アトリエANZ
2025年3月26日、東京都渋谷区のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて、福島県の子供たちが復興の想いや故郷への思いをアートパフォーマンス公演で表現します。是非お越しください!
きおくの森
「きおくの森」は、福島県大熊町と県内に住む子どもたちによるアートパフォーマンス公演です。
このたび、東京都渋谷区のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演されることが決定いたしました。
主催は福島県大熊町、共催はこくみん共済 coopで、1日限りの本格的な演劇がスペース・ゼロで開催されます。
福島県大熊町は、2011年3月に発生した東日本大震災による原子力発電所事故により、全町避難を余儀なくされました。その後、2019年4月に町内の一部避難指示が解除され、大川原地区を最初の復興拠点として新たなまちづくりを進めています。2023年8月には、認定子ども園と義務教育学校を一体化した新教育施設「学び舎ゆめの森」が新設され、帰還者や移住者が増加し、園児・児童・生徒数は72名に達しています。
この公演は、新たな一歩を踏み出した子どもたちが、復興への希望を自らの言葉とパフォーマンスで届ける舞台です。子どもたちが自身の経験や想いを込めて制作したオリジナルストーリーを基に、東日本大震災を背景にした「生きる」という普遍的なテーマを描いた感動的な物語を、ぜひこの機会にご鑑賞ください!
福島県大熊町にある 学び舎ゆめの森 にて、この演劇を創る出演者たちとスタッフが一堂に会し、初顔合わせ・初読み合わせを行いました!
YouTube:
この公演は、二人の少女を中心にお話が展開します。
「大熊町に引っ越してきた“都会の少女”」と、「青の少女とも呼ばれる“月光の少女”」
この役を、大熊町の あやのちゃんと、東京から参加する ときかちゃんが演じます。
月光の少女 ときか(初参加)
今回の演目「きおくの森」の歴史
■2023年2月 避難先の学校として子供たちが学んでいた、会津若松市 旧河東第三小学校の校舎で行われたアートパフォーマンス「ゆめの森~雪の結晶は天から送られた手紙~」
■2023年10月 学校と子ども園の子供たちが大熊町に帰還して 大熊町立 学び舎 ゆめの森 の生徒として公演したアートパフォーマンス「きおくの森」
■2024年11月 学び舎ゆめの森で公演した第二回「きおくの森」
これらの公演を経てパワーアップした作品となります!
2024年の大熊町立学び舎ゆめの森にて公演した様子
2024年の大熊町立学び舎ゆめの森にて公演した様子
より表現に深みが増した 学び舎ゆめの森 の生徒たちや先生たちだけでなく、双葉町や浪江町から参加する子どもたちと、東京からも、ときか ちゃん、そして大人の俳優陣がゲスト出演します!
小学5年生、東京に暮らすときかちゃん
ときかちゃんは今回、演劇に初挑戦!学び舎ゆめの森に短期留学して現地で生活しながら、学び舎ゆめの森の子ども達と授業をうけ、放課後は稽古に参加して、みんなで本番に臨みます。
持ち前の明るい性格とチャレンジ精神で、初顔合わせでもすぐに他の子たちと打ち解けました!
短期留学の日までは、東京で大人の俳優さんたちと稽古に勤しみます!
この不思議な大人たちが、今回の公演に参加します!
大人の俳優たちもゲスト参加時空の旅人役で参加する大人たち。右から、
東京を中心にTVや舞台俳優として活動している 箱田 暁史(はこだあきふみ)。
YouTube3人競技麻雀ザンリーグにて選手として出場している雀シンガーピンフちゃん。
東村山市で動画制作会社を営みながら司会やファシリテーターをやっている岡田 日美子。
普段はサラリーマンで、武蔵野落語同好会会長の、むさしの亭(てい)謹(きん)ちゃく。
学び舎ゆめの森の子どもたち
そして、ゆめの森の子どもたちも今回は東京まで遠征しての公演ということで、何度も出演している子たちもワクワクしています!
学び舎ゆめの森の校舎で公演は経験しているけれど…実際に【劇場】でやるのはみーんな初めて!
あやのちゃんは、前回も「都会の少女」を演じている。自分の可能性や表現の幅をさらに広げる様子も大注目!
