ユニバーサルアドネットワーク株式会社
ロンドンギャラリーや、無人島プロダクションなど、アートフェア参加が貴重なギャラリーも出展。アートをコレクションする楽しみを体験できる3日間。
CURATION⇄FAIR Tokyo 2025 展覧会「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」展示風景 撮影:柳原美咲
展覧会で作品を鑑賞し、アートフェアで作品を購入できる「CURATION⇄FAIR Tokyo」。3名のキュレーターによる展覧会は、2月16日(日)まで、登録有形文化財・kudan houseで開催しております。
続いて同kudan houseにて、2月22日(土)~24日(月・祝)は、アートフェア「Art Kudan 2025」を開催いたします。国内のアートフェア参加が珍しいロンドンギャラリーや、無人島プロダクションをはじめ、古美術から近代、現代美術や工芸を取り扱う珠玉の21ギャラリーが、選りすぐりの作品を展示・販売する貴重な機会です。鑑賞だけでは得難い「コレクションする喜び」を感じ、「アートの世界に参加する」という双方向性のあるアート体験を是非お楽しみください。
「Art Kudan 2025」概要
会期: 2025年2月22日(土) ~ 2月24日(月・祝)10:00 - 18:00(最終入場17:30)
※2月21日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会を実施します。
会場: kudan house(東京都千代田区九段北1-15-9)
出展ギャラリー:ANOMALY、HAGIWARA PROJECTS、ギャラリー広田美術、KANEGAE<KOGEI Next>、KAYOKOYUKI、KOKI ARTS、小山登美夫ギャラリー、ロンドンギャラリー、MA2Gallery、MISAKO & ROSEN、無人島プロダクション、中長小西、TARO NASU、Satoko Oe Contemporary、しぶや黒田陶苑、ギャラリー 志、瞬生画廊、東京画廊+BTAP、Wa.gallery、WAITINGROOM、古美術 柳
Art Kudan 2025 会場マップ
kudan houseの敷地内に足を踏み入れてすぐ右手側にある旧ガレージでは、古美術 柳 とWa.gallery が合同で出展します。
Wa.galleryからは、橋本知成の2024年に熊野古道なかへち美術館(田辺市立美術館分館)にて展示された作品と新作が、古美術 柳からは、希少価値の高い鎌倉時代不動明王坐像が出品されます。
橋本知成「Untitled」Photo: Gentoku Katakura / Wa.gallery
不動明王坐像 / 古美術 柳
アーチ状の柱と明り取りの窓が印象的な地下1階のフロアでは、KOKI ARTS、ANOMALY、小山登美夫ギャラリー、しぶや黒田陶苑、中長小西、MA2Galleryが出展します。
KOKI ARTSは、ジョー・グードやマーサ・タトル、アマンダ・ヴァルデズら海外の作家に、中村亮一、濱口京子、松本奈央子を加えた6名の作品を出展します。
ANOMALYは、金属扉の旧金庫室に、東京都庭園美術館での展示が記憶に新しい青木野枝の新作や、Chim↑Pom from Smappa!Groupの作品を展示します。また、小山登美夫ギャラリーの部屋では、シャルロット・デュマ、小出ナオキ、桑原正彦、大宮エリー、和田咲良の5名によるグループ展「犬のいる風景2」を開催します。しぶや黒田陶苑は、縄文時代の埴輪から鈴木治、加守田章二、山田光、森陶岳、島村光など、古いものから新しいものまで、土が織りなす魅力をプレゼンテーションします。
また、近現代の名品を独自の鋭い感性で紹介する中長小西は、小川待子の近作や八木一夫の版画を展示します。
2026年春に北鎌倉で新たなスペースをオープン予定のMA2Galleryは、手塚愛子、松原健、クリストス・ヴェネティスの作品を出品し、恵比寿のギャラリーがクローズしている今は、ここでしか作品を見られない貴重な機会です。
マーサ・タトル「a fossil, a freshness (1)」 / KOKI ARTS
青木野枝「ふりそそぐもの/朝香宮邸ーVIII」(参考画像)(C)︎Noe Aoki 撮影:山本糾 / ANOMALY
和田咲良「格子柄の毛布」Photo by Kenji Takahashi (C)Sakura Wada, Courtesy of Tomio Koyama Gallery / 小山登美夫ギャラリー
手塚愛子「編み直す (Silver Rialto)」 / MA2Gallery
1階のフロアでは、ロンドンギャラリー、KANEGAE<KOGEI Next> 、ギャラリー 志、TARO NASUが出展します。
