企業・不動産・まちのサステナビリティ価値共創支援ツール「EaSyGo Value Driver」正式ローンチ

2025.02.13 14:21
株式会社GOYOH
不動産、ESG、AIを掛け合わせ、企業のESG目標達成、機関投資家の投資パフォーマンス、まちと建物の競争力の向上を支援します

株式会社GOYOH(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:伊藤 幸彦、以下「当社」)は、ビルと入居企業におけるESG基準のギャップを診断・改善するツール「EaSyGo Value Driver」を正式にローンチしました。ビルのESGに関わる設備と運営状況、入居企業や世界の優良企業の社会的目標を収集・解析し、不動産の経済的価値と社会的価値の創出に向けた意思決定を迅速化することで、選ばれるビル運営とまちづくりを支援します。
■不動産におけるESG取組みとデータ解析の課題
国連によると、不動産は世界のCO2排出量の40%(建設含む)を占める巨大なCO2排出源であり、グローバル市場における機関投資家による建物の脱炭素化のための設備投資は2030年までに3兆ドル(*1)を上回ると試算されています。さらに世界的認証機関の間では社会的サステナビリティ推進の評価基準策定に向けた動きが高まっており、 社会インパクトへの資本投資もさらに加速すると見込まれます。
世界的な企業において、脱炭素や社会的な目標設定とその履行、社員のウェルビーイングの向上といった新たな価値が競争力維持の上で不可欠となる中、ビルの主要な貸主である不動産ファンドや不動産オーナーにおいては、入居企業とビルの運営における視点のずれの把握や、「選ばれるビル・まち」に必要とされる要素の保全および価値向上のための効果的な設備運営投資の判断に課題を抱えています。ESG対応にかかる人的・金銭的コストを資産の経済性の向上に繋げるには、不動産オーナーと入居企業双方の視点を合わせ、目標達成に向けた協働と経済的価値創出の可視化、またそのプロセスの効率化が重要となります。

(*1)GoldmanSachs. (2022) Green Capex: Greenflation, Returns and Opportunity. Goldman Sachs
■「EaSyGo Value Driver」について
「EaSyGo Value Driver」は、機関投資家と不動産オーナーおよび入居テナント間のビル設備・運営に求められるESG視点の要件共有を簡略化し、社会目標(インパクト)の達成や経済的価値の創出に向けた戦略策定、意思決定プロセスを迅速化します。

生成AI技術と自然言語処理に不動産金融の専門知識をかけ合わせ、国内外の主要都市におけるビルや入居企業のESG目標に関する公開データと当社が保有する非公開データを活用し、建物の設備・運営パフォーマンス評価、入居企業と不動産オーナーの視点のギャップ分析、社会性と経済性に基づいた最適な改善戦略の策定、不動産ファイナンスへの活用といった金融的付加価値を提案します。

対象となる建物は、国内・海外、新築・既築を問わず、従来の専門的で人的な市場データ収集や解析、企業間の多層コミュニケーション、戦略策定など、あらゆる作業を劇的に効率化します。
当製品は、グローバル機関投資家が国内外で保有する大型ビルのデータ提供協力を受け、国内大型複合商業ビルでの先行導入を経て、この度公式なローンチへと至りました。

EaSyGo Value Driver 製品サイト:
■「EaSyGo Value Driver」活用例
- 不動産運用、管理会社、機関投資家

- 保有ビルのESG観点からのベンチマーク比較と競合ビルとの相対評価
- 自社のESG戦略やマンデートと合致する投資対象ビル発掘
- 投資運用のための最適なESG費用対効果の解析と計画策定
- 投資、売却時のESGデューデリジェンスによるリスクと機会の把握
- 入居テナントとのコミュニケーションおよびエンゲージメントへの活用
- グローバル企業の入居要件の調査と誘致への活用
- ビル認証の取得および評価向上のための診断

2. 金融機関
- ESG要素をKPIとした不動産ファイナンスへの活用
- 投融資デューデリジェンスにおけるリスクと機会の把握

3. 入居企業
- 自社のESG目標が達成できるビルのスクリーニングと選定
- ビルオーナーとのESG目標達成のための協働および交渉

4. 行政・デベロッパー
- グローバル企業に選ばれるまちづくりの要件解析
- 都市のESG要素の評価

5. 脱炭素および建物設備ソリューション提供企業
- ビル設備、運営の課題に対するソリューションの提案


■今後の展開
当社は「EaSyGo Value Driver」がカバーする不動産金融とESG領域に特化した公開・非公開データを活用し、機関投資家が推進するグロバールなESGイニシアティブとの連携、大学や研究機関との学術的連携、他企業がもつデータやサービスとの連携による活用領域の拡大を進めていきます。

<EaSyGoについて>
当社が展開するサービス「EaSyGo」は気候変動対策をはじめESGに取り組む不動産運用会社、オーナーや機関投資家に、不動産利用者や入居企業と共に脱炭素に取組む機会の提供、ESG取組の定量化と改善、社会的なポジティブインパクトの可視化、具体的な施策や選択肢提供など、ステークホルダーの行動変容を通じて不動産価値を高めるサービスです。不動産オーナー、従業員、利用者、投資家、レンダーや他のステークホルダー、それぞれが求めるベネフィットを提供することで、不動産自体の資産価値を上昇させ、社会的合理性だけでなく経済的合理性を伴う成果を実現します。
対象はオフィス、商業施設、大型集合住宅。小中型住宅ポートフォリオ版ResiGoでは物件毎の比較も可能。

~主な特長~
・物件管理画面
・コミュニティポータル(入居者、利用者向け)
・アクティブテナントエンゲージメント(ATE)

EaSyGo:
ResiGo:
<エネルギーデータ取得サービス:EnerSyGo>
EnerSyGoは集合型の賃貸住宅の建物全体や専有部分のエネルギー使用量を計測するサービスです。

~主な特長~
・設備導入、初期費用不要のサブスク型クラウドサービス
・GRESB、CRREM対応出力形式
・ResiGoとの連携により、専有部でのエネルギー削減エンゲージメントが可能です。

サービスサイト:
■株式会社GOYOHについて
株式会社GOYOHは不動産とテクノロジーを融合させた持続可能な不動産運用サービスを提供する不動産テック企業です。衣食住、移動、消費、コミュニティ、建物、レジリエンス、ウェルビーイング、などのSDGs/ESG要素を可視化し、持続可能性の選択肢と価値を機関投資家、企業、不動産を利用する人々、コミュニティに提供する不動産ESGプラットフォーム『EaSyGo』を提供しています。

本社  :東京都新宿区愛住町2
代表者 :代表取締役 伊藤 幸彦
設立  :2018年8月
URL  :
事業  :不動産テックサービスの開発・運営

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