harmoおくすり手帳、「運転禁止薬アラート表示機能」をリリース

2025.02.25 15:00
シミックホールディングス株式会社
ドライバーへの適切な処方・服薬指導と、運輸企業の安全管理を支援

シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男、以下、シミック)のグループ会社で、医療情報の電子化促進を目指すharmo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO山東 崇紀、内上 昌裕、以下:harmo)は、医療機関・薬局、運輸企業向けに提供する「harmoおくすり手帳」システムに、運転禁止薬※1の処方を即時に識別できる「運転禁止薬アラート表示機能」(以下、本機能)を2025年2月12日にリリースしました。
本機能により、医療機関・薬局は運転を行う患者に対し適切な処方や調剤、服薬指導を実施しやすくなります。また、運輸企業はドライバーの服薬状況を適切に管理できることで、健康起因事故の未然防止と安全な運行環境の確保につながります。

※1: 添付文書の「警告」「重要な基本的注意」の項に「本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。」等、運転を避けさせる旨の記載がある医薬品。
【harmoおくすり手帳の新機能:運転禁止薬アラート表示機能】
本機能は、自動車など危険を伴う機械の運転に対し注意が必要と考えられる医薬品(以下、運転リスク薬)のうち、特に運転を避けるべき運転禁止薬に特化しドライバーへの処方を即時に識別し、適切に支援できる仕組みを提供します。
■医療機関・薬局向けサービス:「harmoおくすり手帳」
患者に運転禁止薬が処方されている場合、即時に識別可能なアラートを表示し、適切な服薬指導や処方変更(疑義照会)をサポートします。
■運輸企業向けサービス:「harmoおくすり手帳 for Driver」
運転業務に従事する従業員の服薬情報を確認することで、運転禁止薬の誤った服用を回避し、事故リスクを低減します。
運転禁止薬のアラートが表示されたharmoおくすり手帳の画面

【背景と課題】
医薬品の中には服用時に眠気やめまい、意識消失が発現する運転リスク薬が少なくありません。このような医薬品を、日常的に運転する患者が服用する際には十分な注意が必要です。実際に、harmoによる調査※2(以下:同調査)によると運転頻度が高く※3かつ運転リスク薬を服用している方の3割以上が直近6ヵ月以内にヒヤリハット経験があることが分かりました。
このような背景には、運転リスク薬の取り扱いにおける関係者間での連携不足が課題にあげられます。通常、医療機関において運転リスク薬が処方される場合、患者に対し医師または薬剤師による注意喚起の説明が徹底されています※4。しかし、同調査では高運転頻度かつ運転リスク薬を服用している患者の7割以上が「運転に関する十分な注意喚起を受けていない」と感じていることが明らかになりました。
また、運輸事業者においては国土交通省より、ドライバーに対し運転リスク薬の服用有無を含めた乗務可否の判断が求められています※5。ところが、ドライバーの約4割が職場での点呼時に自身の疾患・服薬状況を適切に伝達できていないことが分かりました。
このような課題に対し、本機能は特に運転を避けるべき運転禁止薬の処方を即時に識別しアラートを表示することで、医療機関の患者に対する適切な指導を支援します。また、運輸企業においてはドライバーの服薬状況を適切に管理することで、安全の確保に貢献します。

※2:2023年実施。過去6ヵ月以内にharmoおくすり手帳に調剤情報を記録したアプリユーザー2,383名が対象。
※3:週に5回以上運転をすると回答した方。
※4:厚生労働省 医薬食品局 医薬品服用中の自動車運転等の禁止等に関する患者への説明について 薬食総発0529第2号、薬食安発0529第2号 平成25年5月29日
※5:国土交通省 自動車局 事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル 自動車運送事業に係る交通事故要因分析検討会 平成26年4月18日(改訂)

■harmo株式会社について
harmo株式会社は、「harmoおくすり手帳」を基盤としたサービスを展開しています。「harmoおくすり手帳」は、個人やご家族が個々の医療・健康情報を活用可能にするスマホアプリケーションで、専用ICカードを合わせ約44万人の利用者を擁し(2024年1月現在)、全国2万軒以上の薬局で利用実績があります。また、川崎市・神戸市・豊中市・さいたま市・滋賀県などでは、地域の薬剤師会と協業し、地域住民の健康増進に資する活動を展開しています。
<「harmoおくすり手帳 for Driver」について>
ドライバーの治療継続と適切な服薬をサポートする運輸企業向けの健康支援サービスです。ドライバーは「harmoおくすり手帳」アプリを通じて服薬情報を記録し、会社は開示許可を得て服薬情報をharmoシステム上で管理することで、ドライバーの通院や服薬状況を確認できます。2024年12月には、本サービスを導入した三和運輸機工株式会社が国土交通省「運輸安全マネジメント優良事業者等表彰(危機管理・運輸安全政策審議官表彰)」を受賞しました。
harmoは、本サービスの提供を通じて、運輸業界の安全性向上と、疾患を抱える高齢ドライバーの方も安心して長く活躍できる職場環境の実現を目指します。
【サービスサイト】
【資料ダウンロード・お問合せ先】
■シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC("Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

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