ニッコー株式会社
ボーンチャイナが生む新たなファッションの可能性
ニッコー株式会社(本社:石川県、代表取締役社長:三谷明子)とヒロココシノインターナショナル株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:前田和久)は、伝統的な陶磁器技術とファッションデザインを融合させた新商品「ボーンチャイナ製アクセサリー」を発売いたしました。
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ニッコーとコシノヒロコ氏は、38年もの年月の中でパートナーシップを築くなかで、数々の食器シリーズを共同開発し、暮らしの中に新たな価値を提供してきました。この長い信頼関係が生み出した次のステップとして、今回、初めて「ファッションアクセサリー」という新分野での挑戦に至りました。
陶磁器がファッション素材に ―― ボーンチャイナの魅力
本商品は、陶磁器をファッションの新しい素材として活用する試みです。ニッコーの陶磁器技術とコシノヒロコ氏の独創的なデザインが融合し、ボーンチャイナ製アクセサリーが誕生しました。「ボーンチャイナ」は、滑らかな質感、高い透光性、そして一般的な磁器に比べ優れた強度を兼ね備えた高級陶磁器です。今回のアクセサリーは、鮮やかな色の衣装を引き立てるアクセントとしてデザインされました。使い心地にこだわり、大ぶりな見た目にもかかわらず空洞構造によって思いがけない軽さを感じられる仕上がりとなっています。
アクセサリーのトップ(ボーンチャイナ製)は、「WHITE」と「BLACK」の2色展開。清らかで柔らかな印象を与える純白の「WHITE」と、深みと落ち着きをたたえた漆黒の「BLACK」が揃っています。
商品ラインナップ
NECKLACE: RK2FA01 ¥36,300 Color BLACK / WHITE
シンプルでありながら、ぬくもりを感じるぽってりしたフォルムを活かし、ディティールを抑えたスタイリッシュな1ポイントネックレス。
PENDANT: RK2FA02 ¥39,600 Color :BLACK / WHITE
ボーンチャイナとイタリアからのインポートパーツを組み合わせ、ヒロココシノならではの和と洋の世界観を表現。スタイリングを引き締める存在感のあるペンダント。
PENDANT: RK2FA02
取り扱い店鋪
-ニッコー公式オンラインショップ
-NIKKO SHOWROOM・STORE/LOST AND FOUND TOKYO STORE〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷1丁目15-12営業時間:11:00~19:00 定休日:火曜日 TEL:03-5454-8925
-全国のヒロココシノショップ
-イトキンオンラインストア ヒロココシノ
プロジェクト誕生の背景 ―― コシノヒロコ氏との新たな挑戦
プロジェクトは、昨年開発されたアルミナ素材のアクセサリーから始まりました。年始の挨拶の際、コシノヒロコ氏が社長・三谷が身に着けていたニッコーのアルミナ製アクセサリーをご覧になり、その白さと滑らかさを評価。「陶磁器でアクセサリーを作ったことがない。ぜひ一緒に創りましよう」という提案から本プロジェクトがスタートしました。そして開発を進める中、形状による強度の確保や成形上の制約をクリアするため、ボーンチャイナでの製作に挑戦することとなりました。
ニッコーとコシノヒロコ氏は長年にわたりパートナーシップを築き、テーブルウェアにアートの要素を取り入れた革新的なデザインを数多く生み出してきました。その中でも「墨の瞬」シリーズは、英国の業界誌が主催した国際的なコンテスト『テーブルウェアインターナショナル・アワード・オブ・エクセレンス2018』でLicensed Collaboration部門の優勝を果たすなど、高い評価を受けています。この協業で培った経験を活かし、新たな領域としてアクセサリーの展開がスタートしました。
「墨の瞬」シリーズ
これまでニッコーは、陶磁器を通じて「食空間」の創造や「バスルーム」や「水環境」の向上といった生活空間の進化、「住」に注力してきました。そして今回、新たに「衣・食・住」の三本柱の一つである「衣」へのアプローチとして、ファッションアイテムとしてのアクセサリーを開発しました。この取り組みは、より豊かな生活への可能性を広げる新しいステップでもあります。
こうして誕生したのが、伝統と革新が融合した新たなアクセサリーです。ニッコーの陶磁器技術とコシノヒロコ氏のデザインが紡ぐ、特別な一品にぜひご注目ください。
コシノヒロコ氏について文化服装学院在学中よりキャリアを重ね、世界各地でコレクションを発表。
婦人服、ライフスタイル関連、紳士服など、数多くのファッションアイテムのデザインを手がける一方、近年はアート活動にも精力的に取り組み、2013年にKHギャラリー芦屋を開廊。
1997年第15回毎日ファッション大賞 受賞、 2001年大阪芸術賞受賞。
ニッコーについて1908年に創業した陶磁器ブランド。ホテルやレストランなど高品質や耐久性を求められるプロフェッショナルな場で、長きにわたりご愛用いただいています。石川県の自社工場で、原料から最終製品まで一貫生産を行い、次の100年も持続可能なものづくりを続けるため、リニア型の大量生産から、資源を循環させ廃棄物を削減するサーキュラー型のビジネスモデルへの転換を目指しています。その一つとして、食器が廃棄されることなく循環する社会の実現のため、ボーンチャイナを肥料にリサイクルする技術を確立。レストランや農家、消費者と連携して「食」を支える循環型社会の実現に取り組んでいます。
ニッコー株式会社コーポレートサイト
ニッコーのボーンチャイナについて
NIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーフィインボーンチャイナ)の特徴でもあり、トップシェフから支持される大きな理由はその「白さ」と「透光性」にあります。また、NIKKO FINE BONE CHINAは約50%にまで高められたボーンアッシュの含有量を誇っています。日本では素地中に30%以上の骨灰を含むものをボーンチャイナと日本工業規格(JIS)で定められています。通常50%を超えると成形が困難とされていたものを、研究を重ねた末に見事に実現。NIKKOは、厳選した原材料と石川県の国内工場での徹底した管理の元、純白のボーンチャイナをつくりだしています。
また、ボーンアッシュに含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、生産過程で生じる規格外品を肥料としてリサイクルする技術を確立しました。