【創業5周年リリース 第3弾】環境移送ベンチャー イノカ、文京区と連携し、2025年5月より地球の未来を変える、中高生のための秘密基地「AQUABASE」を飯田橋のオフィス内で開放

2025.01.30 15:00
株式会社イノカ
~2025年5月7日に中高生向けに開放を開始。オープニングイベントも開催~

株式会社イノカ(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:高倉葉太、以下「イノカ」)は、文京区と提携し、水の命を未来へ紡ぎ、水環境の可能性を探求する研究・教育施設であるイノカの「ビオアーク」を、毎週水・金・土曜日に文京区内在住・在学・在勤の中高生世代が自由に過ごすことのできる居場所「AQUABASE」(以下、アクアベース)として、開放いたします。
「アクアベース」イメージ

近年、地球温暖化や海洋汚染など、水環境を取り巻く課題は深刻化し、生物多様性にも大きな影響を与えています。WWFの「生きている地球レポート2020」によると、世界の淡水域に生息する生物種の個体数は、1970年から平均で84%も減少しており、これは森林や海洋の減少率をはるかに上回っています。
特に、サンゴ礁は海洋生物の25%の生息地であり、地球上で最も生物多様性に富んだ生態系の一つですが、気候変動による海水温の上昇や海洋酸性化の影響で、深刻な危機に瀕しています。このままの状態が続けば、2050年までに世界のサンゴ礁の90%が絶滅する可能性があると予測されています。
次世代を担う中高生たちは、これらの地球の課題に直面する当事者であり、課題意識や課題解決への関心も非常に高くなっています。しかし、現状では、彼らの情熱を形にするための機会や場所が不足しています。
内閣府の調査によると、社会問題の解決に貢献したいと考える中高生は7割を超えているにもかかわらず、実際に社会貢献活動に参加している中高生は3割程度にとどまっています。
水棲生物や生態系の研究ができるアクアリウムが近くにあるビオアークを中高生が自由に過ごすことができる居場所「アクアベース」として開放することで、中高生の新しい視点と情熱が集まり、水環境をはじめとした地球を取り巻く課題を解決することを目指します。
ビオアークとは
環境移送ベンチャーイノカ、水の命を未来に紡ぎ、そして水環境の可能性を探求していく、研究・教育施設「アクアトープ0.35」を1月13日に開設

※リリース時にアクアトープという名称でしたが、現在、ビオアークに名称を変更しております。
「アクアベース」公開の背景
これまでイノカのラボはクローズドな環境として運営され、一般の方が見学する機会は限られていました。また、共同研究契約を結んだ上での利用がメインでした。
しかし、イノカが最先端で取り組む地球上の水環境を保全し活用するための研究を中高生に身近に感じてもらうことで、生き物や自然資源を起点にイノベーションを起こす次世代を育成したいと考え、今回、ビオアークの立ち上げに向けた第一弾として文京区と連携し、中高生の居場所事業「アクアベース」の実施を決定しました。
イノカは文京区の中高生が自由にアクアベースで過ごす中で、中高生自身の視点で生き物や自然資源を捉え、地球環境を守る仲間を育てることを目指します。
「アクアベース」のコンセプト
アクアベースは、中高生の自主的な活動を応援する居場所です。「AQUARIUM(アクアリウム)」と中高生の自由な拠点である「BASE(ベース)」を組み合わせた名称に由来しています。
3つの特徴
ビオアークの様子
過去ビオアークにて開催されたイベントの様子

水槽を中心とした特別な空間:
アクアリウムが設置され、自然の美しさや生態系への関心を高める環境。

中高生のための自由な活動の場:
中高生だけが利用できる安心・安全な居場所「学校や家とは違う 第三の居場所」として、友達とのおしゃべりや自習、趣味など、好きなことをして自由に過ごすことができる環境を提供します。

未来を切り拓くイノベーションの場:
海洋生物に関する専門家による実験教室やワークショップを定期的に開催し、中高生の知的好奇心を刺激することで、アイデアを形にし、挑戦する機会を提供します。
「アクアベース」オープンにあたってのコメント
文京区より
文京区では令和7年度より、株式会社イノカ様と連携し、文京区内在住・在学・在勤の中高生のための居場所「アクアベース」をオープンすることになりました。中高生の皆さんにはぜひ、美しいアクアリウムや海洋生物の専門家がいる、これまでにない新しい空間で、好きなことに取り組んだり、のんびりおしゃべりしたり、勉強したり、自由に過ごしていただきたいと思います。また、今後アクアベースでは定期的に、海洋生物や自然科学をテーマとした専門家による実験教室やワークショップなども開催予定です。区内初・海洋生物の近くで過ごせる中高生の居場所に、ご期待ください。
施設情報
所在地:イノカ ビオアーク 〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目3-21 住友不動産飯田橋ビル 1F
利用対象:文京区に在住・在学・在勤の中高校生世代
利用時間:平日 水曜日、金曜日15:00~19:00 / 土曜日 13:00~18:00(年末年始を除き、祝日も利用可能)
お問い合わせ先:info@innoqua.jp
オープニングイベントについて
2025年5月7日(博士の日)に「アクアベース」として中高生向けに開放を開始し、当日はオープニングイベントを開催いたします。
開催日時:2025年5月7日 15:00~19:00
場所:イノカ ビオアーク 〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目3-21 住友不動産飯田橋ビル 1F
参加申し込み:Googleフォームにて受付中。[
]
株式会社イノカについて
株式会社イノカは、日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリスト(*1)と、東京大学でAIを研究していたエンジニアが2019年に創業したベンチャー企業です。「自分たちが好きな自然をみつづける。」をフィロソフィーに掲げ、アクアリストの力とAI・IoT技術を組み合わせて、任意の生態圏を水槽内に再現する『環境移送技術(R)︎』の研究開発を推進しています。本技術を
コアに「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる」ことを目指しています。 水槽内にリアルな生態系を再現できる強みを活かし、臨海部をはじめとするフィールドに行かずとも様々な水環境の研究を可能にする研究事業、そして海の面白さや重要性を伝える教育事業を展開しています。
遺伝資源を含む海洋生物多様性の価値を持続可能にすることを目的として、2022年7月には国内ベンチャー企業としては初の事例となる「自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:以下「TNFD」)」の「TNFDデータカタリスト」に参画しています。東京ならびに大阪とマレーシアに拠点を置いています。
*1アクアリストとは、自宅の水槽(アクアリウム)であらゆる水生生物を飼育することを趣味とする人々のことを指します。
イノカが環境移送技術(R)︎により人工的に再現したサンゴ礁生態系

会社名:株式会社イノカ
代表者:代表取締役CEO 高倉葉太
設立:2019年4月
所在地:東京都文京区後楽二丁目3番21号 住友不動産飯田橋ビル1階
会社HP:
お問い合わせ先:info@innoqua.jp

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