ミキシング機能の強化やイマーシブオーディオへの対応に加えAIサポートも搭載 映画などの業務用音響制作ソフトの最新版 スタインバーグ ソフトウェア 『Nuendo 14』

2025.03.21 10:14
ヤマハ株式会社
株式会社ヤマハミュージックジャパン(神奈川県横浜市)は、Steinberg Media Technologies GmbH(ドイツ ハンブルク、以下、スタインバーグ社)が開発した、業務用デジタル・オーディオ・ワークステーション(以下DAW)ソフトウェアの『Nuendo 14(ヌエンド14)』のダウンロード販売を開始しました。
スタインバーグ ソフトウェア 『Nuendo 14』


『Nuendo 14』は、映画やテレビ、ゲームオーディオなどの映像用音響制作に特化した業務用DAWソフトウェアの最新バージョンです。今回は、AIを駆使した音声テキスト変換機能を搭載し、ADRワークフローを革新しました。また、4K/8K映像に対応し、Dolby Atmos 9.1.6をサポートすることで、次世代の没入型オーディオ制作を強力に支援します。今回追加された30以上の新機能は、ポストプロダクションやゲームオーディオの品質基準を高め、業界の新たなスタンダードを確立します。
◎ アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご発注の際には、学生証、教員証等の画像ファイルが必要となります。
◎ 競合クロスグレード版は、対象の競合他社製品をお持ちの方向けの優待販売版です。ご発注の際には、競合他社製品のライセンス登録情報やレシート等の画像ファイルが必要となります。
◎ 特別優待期間(Grace Period:グレースピリオド)について
  2025年2月19日以降に「Nuendo 13」をアクティベートいただいた方は、『Nuendo 14』への無償バージョンアップ対象となります。
◎ スタインバーグ サイト
『Nuendo 14』の主な特長
1.ミキシング機能の強化およびイマーシブ技術への対応
『Nuendo 14』は、映画やテレビなどで背景音を自動的に減衰させることで台詞の明瞭度を向上させる「Adaptive Background Attenuation(ABA)」機能を搭載しました。ABA機能は、MPEG-Hコンテンツ作成時にも利用可能です。また、Dolby Atmosレンダラーを内蔵し、Stereo Direct、7.1.2、9.1.4、9.1.6などの音声フォーマットをサポートします。さらに、VRなどで採用の多い立体音響技術「Ambisonics」を4次までサポートします。加えて、ボリュームプラグインの追加、MixConsoleの改善により、フェーダーとは独立した任意のトラックのミックス、トラックの並び替えや表示が容易になりました。

2.編集とトランスクリプション機能へのAIによるサポート
多言語対応のAIによる音声認識機能により、ダイアログトラックをADRサイクルマーカーに書き起こすことが可能です。機械学習モデルを活用することで、オリジナルサウンドトラックの書き起こしや新規マーカーの作成を迅速に行えるため、作業時間を大幅に短縮できます。オーディオ編集では柔軟なイベントボリュームカーブを使用し、ツールを切り替えることなくオーディオイベント内のレベルを迅速に調整できるようになりました。また、オーディオセグメントの自動検出機能により、ユーザーは特定の単語やフレーズを簡単に選択でき、音量調整も可能です。範囲選択ツールも改良され、編集プロセスがさらにスピードアップします。

3.ゲームオーディオ&サウンドデザインに向けた機能向上
「Game Audio Connect 3」を搭載し、ゲームサウンドデザイナーがサウンドをリアルタイムでプレビューできる機能を追加しました。これにより、オーディオアセットをエクスポートすることなくミドルウェア「Audiokinetic Wwise」から直接エフェクトを再生できます。また、タイムコードなしでCSVファイルを『Nuendo 14』にインポートし、マーカーを自動的にプロジェクトウィンドウに割り当てることが可能となりました。さらに、MediaBayでは異なるピッチやタイムストレッチでサウンドをプレビューし、選択した情報をそのままプロジェクトにインポートできるようになりました。

4.ビデオエンジンの刷新、楽曲制作機能の強化
ビデオエンジンが刷新され、4Kおよび8K解像度をサポートし高解像度のビデオがウィンドウ内に適切にスケーリングされます。また、ADR機能が強化され、ビデオウィンドウにダイアログシーンやIDなどの属性を表示可能です。
パターン・シーケンサー、ドラム・トラックなど楽曲制作機能も強化されました。新スコアエディターは、楽譜制作ソフトウェア「Dorico」の技術を活用し、正確かつ迅速な楽譜作成が可能です。また、キーエディターの改良により、音符の再生確率やベロシティを調整し、作曲に活気と予測不可能性を加えることができます。
『Nuendo 14』では、ダイレクト・オフライン処理にオーディション機能が追加され、音量が適切にプレビューされるようになりました。SpectraLayers Goが搭載され、AIによるステムセパレーションが強化されています。プロジェクトデータの異なるDAW間での交換や、パフォーマンスモニター機能も追加され、全体のパフォーマンスチェックが容易になりました。さらに、64ビットファイル形式やオートセーブ機能も導入されています。

動作環境
* 上記の動作環境・推奨環境を満たしている場合でも、全てのコンピューターにおける動作を保証するものではありません。コンピューターの総合的な性能によりパフォーマンスに違いがあります。
* 上記動作環境は2025年3月20日現在のものです。動作環境は今後変更になる可能性があります。最新バージョンはスタインバーグサイトでご確認ください。




※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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