイノジャパン100%天然植物由来でプラスチックに代わる再生可能な材料を開発する「EcoinnoJapan株式会社」の協力のもと、サトウキビの搾りかすを主原料としたプラスチックフリー、PFASフリーの使い捨て食品容器を導入します。
昨年度のイベントで使用された食品容器は、来場者によって分別された後、RISE & WIN Brewing Co.によって堆肥化され、現在は農作物の栽培に活用されています。
UACJ国内トップシェアを誇るアルミニウム総合メーカー「株式会社UACJ」の協力のもと、水平リサイクル可能なアルミカップを導入します。リサイクル効率の高いアルミカップを導入することで、 ごみ排出量の抑制や資源節約など、イベントでの環境負荷の低減を目指します。
スペックと三菱地所は、三菱地所グループが掲げる「三菱地所グループの Sustainable Development Goals 2030」に掲げる廃棄物の再利用率と排出量削減に関する目標(※)達成に向けて協業を開始しました。現在は、生ごみを中心にリサイクル・アップサイクルの検討・実証実験を進めており、その中でスペックは、ごみの分別と資源循環を実現する仕組みの構築サポートを実施。具体的には、常盤橋タワー(2021年竣工)内に設置したコンポストで施設から出る生ごみを液肥化し、近郊農地(ゼロ・ウェイスト社食を目指す株式会社ノンピ社の協力)でその液肥を活用した農作物を育て、収穫された農作物を常盤橋タワーや三菱地所の社食(株式会社ノンピ社運営の「SPARKLE(スパークル)」)で提供するなど、スペックがこれまで上勝町の取り組みを参考に実現してきたサステナブルな活動のノウハウを発展させ、三菱地所が抱える生ごみの課題に対して実現可能なソリューションを提案してきました。
※ 廃棄物再利用率 90%と排出量20%削減(2019 年度比/m²あたり)を目標に掲げるとともに、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)では、廃棄物再利用率100%を目指しています。
本取り組みの詳細はこちら:
また、この取り組みは環境配慮と経済活動を両立する次世代のまちづくりとして評価され、昨年8月にForbes JAPAN主催「Xtrepreneur AWARD 2024」の「ローカルインパクト」部門を受賞しました。
受賞についてはこちら:
■RISE & WIN Brewing Co. について
日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った、徳島県上勝町(※)に拠点を構えるブルワリー。
美味しいクラフトビールを仲間とカジュアルに楽しむ、ただそれだけで上勝の美しい環境を守り、社会課題を知る小さなきっかけとなる。RISE & WINはそんな心地良い循環を目指し、ビールを、ゼロ・ウェイスト活動を自分事化するための手段と捉え、上勝の暮らしや体験に根ざした魅力を発信しています。
RISE & WINでは、ビールの製造過程で排出される副産物(モルトかす)をごみにせず微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造しています。
このようなポジティブな資源循環の仕組み作り(=“reRise”)に積極的に取り組み、これまでの経済活動により失われた環境資源の回復と、創造的な体験価値や文化活動を融合させることで、地球をより良くするソーシャルアクションを起こしていくことを目指しています。
“JUST DRINK KAMIKATZ BEER”
美味しいビールを楽しむだけで 「環境にちょっと良いコト」に繋がっている
※上勝町は2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至りました。
HP:
会社概要
社名:株式会社 スペック
設立:1970年9月
代表者:田中 達也
所在地:徳島県徳島市川内町沖島85-1
事業内容:
・ バイオサイエンス検査・分析事業
・ サステナブルソリューション事業(企業研修、サステナブル・コンサルティング “reRise”)
・ RISE & WIN KAMIKATZ事業(クラフトビール製造販売、宿泊・観光業)
・ 徳島県上勝町地方創生支援
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