英国・ロンドンにおけるオフィス開発事業　賃貸オフィスビル「127CXR（チャリング・クロス・ロード）」竣工

野村不動産ホールディングス株式会社
大規模増改築により、「BREEAM」最高評価など複数の環境認証を取得予定

　野村不動産株式会社（東京都新宿区／代表取締役社長：松尾大作、以下「当社」）はこのたび英国・ロンドンのウエストエンド地区において2021年に取得した賃貸オフィスビル「127CXR（チャリング・クロス・ロード）」の大規模な増改築が完了し、竣工を迎えたことをお知らせいたします。
　本物件では、近年の英国での快適な労働環境へのニーズの高まりを受け、約100平方メートル の屋上共用テラス、シャワールームやロッカーを備えた更衣室、駐輪場等を設け、オフィスワーカーが心身ともに心地よく働ける環境づくりをサポートします。また環境性能評価においてもBREEAM※1 OutstandingおよびEPC※2ランクA（いずれも最高評価）の取得を予定しております。
　当社は、今後も英国において、持続可能性の追求を含む社会課題の解決への貢献を目指し、日本において培った知見も活用し、事業拡大を図ってまいります。

【127CXR外観】

※1：BREEAM (BRE Environmental Assessment Method)　
英国の BRE(Building Research Establishment)による建築物環境性能評価制度。エネルギー、健康と快適性、水、材料、廃棄物など計 11の環境に関する項目およびイノベーション項目において審査され、Outstanding ~ Passの 5 段階で評価される。


※2：EPC (Energy Performance Certificate)
英国で商業用不動産に対する環境規制の1つとして2015年に導入された、建築物のエネルギー効率をA~Gの7段階で評価する制度。

1. 127CXR（チャリング・クロス・ロード）の特色
１.立地：ロンドン中心部・ウエストエンドの中でも近年開発が活発なエリア
　本物件は、2022年に開業した地下鉄新線「Elizabeth line（エリザベス・ライン）」を含む複数路線が利用可能で交通利便性の高い「トッテナム・コート・ロード駅」徒歩1分に位置しています。同駅は新線開業以降利用者数が大幅に増加し、ロンドン屈指の主要駅となりました。駅周辺では再開発が続々と行われるなど、今後さらなる発展が期待されているエリアです。

【広域図・狭域図（青枠：当社参画済案件）】

２.快適性：共用スペースの充実等ワーカーが身心ともに快適に働けるオフィス
　2021年取得時の既存オフィスビルに、オフィスフロア3階層積み増し、建物外壁の取替・再築、設備更新等の大規模増改築を行いました。
　屋上には屋外キッチンやヨガゾーン等を備えた共用テラス（約100平方メートル ）を設置。また、ロンドンで多くみられる自転車通勤に対応するため、約100台の地下駐輪場を完備し、シャワールームや乾燥室、100台以上のロッカーを完備した更衣室も設けるなど、ワーカーが身心ともに快適に働けるオフィス空間を目指しました。

３.環境性能評価：主要な環境性能評価で最上位を取得予定
　本物件は、1990年に開発された世界で最も歴史の長い建物環境性能評価である、「BREEAM」の最高評価となる「Outstanding」を取得する等、オフィスビルにおける主要な環境性能評価の取得を予定しています。

２. 127CXR（チャリング・クロス・ロード）概要

【ご参考】英国での事業展開について
・英国・ロンドンでのオフィス開発事業へ参入（2021年2月）

・英国ロンドン中心部におけるオフィス開発事業「The Fitzrovia」 事業参画（2023年12月）

・英国ロンドン中心部においてオフィスビル 「55 St James's Street」 を取得（2024年3月）