日本・中国・韓国など東洋の古美術を専門に扱うロンドンギャラリーは1階の応接室に、古墳時代の埴輪と現代作家橋本雅也の作品を展示します。ギャラリー 志とKANEGAE<KOGEI Next> は、「彫刻の変遷」「陶芸の変遷」を主題に古代から現代までの作品を2人のギャラリストの視点でご紹介します。80年代以降の現代美術を中心に国際的評価の高い国内外のアーティストを数多く紹介してきたTARO NASUからはライアン・ガンダー、田島美加、中井波花などが出品されます。
前原冬樹「一刻<赤絵皿に梅>」 / KANEGAE<KOGEI Next>
中井波花「Is it blue? The pillar of the family」(C)Namika Nakai, Courtesy of TARO NASU / TARO NASU
2階のフロアでは、MISAKO & ROSEN、無人島プロダクション、Satoko Oe Contemporary、HAGIWARA PROJECTS、WAITINGROOMが出展します。
アートバーゼル香港やフリーズアートフェアといった海外のアートフェアに精力的に参加しているMISAKO & ROSENは加賀美健、ネイサン・ヒルデン、廣直高、エリカ・ヴェルズッティなどの作品を、片や現代社会や歴史に対しての鋭い観察と考察を、表現を通して可視化する作家たちのマネジメントを中心に行い、アートフェアへの参加は貴重な無人島プロダクションは、展覧会に合わせて作られた臼井良平の新作に加え、八木良太、加藤翼、小泉明郎、荒木悠、風間サチコの作品を、隣り合った和室を区切らずに展示します。
現代社会を共生するためのヒントとなる作品を紹介するKAYOKOYUKIは、井出賢嗣、大野綾子の立体作品や、諏訪未知のペインティングを展示します。Satoko Oe Contemporaryは展覧会から引き続き池崎拓也を始め、鹿野震一郎の新作や、丹羽良徳のネオン、長谷川繁、平田尚也などによる作品のプレゼンテーションを行います。HAGIWARA PROJECTSは、様々な素材を接合し、人間の視覚にずれを生じさせることを意図しながら、独特の形状を生み出す土肥美穂の作品を展示します。また、様々なメディアを横断しながら表現する最新鋭のコンテンポラリーアートを紹介するWAITINGROOMは、あらゆる手段で「写真とは何か」を問う実験的な作品を制作し、ポンピドゥー・センターを始めとする世界各地の美術館に作品が収蔵されているオノデラユキの写真を出品します。
加賀美健「untitled」Photo: KEI OKANO Courtesy of the artist and MISAKO & ROSEN / MISAKO & ROSEN
臼井良平「Grating」撮影:柳原美咲 / 無人島プロダクション
井出賢嗣「Some personal relationships」 / KAYOKOYUKI
丹羽良徳「許すネオンサイン 」撮影:西山功一 / Satoko Oe Contemporary
オノデラユキ「《Parcours》 Place Saint Michel」(C)︎Yuki ONODERA, courtesy of the artist and WAITINGROOM / WAITINGROOM
3階のフロアでは、東京画廊+BTAP、ギャラリー広田美術、瞬生画廊が出展します。
瞬生画廊からは、40、50、60年代の貴重な香月泰男の作品が出展され、広田美術は展覧会でも注目を集めた有元利夫のドローイングや、猪熊弦一郎の油彩に加え、松本竣介のドローイングなどを展示します。東京画廊+BTAPからは、岩橋英遠、小清水漸、菅木志雄、金根泰、柏原えつとむなどが出展され、3階では近代~現代の変遷を体験しながら作品をご購入いただけます。
菅木志雄「無題」 / 東京画廊+BTAP
「Art Kudan 2025」は、コンパクトながらも、国際的に評価の高いギャラリー、各分野で日本を代表するギャラリー、そして日本のアートシーンを牽引するギャラリーが集うアートフェアです。安心してアートを購入し、コレクションを楽しんでいただける貴重な機会となっております。
また、16日まで開催中の展覧会では、アートフェアにも出品される多くの作品をご覧いただけます。普段なかなか訪れる機会のないギャラリーの作品や、異なる時代・ジャンルの作品を一堂に体験できる場となっており、作品鑑賞の機会でありながら、作品購入やコレクションの参考としても最適です。
厳選されたギャラリーと作品が揃うこの機会に、ぜひ会場へ足をお運びいただき、アートとの新たな出会いのかたちをお楽しみください。
■チケット情報
※前売券は一般のみとなります。
※前売券の販売は2月21日(金)までとなります。
VIP Passも販売中。詳しくはチケットサイトよりご覧ください。
■会場構成について
<展覧会・アートフェア会場> 一般非公開の「kudan house(九段ハウス)」
登録有形文化財である<旧山口萬吉邸>をリノベーションした会員制のビジネスイノベーション拠点。日本を代表する3人の建築家(内藤多仲氏、木子七郎氏、今井兼次氏)によって建てられたこの邸宅は、美しい曲線を施したデザインと鉄筋コンクリートの黎明期の代表作として、日本の歴史に名を刻む名建築です。普段は一般公開されていない重厚かつ繊細な佇まいの歴史的空間で、アーティストの創造性と対話し、新たなインスピレーションを得る、特別な「時間」をご体験ください。
