【コンセプトムービー公開中!】《空飛ぶクルマ》で変わる「これからのビル」とは?

2025.03.31 16:00
株式会社三菱地所設計
世界最大級の不動産見本市に初参加、当社のモビリティ×都市コンセプトを発表

株式会社三菱地所設計(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:谷澤 淳一)は、2025年3月11~14日にかけて、フランス・カンヌにて開催されたMIPIM 2025(不動産プロフェッショナル国際マーケット会議)に初参加し、「都市・建築・人をつなぎ合わせるツール」として、建物の内外を問わずに人の移動をシームレスなものとする新時代のモビリティ『SMS:Seamless Mobility System』(以下、SMS)に関する一連の構想を発表したことをお知らせいたします。
本リリースでは、その発表の概要をご紹介します。
MIPIM 2025にて発表する、三菱地所設計 デザインスタジオ 加藤 匠 シニアアーキテクト。


当社は、会場にて『Seamless Mobility System』と題したプレゼンテーションを実施しました。地上から空中にまで拡張する一連のモビリティの構想と、これにより変容する未来のまち・建築像を紹介。プレゼンテーション後には、海外のデベロッパーやメーカーからさまざまな質問や意見が寄せられ、活発なディスカッションが展開されました。建築設計事務所として、都市開発から個別の建築設計に至る、幅広い知見のもとでの提案力を有することを対外的に示しました。

MIPIM(Marche International des Professionnels de l’Immobilier)は、1990年より毎年開催されている、投資家や不動産・建設企業、メーカー等が一堂に会する世界最大規模の不動産見本市。MIPIM 2025には90か国より2万人超の参加者が集いました。日本は、国土交通省と、民間企業・自治体14 団体による「ジャパンブース」を出展。カンファレンスや交流イベントを行いました。
「未来のモビリティの仕組み」を通じて「未来のまちの仕組み」「建築のすがた」を提案
当社が2023年度より継続して発表を行ってきた、より自由な都市空間の利用を可能とするモビリティ構想『SMS』は、路上を走行するキックボードや、ビル内外の境界を越えて移動できる小型モビリティ、これを空中にまで展開させたVTOL(垂直離着陸機。都市型の次世代航空交通として注目される「次世代エアモビリティ」「空飛ぶクルマ」)といった一連のモビリティに関する提案です。

人びとの移動の利便性を向上し、都市空間をより可変的で自由に使えるものにする『SMS』は、建築設計事務所からのアプローチとして、モビリティそのものの姿を描くだけでなく「進化したモビリティによる『新たな移動』がインストールされた、未来のまち・建築のあり方」の提案である点が特徴です。
2024年に発表したVTOLの構想をさらに拡張し、MIPIM 2025では(左図、左から)1人、2人、4人乗りのeVTOLモデルや、これにより姿を変える「未来のビル」(右図)を提案。※1人、2人乗りモデルは欧州における意匠権(欧州共同体意匠)を出願中。4人乗りモデルは、2024年に欧州共同体意匠 DM/235029、日本における意匠登録第1775924号を取得済。


可変的なシステムでシームレスな移動を可能とするモジュラー型VTOLシステム
当社が提案するVTOLは、プロペラ・キャビン・走行の3つのユニットから構成される、全自動操縦のモジュラー(組み合わせ)型のモビリティシステムです。
離発着ポートと一体で機能し(後述)、ポートからポートへの空中移動に限らず、空中と地上への移動をもシームレスにつなぎ合わせます。
2人乗りのVTOL。モジュール(ユニット)の組み合わせで飛行モードと走行モードに変形。