経験しているセリフ回しを生き生きと読み上げる「くまわらし」たち。今回も縦横無尽に舞台を暴れ回ってくれるはず。
大熊町の想いを初顔合わせに来た皆さんにお話している 大熊町教育委員会教育長 佐藤由弘先生(ゆめの森 初代校長)
子供たちのワクワクした表情、生き生きとした声、のびのび動く手足。
同じ時間を過ごす楽しみ。何かを作り上げる達成感。終わりがあることの焦燥感。向き合うことで見えてくる内側の自分。声を伝え届く感触を確かめ合う日々。
そして、大熊町の喜びや悲しみ、夢や希望、過去や日常を携えて、一つの作品をみんなと紡ぎます。
公演概要
タイトル:きおくの森
あらすじ
新しい町に移住してきた「都会の子」と、東日本大震災による悲しみを抱えた「過去の男」。
彼らが、不思議な少女「青の少女」との出会いを通して未来に向かい歩み出す物語。
本作品は、大熊町の子どもたちが新たなまちづくりに挑む中で育んだ想いが詰まった作品です。
歌あり・ダンスあり・大熊町の熊川地区(くまがわちく)に伝わる鹿舞熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい) ありの盛り沢山なパフォーマンス。そして、記憶の奥に誰しも抱える記憶を呼び覚ましてくれる生演奏のBGMで進む 暖かくほの悲しく 希望溢れるストーリー。
作・演出:木村 準
音響監督・演奏:関口 直仁
絵::蟹江 杏
出演:学び舎ゆめの森の児童生徒たち・教員などの大人たち
ゆめの森に短期間体験入学する東京の小学生の少女
双葉郡から参加する子どもたち
東京から参加する俳優の大人たち
スタッフ
舞台美術:蟹江 杏、ニシハラ☆ノリオ
照明:龍前正夫舞台照明研究所
音響:和田 光昭
衣装:川上 羽衣
振付協力:打越 麗子
フライヤーデザイン:ハヤカワケンゾー
日時:2025 年 3 月 26 日(水)
・第 1 回公演 14:00 開場13:00
・第 2 回公演 18:00 開場17:00
会場:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
東京都渋谷区代々木 2-12-10 こくみん共済 coop 会館
公演時間:約1時間10分
チケット情報:S 席 3000 円 A 席 2000 円 学生 1000 円 小学生以下 無料
チケット取り扱い:株式会社チケミー:
主催:福島県大熊町
共催:こくみん共済 coop
企画・制作:きおくの森東京公演実行委員会
アトリエ ANZ
株式会社劇団飛行船
協力:株式会社バトン
株式会社東海教育研究所
Misfits株式会社
福島 LOVE会
参加:文化フェスティバル 2025
会場限定特典:今回の舞台の脚本をノベライズした童話「きおくの森」(非売品/全ページカラー絵本)
<問い合わせ先>
メールアドレス:kiokunomori.press@gmail.com
<運営発信SNS>
インスタグラム:@ kiokunomori.staff
童話「きおくの森」
ご来場プレゼントご来場のお客様には、今回の舞台の脚本をノベライズした童話を会場にてプレゼントいたします。ただいま、絶賛制作中!
『未来に向かって歩きだすこどもの、そして大人のためのメルヘン』
挿絵:画家 蟹江杏と学び舎ゆめの森の子ども達
デザイン:ハヤカワケンゾー
編集:東海教育研究所カモメの本棚
全ページカラー印刷された絵本で、この演劇に込めた想いを絵本という角度で読んだ人に伝えてくれる。
ご来場お一人につき一冊、プレゼントされます。
完成間近!
お誘い合わせの上、ぜひお越しください!
