欧州で初導入!バルセロナ空港とローマ・フィウミチーノ空港でWHILL自動運転サービスが運用開始

2025.03.28 11:00
WHILL株式会社
~航空業界のDX化で高齢化と旺盛な旅行需要増に伴う世界的な移動課題を解決。歩行に不安な旅客に快適な移動環境サービスを提供~

 WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、スペインのバルセロナ=エル・プラット空港(以下「バルセロナ空港」)とイタリア・ローマのフィウミチーノ空港において、それぞれ「WHILL自動運転サービス」が運用開始されたことを発表いたします。航空業界が旅客に提供する従来の移動サービスをDX化することで、高齢化や旅行需要増で急務となる移動環境の整備やスタッフの身体的負担の軽減や省力化を目指します。本件は関係各者らとトライアルを重ね、安定運用と利用客からの好評な声などを受けて実現したもので、欧州では初の導入となります。
 2050年には60歳以上の人口が21億人に達すると予測され、世界的に高齢化が進んでいるとともに旅行需要が一層旺盛となる中、歩行に困難や不安を抱える旅客に対する高品質なサービスの提供が、空港や航空会社など航空業界における課題であると指摘されています。一方、こうした方々は急速に増加しており、そのニーズに応えるために各社は試行錯誤しています。特に最近は、空港内における車椅子の介助サービスの需要増や待ち時間の延長、介助スタッフの身体的負担増などが課題となっており、運営コストの上昇や人的リソース不足に対する解決策の模索が重視されています。
 こうしたさまざまな課題を解決する1つの策としてこの度欧州の空港として初めて、WHILL自動運転サービスがバルセロナ空港とフィウミチーノ空港で導入されるに至りました。バルセロナ空港ではターミナル1の保安エリア内において2台が運用され、A、B、C全エリアの搭乗ゲートを結ぶルートをカバーしています。これから出発するお客様を目的の搭乗ゲートまで送り届けるほか、乗り継ぎでゲート間を移動する際 や、到着ゲートまでお客様を迎えに行き、所定の場所まで送り届ける際など幅広い用途で活用されます。
バルセロナ空港で待機するWHILL自動運転モデル
フィウミチーノ空港で乗車する空港利用者

 一方のフィウミチーノ空港ではターミナル3の保安エリア内において4台が運用され、約30カ所の搭乗ゲートと3カ所のラウンジに向かうことができます。対応言語は13言語にも及び、お客様は運営スタッフの操作によって目的地が設定されたWHILL自動運転モビリティに乗車するだけで、指定の場所まで移動することが可能です。お客様が降車後は、元の場所や次のお客様が利用する場所まで無人返却されます。
 従来、人が担っていた車椅子介助サービスをWHILL自動運転サービスに置き換えることで、スタッフの負担軽減だけでなく、安定した移動サービスの提供を通じた、あらゆるお客さまの満足度向上にも貢献します。WHILL社は引き続き、航空業界の各ステークホルダーと密に連携しながら、WHILL自動運転サービスのグローバル展開を通じ、世界中の旅客の安心快適な移動利便性を向上させることを目指してまいります。

 なお、国際空港評価(注1では、数ある評価部門の一つに、高齢者や障害がある方などにも配慮された施設を評価する「World’s Best PRM(注2)/ Accessible Facilities」が設けられています。移動環境を整備することはその一環として進められ、国内外の空港でWHILL自動運転サービスの採用が広がっています。WHILL社ではまた、日常的なウィルの利用はもちろん、WHILL自動運転サービスのような事業をはじめ、普段は使わないけれど一時的・短期的にウィルを使いたいといったニーズに応えるため、包括的にさまざまな近距離移動サービスを展開しています。国内外の観光客が日本を訪れる際には、滞在期間中の快適な移動体験を提案するため、ホテルなど希望の場所で受け取れるWHILL社直販のWHILL日額レンタルサービスを用意するほか、国内空港の到着ロビーやターミナル駅、レンタカー会社などでウィルを借りられるサービスも拡充しています。インバウンドを含む昨今の旺盛な旅行需要を受け、予約数は増加基調にあります。
注1:空港・航空業界の格付け会社英SKYTAX社が、世界の空港や航空会社の評価を行っている。項目は多岐に渡り、移動のしやすさを示す「World’s Best PRM / Accessible Facilities」もその一つ。
注2:PRM = Persons with Reduced Mobilityの略で、主に高齢者や障害がある方、怪我をされた方などを指します。


■自動運転モデルについて
自動運転モデルは、自動運転・自動停止機能などを搭載したモデルで、広い施設内の特定の目的地まで自動走行で移動できます。あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせながら自動走行し、降車後は無人走行で元の場所に返却されます。WHILL自動運転サービスは現在、羽田空港、関西国際空港、成田国際空港をはじめとする国内主要5空港のほか、ロサンゼルス空港など北米3空港で導入されているとともに、国内の病院でも活用が広がっています。
詳しく:
<WHILL社について>
WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、約30の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。公式HP:

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