映像配信中/空中と地上の移動をつなぎあわせる「進化した未来のビル」の姿とは
MIPIM 2025では、こうした空中・地上を移動するモビリティよって姿を変える建築と都市の姿を描き出した『SMS』のコンセプトムービーを上映、高い好評をいただきました。
本ムービーをWebにて配信中(https://vimeo.com/1061124625)です。
下記リンクよりご覧ください。
【MIPIM2025】Seamless Mobility System / Mitsubishi Jisho Design Inc.
『SMS:Seamless Mobility System』コンセプトムービーの一部をご紹介します
VTOLにより、ビルの「新たな玄関」となる屋上の姿。離発着ポートとして、旅客や荷物の乗降や、VTOLとPodbusのモード転換などが行われます。パーゴラ屋根にはプロペラユニットを懸架しておくことができます。
空中輸送のために、屋上付近に荷捌きを設置。これにより1階部分の荷捌きや倉庫といったスペースを縮小。よりオープンな都市空間を実現します。
Podbusを移動させる垂直動線がビルの新たな機能に加わります。従来のエレベータと異なり、1つのリフト(レーン)に複数のパレット(床板)を稼働させることで待ち時間を短縮するシステムを構想。エレベータもまたモビリティのひとつとして、「シームレスであること」を追求しました。
モビリティのビルへの導入によって大きくその構成を変えるオフィスフロアも紹介。地上や上空から各階へと直接アクセスできるようになり、小型搬送ロボットやキックボードのポートが共存する「モビリティハブ空間」が出現。ワーカーの働き方・オフィスでの過ごし方の変化にもつながります。
VTOLの離発着ポートが屋上や中間階に設けられるほか、モビリティの出入りを可能とするより自由度の高い1階などにより新たな姿へ進化した「未来のビル」とそれにより構成される都市の姿を描き出しました。

『SMS:Seamless Mobility System』関連リリースのご紹介
MIPIMでの発表に先立ち、2024年4月に当社のVTOL構想の第一弾となるニュースリリースを配信いたしました。詳細については下記リンクよりリリースをご覧ください。
《空飛ぶクルマ》で変わる「これからのビル」とは?
都市×建築×次世代エアモビリティからなる一連の運用システムとデザインを提案
(発表:2024年4月10日)



三菱地所設計の海外訴求力強化に向けた取り組み
当社は、現地法人(上海、シンガポール)を構える東・東南アジア地域を基盤として、より一層の海外マーケットの拡張に向けた対外的な訴求力の強化に取り組んでいます。このたびのMIPIMへの出展は、当社が未来を見据えた建築・都市のビジョンを描き、技術的イノベーションを取り入れた都市マスタープランや建築提案を可能とする組織であり、三菱地所グループの一員としての高い機動力を有することを広く発信する取り組みの一環です。
『SMS:Seamless Mobility System』ブックレットを販売中です
SMS:Seamless Mobility System
建築や都市の設計に携わる当社のアーキテクトらによる「モビリティが都市・建築・人びとの過ごし方をどう変えるか」という社会提案をまとめたブックレット『SMS:Seamless Mobility System』を販売中。今後、実機の開発や、都市・建築の提案への導入を図ってまいります。
SMS:Seamless Mobility System Vol.2
本誌をお買い求めいただいた方には、MIPIM 2025の会場にて配布したブックレット『SMS:Seamless Mobility System Vol.2』(A4変形版、全40頁、非売品)を進呈いたします。本ブックレットでは、このリリースで紹介したVTOLシステムや、これをビルに導入する提案などを掲載しています(在庫がなくなり次第終了いたします)。
三菱地所設計 デザインスタジオについて三菱地所設計にて、『SMS』をはじめ次世代のモビリティの検討を進めるデザインスタジオは、産業構造の変化や価値観の多様化といった今日の社会変化の中、将来を見据えた戦略策定に取り組むべく「社内のさまざまな知見を横断的に束ね」「組織設計事務所の総合力として発揮する」部署です。社会環境のリサーチや分析から、創造的かつ価値を最大化するソリューションを提案。多様なサービスを通じ、都市規模から改修・インテリアまで、現代の多様なニーズに応えています。
三菱地所設計について三菱地所設計は、1890 年の創業以来、東京都千代区丸の内に拠点を構え、都市計画 から建築設計・監理、企画・コンサルティング、リノベーション、コンストラクション マネジメントなど、広がり続ける活動領域に 130 年を超える技術の蓄積やネットワーク で向き合う、日本で最も歴史ある組織設計事務所です。中国・上海とシンガポールに海 外拠点を設け、東アジア・東南アジア全般に展開。日々多様な業務に取り組んでいます。

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