※現在、14時の回・18時の回はS席が売り切れとなっており、A席・学生席・小学生以下の方々のご予約が可能となっております。チケットサイトでの購入ができなかった場合、下記問い合わせへメールにてご相談くださいませ。
予約サイト チケットミーにてお手続きください。
問い合わせメールアドレス:kiokunomori.press@gmail.com
上のメールアドレスをコピー&ペーストしてご自身のメールからお送りください。
チケット概要
公演時間 ・第 1 回公演 14:00 (開場13:00)
・第 2 回公演 18:00 (開場17:00)
チケット情報 :S 席 3000 円
A 席 2000 円
学生 1000 円
小学生以下 無料
大熊町のウェブページからダウンロードできます
余談
福島県に起こった悲しみを知るために、初顔合わせの翌日
東京チームは伝承館に行きました。
佐藤教育長にご案内いただきました。
2011年から今年で14年。
東京チームのみんなは当時、東京で地震を体験しました。
ときかちゃんに至っては、まだ生まれてません。
東京では震度5強。それでも相当な揺れ。
あのとき感じた恐怖や、異常事態の都内の様子を思い出しながら、それよりも強く被害に遭って、14年経ってもまだまだ復興の道半ばである福島の今をみんなで再認識しました。
模型を見ながら津波の様子を知る
震災後に生まれ、東京で暮らしてきた ときかちゃん。ちょっと知恵熱が出ちゃいそうなほど真剣に、伝承館で色々なものを見て、感じて、東京に帰りました。
写真を撮るときかちゃん
熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい)の衣装の実物を発見!
この鹿舞も劇中に登場します。果たしてどんなパフォーマンスになるのかな?
ときかちゃんもワクワク!!
伝統芸能を通して大熊町を感じることができるというのも、この演劇「きおくの森」の特徴かもしれませんね。
今回、ご縁あって「きおくの森」に出演がきまった東京チームの俳優陣。大熊町の復興への想いを描く物語へ合流するにあたって…、実際のところ自分に何ができるのかはわからないまま、それでもこの演劇に参加することで知っていくことができるかもしれない。そしてこの演劇を見てくださる東京の人たちに、何かを感じてもらうことができるかもしれない。という想いがあります。
東京チームの大人たちも、それぞれの人生のなか、それぞれの場所で表現を磨いて生きてきました。福島の子どもたちに混ざってこの物語を彩ることができるように、本番前に約1週間福島県に出向き合宿して、子どもたちとの集中稽古への参加を予定しています!
これまで培った感性や経験を総動員して、しっかり向き合って 感じて 言葉を交わして、子どもたちだけでなく先生たちや出演する福島県で暮らす大人たちとも交流して、これまで 学び舎ゆめの森 で行われた過去の公演とはまた一味違った「きおくの森」を皆様にお届けする一端を担えればと思っています!
そして、東京で暮らすときかちゃんが演じる「月光の少女」と 大熊町で暮らすあやのちゃんが演じる「都会の少女」 そして過去の男の悲しみと希望を通して、この演劇をご観覧くださる皆様の心に優しい青が残るような時間を創っていきたいです。
学び舎ゆめの森について
大熊町立学び舎ゆめの森は、東日本大震災で起こった原発事故の影響で避難を余儀なくされていた大熊町が一部避難解除を受けて設立された、全国でも珍しい 認定こども園と義務教育学校の子どもが共に学ぶシームレス教育を取り入れた学校です。
子どもたちはもちろん、授業、教員、学習環境がシームレスにつながる「ごちゃまぜラーニング」を展開しています。
随時体験入学も募集しています!
学校名
義務教育学校 大熊町立 学び舎 ゆめの森
大熊町立認定こども園 学び舎 ゆめの森
所在地
福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平2019番1
沿革
2011年 会津若松市に園・学校が避難 同地で12年間教育活動を展開
2022年 学び舎 ゆめの森としてスタート(義務教育学校)
2023年 大熊町に帰還し学校再開 同時に認定こども園を開園。2学期より新校舎へ移転
大熊町立 学び舎ゆめの森
マスメディアの皆様へ、取材のお願い
本公演は、大熊町の子どもたちが自らの経験を発信し、多くの人々に希望と感動を届ける特別な舞台です。震災からの復興と未来への一歩を体感できるこの機会に、ぜひご取材いただけますようお願い申し上げます。
本番前のリハーサルや準備などの取材や、当日ご観劇をご希望の場合は、あらかじめ問い合わせ先へご連絡ください。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
<問い合わせ先>
メールアドレス:kiokunomori.press@gmail.com