<サテライト展覧会会場>
都心の5つ星ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」
地上約180mから、都心の眺望とともに豊かな自然とアートを感じさせるデザインと、ラグジュアリーな空間が広がるプリンスホテルの最上級ホテルです。マリオット・インターナショナルの最上級ブランド「ラグジュアリーコレクション」に東京で唯一加盟。「フォーブス・トラベルガイド 2024」のホテル部門において、4年連続最高ランクの5つ星を獲得。自然光が降り注ぐ高層階に足を踏み入れた瞬間から、絶景とアートが融合した特別な空間が広がります。
※サテライト会場は入場無料となりますが混雑時には展示をご覧いただくまでお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。
<サテライト展覧会・レセプション会場>
歴史と浪漫を感じる「赤坂プリンス クラシックハウス」
赤坂・紀尾井町でひときわ美しい存在感を放つ洋館。1930年に旧李王家の邸宅として建設され、その後「赤坂プリンスホテル旧館」として長年多くの人に親しまれ、2011年に東京都指定有形文化財に指定されました。大規模な保存改修工事を経て、2016年に「赤坂プリンス クラシックハウス」として新たな歴史を歩みはじめました。
通常時は見ることができない2階の寝室や書斎・談話室などプライベートな暮らしの空間を軸に設計された同館で特別なひとときをお楽しみください。
※赤坂プリンス クラシックハウスでの展覧会「共振、または1930」は会期が終了いたしました。
<トークプログラム会場> 歴史を護り未来を拓く「九段会館テラス」
1934年(昭和9年)に軍人会館として竣工し戦後は劇場、宿泊施設、宴会場として長く愛されてきた旧九段会館。その一部を保存・復原すると共に、解体部分に地上17階地下3階の新築棟を増築し、2019年には保存部分が登録有形文化財に登録されています。九段会館テラスでは、人々の心に刻まれた九段下の風景を守りながら、「健康」と「安心・安全」をテーマに新しい働き方を実現する次世代型オフィスを実現します。
※トークプログラムは終了いたしました。
【開催概要】
名称:CURATION⇄FAIR Tokyo
会期:2025年2月1日(土)~2月24日(月・祝)
会場:
・kudan house(東京都千代田区九段北1-15-9)
・ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル
(東京都千代田区紀尾井町1-2)
・赤坂プリンス クラシックハウス
(東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内)
・九段会館テラス(東京都千代田区九段南1丁目6-5)
主催:ユニバーサルアドネットワーク株式会社、東邦レオ株式会社
特別協力:
<展覧会>
内容:古美術、近代、現代美術の企画展
会場および会期:
[メイン会場]
kudan house
2025年2月1日(土)~2月16日(日)10:00 - 19:00(最終入場 18:30)
※1月31日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会を実施します。
[サテライト会場]
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル 36階ロビー
2025年2月1日(土)~2月24日(月・祝)※宿泊者以外は10:00 - 19:00まで。
赤坂プリンス クラシックハウス
2025年2月4日(火)~2月7日(金)10:00 - 19:00
ロジスティクスパートナー:株式会社 帝国倉庫
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
後援:千代田区
<アートフェア>
内容:コマーシャルギャラリー・美術商によるアートの見本市
会場:kudan house(東京都千代田区九段北1-15-9)
会期:2025年2月22日(土)~2月24日(月・祝) 10:00 - 18:00(最終入場17:30)
※2月21日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会を実施します。
<トークプログラム>
内容:アーティスト、キュレーター、美術館関係者によるトークセッション
会場:九段会館テラス コンファレンス&バンケット 3F 301-杏(東京都千代田区九段南1丁目6-5)
会期:2025年2月8日(土)・2月9日(日)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
後援:千代田区