特許工法で置くだけ設置を実現。エコを加速する電気自動車(EV)充電システム『ACS(アクス)』発売

2025.02.19 03:21
匠堂合同会社
CO2削減をテーマに、建設事業を展開する匠堂(たくみどう)合同会社。人と地球環境にやさしい未来づくりをコンセプトとし、特許工法を駆使したゼロエネルギー住宅「未来笑家(みらいわらいや)」(同社オリジナルブランド)をはじめ、独自の技術とアイデアで業界の枠を超え、これまでにない画期的な商品を開発している企業です

代表の北村卓造さんは、琵琶湖のほとりで生まれ育ち、小学校の自由研究では地球温暖化を研究、中学校の卒業文集では「地球にやさしいエンジンを開発する」と目標を掲げ、高校の機械科に進学。以降も環境問題への関心は高く、いちはやく電気自動車(EV)のユーザーになるなど、公私ともに一貫した信念のもとで活動を続けています。

そうした背景から、もっとEVを普及させたい、そのためには充電器を増やす必要があると感じていた北村さんは、自身のアイデアと技術を活かし、2024年、低コストで簡単に設置できるEV用充電設備『エコアクセルチャージングシステム(ACS:アクス)』を開発。同年10月に特許を取得し、新事業として立ち上げ、販売をスタートしました。
この、EV充電スタンドの普及を促進できる画期的な商品について、開発の経緯や商品に込めた想いをお聞きしました。
(本文)
●特許工法で工期短縮、低コストを実現。『ACS(アクス)』はEVユーザー、施工者、導入先、地球、「四方よし」を叶えます。

──このたび発表されたEV充電設備『ACS(アクス)』開発の経緯を教えてください。

環境への負荷が少ない電気自動車(EV)は、10年ほど前から普及が進んでいますが、充電インフラの整備が追いついておらず、各地で充電渋滞が発生しています。特にEVでの長距離移動時は不安を抱かせる大きな要因になっています。

 こうした状況の解決策として、政府によるEV用充電器の全国設置が推進され、普及の拡大が期待されていますが、あまり進んでいません。その理由は、設置の工期と費用がかかり過ぎるからです。充電器を設置するためには、充電ポストのコンクリート架台工事や電線用配管の埋設工事など、地面を掘る土木工事が必要で、借地に設置する場合、原状回復の必要性も課題になっています。

 仕事柄、住宅への太陽光パネルや蓄電池の設置、充電器設置工事も手掛けているのですが、やはり施工者側としてもその設置工事の大変さを感じていて、もっと簡単に設置できなければ普及は進まないと感じていました。そこで「もっといい方法があるはず」と発明魂が燃えたんです。もともと目の前の課題はすぐに解決したい性格で、アイデアがひらめいて、それをカタチにすることが得意なので、新事業として開発に取り組みました。

──「置くだけで完成」にたどりつくために、どんな工夫をされたのですか?

まず、近未来的な乗り物であるEVに似合う、かっこいい充電設備を作りたいと思いました。いちばん難しいのは、「いいものをコストを下げてつくる」ということです。アイデアはすぐに思いつくのですが、実際にコストを抑えて商品化することがもっとも難しく、今回も試行錯誤を繰り返しました。
たどりついた解決策は、従来、コンクリートで作っていた架台と配線スペースの機能をあわせ持つ金属製の固定台の開発です。この方法なら、土木工事の必要がなく、配線も収納でき、見た目もすっきりとします。置くだけなので工期短縮、低コスト設置が可能なんです。

置くだけといっても、安全性を考慮し、アンカー併用で猛烈な風にも耐えられる設計です。また、ジャッキによる高さ調整機能があり、平らではない地面にも安定して設置できます。
簡単に低コストで設置できるので、施工者も導入先も負担が少なく、EV普及にも貢献できる、「四方よし」を実現できる商品だと考えています。
照明をつけてデザイン性と機能性を

●滞在・待機の期間に充電できる「目的地充電」の普及が重要。宿泊施設、観光・レジャー施設、運送会社、空港などへの普及をめざす。

──具体的な施工の方法を教えてください。

『ACS(アクス)』は充電器4台で一組になっており、連結することで複数台の設置が可能な設計です。施工方法は現地組立型と工場量産型の2種類。設置場所でパーツを組み立てて固定台をつくり、配線と充電器を設置して完成させる方法と、事前に工場で固定台、配線、充電器を完成させておき、現場に輸送して完成させる方法です。複数台を設置する場合は、こちらのほうが天候にも左右されにくいのでスムーズな設置が可能です。

──どのような場所での活用を想定しておられますか。

現在、国が進めているのは急速充電の設備ですが、今後は普通充電、「目的地充電」が重要になってくると考えています。例えば、ホテルや旅館などの宿泊施設、観光施設、テーマパークやゴルフ場といったレジャー施設など、滞在時間が長い目的地で充電できれば、EVユーザーも安心です。また、空港の駐車場、社用車、配送車両の待機充電にもご活用いただけます。

 倉庫や配送センターでEVを導入される場合、充電インフラの整備は不可欠ですが、『ACS(アクス)』を活用し、例えば、蓄電池を置き、倉庫上の太陽光パネルで発電した電気を充電することができれば、環境負荷のないエネルギー循環が可能です。
 これを機にEV充電器の普及が進むことを期待しています。
●使命は、いいものをコストを下げてつくること。事業を通して低炭素社会を実現したい。

──事業を展開していく上で、大切にしていることは何ですか?

