アメリカの分断と混迷を通じて、変革と再生の兆しを探り出す一冊。中林美恵子『アメリカの今を知れば、日本と世界が見える』3月3日発売。

2025.03.03 09:00
東京書籍株式会社
混迷が告げる時代大転換の予兆
東京書籍株式会社は、2025年3月3日に書籍『アメリカの今を知れば、日本と世界が見える』(中林美恵子/著)を発売いたしました。
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解説
現代のアメリカが直面している「混迷の時代」。その背景には、過去から繰り返されてきた社会的な分断と再生のサイクルが存在します。本書では、2024年の大統領選挙をはじめ、トランプ大統領の復活、ウクライナ戦争、経済格差の拡大、インフレなど、多岐にわたるテーマをもとに、現在のアメリカ社会が直面する課題を明らかにします。
アメリカの「分断」は単なる現象ではなく、歴史の中で培われた構造的な問題です。しかし、その分断の中には、新たな方向性を模索する力が秘められています。本書は、アメリカ建国の歴史から現代に至るまでを体系的に解説し、分断を超えるための変革のヒントを探ります。トランプ主義が訴求した白人労働者層の不満や、若年層の政治意識の変化といった新たな動きを掘り下げることで、未来に向けたアメリカの挑戦を浮き彫りにしています。
また、AIやブロックチェーン技術の導入による選挙の透明性向上や情報操作への対策など、現代特有の課題へのアプローチも詳述。これらの事例を通じて、アメリカが混迷を通じて変革を実現する姿勢は、日本や世界に多くの示唆を与えるものであると強調します。
アメリカを理解することは、単に知識を深めるだけでなく、日本や世界が直面する課題や可能性を考えるための重要な鍵。本書は、アメリカの混迷と再生の物語を通じて、私たち自身が未来をどう描くべきかを問いかける一冊です。
第2章 アメリカの司法と政治
第3章 連邦議会と二大政党
第4章 強大な権限を持つアメリカ大統領
第4章 強大な権限を持つアメリカ大統領

著者情報
中林美恵子(なかばやし みえこ)
早稲田大学教授。1960年生まれ。埼玉県深谷市出身。大阪大学博士(国際公共政策)。米国ワシントン州立大学修士(政治学)。1992年に米国永住権を獲得。同年、米国家公務員として連邦議会上院予算委員会に正規採用され、上院予算委員会の共和党側に勤務(1993年1月~2002年4月)。約10年間、米国の財政・政治の中枢で予算編成の実務を担う。帰国後、独立行政法人・経済産業研究所研究員、跡見学園女子大学准教授、米ジョンズ・ホプキンス大学客員スカラー、中国人民大学招聘教授などを歴任。財務省・財政制度等審議会、文部科学省・科学技術学術審議会等の公職、および衆議院議員(2009年~2012年)を経て、2013年に早稲田大学准教授。2017年に教授に就任。2018年より、米国マンスフィールド財団の名誉フェロー。2020年7月より凸版印刷株式会社(現TOPPANホールディングス株式会社)社外取締役。2024年より、笹川平和財団上席フェローおよび東京財団政策研究所常務理事も兼務。
コンテンツ
【序章 戦争とインフレがアメリカの分断を加速】
1 ウクライナ戦争・パレスチナ問題
2 高進するインフレ

【第1章 アメリカ合衆国という国の成り立ち】
1 アメリカ合衆国憲法の制定
2 憲法を修正する
3 アメリカの州と合衆国

【第2章 アメリカの司法と政治】
1 アメリカの裁判所制度
2 裁判と政治

【第3章 連邦議会と二大政党】
1 連邦議会の制度
2 上院と下院
3 連邦議会議員の仕事
4 変換型議会での予算審議プロセス
5 中間選挙と民主党・共和党

【第4章 強大な権限を持つアメリカ大統領】
1 大統領の権限
2 大統領になるための資格と任期
3 ピラミッド型の行政機構
4 大統領の一般教書演説
5 大統領選挙のしくみ
6 バイデン政権の4年間と2024年大統領選挙・トランプ前大統領の復活

【終章 世界の中の日本の役割を考える】
1 試行錯誤する民主主義国家
2 日米を中心とした多様な連携
3 日本の役割


<概要>
『アメリカの今を知れば、日本と世界が見える』
-混迷が告げる時代大転換の予兆-
■中林美恵子/著
■定価2,750円(本体2,500円+税10%)
■四六判・360
東京書籍株式会社
東京書籍は1909(明治42)年創業。「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とし、新しい時代に挑戦する個性的、創造的な人材の育成を目指しています。小・中・高等学校の教科書発行部数が最多の教科書業界最大手の出版社です。近年、デジタル教科書など教育用デジタルコンテンツの開発・販売にも注力しています。その他、教育総合ポータルサイト運営、学力・体力テストなどの各種評価事業、一般書籍の発行など教育と文化に係る幅広い事業活動を行っています。

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