「TOKYO KNITオンラインストア」に新商品が登場。

2025.03.12 14:00
東京ニットファッション工業組合
アートコラボから職人技が光る長袖Tシャツまで、人気アイテムが集結。
東京ニットファッション工業組合(東京都墨田区、理事長:深澤隆夫、以下TKF)※1が、運営する「TOKYO KNITオンラインストア」に新商品が登場しました。

 今回はTKFが実施している「TOKYO KNIT商品認証制度※2」により、2024年度の新認証商品になったアイテムが5点、2023年度に開始した「障がい者アートコラボプロジェクト」登録商品から2024年度の新認証商品の1点がラインナップ。

 いずれも、生産過程において「染⾊・整理・加工」だけではなく「縫製」から「生地」にいたるまで、国内最高峰の技術をもつ認証企業がこだわり抜いてつくりあげたアイテムたち。一度袖を通すと驚くほどに着心地がよい日本生産ならではの高い品質に、感動すること間違いなしです。

【株式会社内田染工場】
製品染め長袖Tシャツ
 日本製の高級な綿天竺を使用し、TKF認証企業の株式会社マルチョウが縫製した長袖Tシャツを、株式会社内田染工場の得意とする職人技が光る手法「板締染」によって製品染した商品です。

 一度に数枚ずつしか染められない為希少価値が高く、手作業による部分が多いため、1点1点に微妙な個体差があり味わい深い商品となっています。初夏にはこのTシャツ1枚で、春先にはジャケットのインナーとしても、お洒落で存在感が際立つ逸品となっています。
商品情報 (写真左から)
・製品染め長袖Tシャツ グラデーション染 ブルー ¥33,000(税込)
・製品染め長袖Tシャツ 正方形2回板締め染 ¥33,000(税込)
・製品染め長袖Tシャツ ブルードット板締め染 ¥33,000(税込)
・製品染め長袖Tシャツ グラデーション染 オレンジ ¥33,000(税込) 
・製品染め長袖Tシャツ ドット2回板締め染 ¥33,000(税込)

【株式会社ニードル】
ジャガードカーディガン
 障がいのある若いアーティスト(YUUSEIさん・14歳)と学生デザイナー(文化服装学院・竹内奈々さん)によるコラボレーションアイテム。虫・蛇・サソリ・サメ等生物の絵を描く事が得意なYUUSEIさんの原画を元に、竹内さんがニットアイテムのデザインに落とし込みました。YUUSEIさんが描いた生物をジャガードで表現する事で、プリントとは違う温かみを感じられる一着です。

 ジャガードは、ベースがゴム地、柄部分は袋、ベース部分にだけストレッチ⽷を入れる事で、柄部分に膨らみをもたせる事が出来ます。前身頃・後身頃の柄は変えてありますが、袖の柄は左右同じです。生産ラインは、熟練の職人と若手のメンバーで編成。編立から縫製・プレスまで一貫してMade in Tokyoで仕上げました。
商品情報
ジャガードカーディガン(きけんせいぶつ) ¥19,800(税込)
TOKYO KNIT ONLINE STORE
『東京にしか創れないニットのストーリーを知り、認証商品を購入できるプラットフォーム。』
■TOKYO KNITについて
東京にしか創れないニットの未来を世界に発信する、それが私たちのミッションです。TOKYO KNITは、東京の東部、墨田区本所界隈を中心に事業を展開しているニットファッション製造事業者が、次なる時代のファッション産業のあり方を目指す、新しいものづくりのプラットフォームです。

東京のニット産業の歴史は江戸時代に遡ります。鎖国状態にあった日本は、必要な物資の多くを国内生産に頼る必要があり、戦国時代の終焉とともに訪れた泰平のなかで、武士は刀を捨て、新たな仕事に従事することを迫られました。江戸東部に住んでいた武士は、手編みにより靴下や下着といったメリヤス製品を作るようになり、それが徐々に進化し、明治時代の殖産興業政策により、この地はニット産業発祥の地となったのです。

戦後、ファッション文化の中心となった東京には、多くのデザイナーがアトリエを構え、流通、小売業者も急増。さらに1970年代以降には、東京発のデザインが世界でも高く評価されるようになり、東京のニットメーカーはカジュアルからハイファッションまで、幅広いクリエーションに携わることになりました。東京のニット産業には、歴史と経験に基づく確かな技術力とともに、世界を刺激し続ける東京ファッション独自の創造力を支えるフレキシブルな思想が根付いているのです。

■「障がい者アートコラボプロジェクト」概要
 2023年度に開始した「障がいのあるアーティスト × TOKYO KNIT」のコラボレーション企画をさらに本格化していきます。近年、障がいのあるアーティストたちの活動に注目が集まり、芸術のジャンルのひとつとしても認知されるようになってきました。

 豊かで純粋な才能に出逢い、感動し、アーティストをもっと知りたくなる。そして彼らとの対話を通じて障がいを知り、彼らの人間性を知り、そして更に彼らのファンになっていく。障がいは特別なものではなく、日常にあり、それは社会全体で享受・配慮し、誰もが自分らしくいられる「共生社会」を目指したい。そんな想いで、本コラボレーションはスタートしました。

 高い技術力を持った認証企業とイマジネーションに溢れるアーティストのタッグから生み出される、素材や品質にこだわった商品は唯一無二の魅力を放ちます。今年度は、ファッションを学ぶ若いデザイナーと障がいのある子どもたちが、ワークショップを通じて一緒に作品を作り上げる「次世代クリエイター育成プロジェクト」をスタートします。

*本事業は、東京都中小企業団体中央会が2024年度に実施する【中小企業組合等新戦略支援事業に係る特別支援「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト(TOKYO KNITデジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト)」】としてTKFと株式会社ジェイアール東日本企画によるコンソーシアムで取り組んでおります。


■東京ニットファッション工業組合(※1)
ニット生地ならびに製品の製造業を営む中小企業の経営の改善発展、安定、合理化を図ることを目的とし、昭和24年に中小企業等協同組合法のもと、正式に法人格を持つ団体として発足。昭和61年に現在の名称である「東京ニットファッション工業組合」(TKF)と改称、現在約170社の組合員を擁する組織。(
)

■TOKYO KNITブランド認証制度(※2)
東京ニットファッション工業組合(TKF)では、「技術のブランド化」をテーマに、組合員企業の中で、一定の認証基準を満たす企業を、有識者による認証審査委員会(委員長: 水野誠一)の審査により「『TOKYO KNIT』ブランドの認証企業」として認証しています。現在、認証されているのは35社。さらに昨年度より、認証企業が生産販売する商品について、一定の基準を満たす商品を認証する商品制度をスタートしました。詳細については、ブランドサイト(https://www.tokyoknit.jp/)をご参照ください。

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