すべての活動のベースにあるのは、CO2削減、省エネに役立つ商品を開発、提供することです。子どもの頃から地球温暖化に興味があり、理科が得意だったので、疑問に思うことは自分で実験して試したり、問題解決のために新しいものを発明することが好きでした。家業を継いで大工になってからは、家づくりのさまざまな課題に気づき、住む人と家計に負担がなく、CO2削減になる家を建てたいと思うようになり、自社ブランドのゼロエネルギー住宅『未来笑家(みらいわらいや)』を開発しました。「未来に笑って暮らせる家」をコンセプトに、コストを可能な限り抑えながら断熱性能を上げる特許工法をはじめ、太陽光パネルや蓄電池、トリプルガラスなど必要なものを標準採用しています。

一般的な住宅より価格は高くなりますが、住み始めてからの光熱費と総支出額をトータルで比べると、家計にやさしく快適に暮らせるので、お客様にも喜んでいただいています。
「いいものをコストを下げて提供する」のが私たちの使命であり、普及につなげることが大事で、そういうスタンスで事業に取り組んでいます。
電気を買わない家


●EV、ゼロエネルギー住宅がスタンダードになるように。アイデアと技術を活用し、新たな未来を開拓していきたい。

──理想とする未来に向けて、これからの目標を聞かせてください。

やはり、事業を通してCO2削減、地球温暖化に対して、どれだけのアプローチができるのか。使う人にどれだけメリットがあり、貢献できるのか。この課題を念頭に置きながら、これからも自分の持つアイデアと技術を総動員し、世の中をよくするものを開発、提供していきたいと考えています。

振り返れば、小学校の自由研究で地球温暖化を研究したり、地球にやさしいエンジンを作りたいと思ったり、その頃から環境破壊への対策を自分でしたいという思いがありました。自分がEVに乗るようになり、やりたいと思っていたことが今につながり、事業としてやっている。子どもの頃に描いた夢の続きを、大人になった今でも追い続けているだけで、思いは変わっていません。頭の中は常に発明脳になっているので、EVやゼロエネルギー住宅が普及し、スタンダードになるよう、今後も低コストで課題を解決できるものを発明し、社会に貢献できればと思います。
代表 北村卓造
ソーラーシェアリングビニールハウス
イチゴ栽培

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社名    匠堂 合同会社
所在地  滋賀県米原市顔戸 1361-20
TEL/FAX  0749-50-3208
代表者  北村 卓造
設立    平成29年

事業内容:
ゼロエネルギー住宅の設計・施工
脱炭素商品の販売・施工(蓄電池、太陽光パネル)
EV充電設備『エコアクセルチャージングシステム(ACS)』販売・施工

URL:
●プロフィール
匠堂の代表 北村卓造のご紹介 米原市の琵琶湖のほとりの江戸から続く 大工の次男として生まれる
小中 野球好き 自由研究で地球温暖化を研究。
高校 地球にやさしいエンジンを作りたいと機械科に通う。
ソフトボールでインターハイ、国体に出場(ピッチャー35歳まで滋賀代表)
18歳 プロ野球選手になろうと浪人。
19歳 家族が病気になり、大工を手伝いはじめて、大工の仕事にハマる。4代目大工となる。
23歳 母親が亡くなり、父親から家業の工務店を任され経営者に。不安よりもチャンスだと思う。
24歳 家を建てるのに、住宅ローンの知識が必要だと思い住宅ローンアドバイザーの資格を取得 2級大工技能士取得。
27歳 手すりをつけたりするのに、福祉の知識が必要と、2級福祉住環境コーディネーターの資格を取得。
28歳 自宅を建築。家づくりのだめな部分に気づく。 家計に負担にならない家をつくりたいと思う。 売電はなかったけどco2削減に興味があり太陽光パネルを搭載
30歳 大工の技術も大事だけど、建築の知識も必要と、2級建築士を取得。 建築士事務所を開設 大工が設計してそのまま建てるスタイルに
35歳 太陽光発電、スマートハウスなど電気の知識も必要という事で第2種電気工事士を取得。
38歳(9年前)ゼロエネルギー住宅が住む人の負担とco2削減等に最適と思いゼロエネルギー住宅しか建てないと決め研究をはじめる
40歳 アメリカの電気自動車テスラに乗る。同時にテスラの充電器の認定工事店になる。 滋賀低炭素社会づくり賞受賞
42歳 ドイツに再生可能エネルギーの勉強に行く。価値観が変わる ゼロエネルギーハウス体感ハウスを建築(実は親父のために建てた家)
43歳(2年前) 日本の農業問題解決、地域活性化をするため、地元の土地を借りて 建築の技術を利用して
ソーラーシェアリングビニールハウス、観光農園 @tanabataichigo15 七夕いちご園を開園。
47歳
人生初の特許を取得。
ゼロエネルギー住宅をコストを下げて建築する方法(特許番号第7576211号)
電気自動車の充電器を簡単に設置できる固定台(特許第7565103号)
現在 ゼロエネルギー住宅からさらに進化した電気を買わない災害に強い家を標準仕様に。

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