ReBear合同会社
～大人の一歩～ Z世代の成人式とお酒の関係性について
ReBear合同会社（本社：東京都目黒区、CEO荒川力哉、以下「ReBear」）は、この度、Z世代に特化したマーケティングリサーチサービス「aZリサーチ」を活用し、「成人式とお酒」に関する意識調査を実施致しました。
調査概要
全国の新成人を対象に、「成人式とお酒」に関する意識調査を実施。その結果の一部をお届けします。
調査方法：インターネット調査
調査期間：2024年10月1日（火）～2025年1月10日（金）
調査対象：20代
有効回答数：665名
調査監修：ReBear合同会社
調査結果
Q1. お酒に対する印象とイメージは？
「社交の場の重要な要素」と考える人が33.7％。
お酒をコミュニケーションの一環として捉えるZ世代の姿が浮き彫りになっています。
また、「リラックスできる」と答えた人は30.4％。Z世代特有の「チル」ができるものとしての印象もあるようです。
一方で、「健康へのリスクが不安」という回答も26.8％あり、お酒に対して前向きな意識だけでなく、慎重な考えを持つ姿勢も伺えます。
Q2. ビールに対するイメージは？
「飲み会の定番というイメージ」が40.5％と最多でした。多くのZ世代がビールを社交場での定番ドリンクと認識していることが分かります。
一方で、「苦味が強くて飲みにくい」と感じる人も28.3％おり、味の好みによる評価が分かれる結果となりました。フルーツビールや甘味のある製品など、バリエーションのある商品が求められていると言えるでしょう。
Q3. どのくらいの頻度でお酒を飲みますか？
「全く飲まない」が27.7％と最多で、Z世代の約3割が飲酒習慣を持たないことが明らかになりました。
「週1～2回飲む」と答えた人は28.9％と全体の約3割を占め、適度に飲む層が一定数存在しています。
一方で、「ほぼ毎日飲む」と回答した人は5.9％と少数派であり、頻繁に飲酒する人はZ世代全体では少ない傾向にあります。
Q4. お酒を飲む動機は？
「自分の楽しみのため」が25.3％、次いで「社交のため」が19.1％という結果でした。Z世代の飲酒は自己満足やコミュニケーションが主な目的であり、ストレス発散や美容目的といった回答は少数派でした。
また、無理に飲むのではなく、自分のペースで楽しむスタイルが支持されていることが分かります。
Q5-1. 好むお酒の種類は？
「チューハイ・サワー」が37.7％と最多で、Z世代の多くがカジュアルでフルーティな飲み物を好む傾向が見られました。次いで、「ビール」（31.4％）や「焼酎・日本酒」（17.3％）が続き、伝統的なお酒も一定の支持を得ています。一方で、「ノンアルコール飲料」を選ぶ人も13.7％おり、健康志向やアルコールを避けたい層の存在も浮き彫りになりました。
特に「チューハイ・サワー」の人気は、飲みやすさや多様なフレーバーが要因と考えられます。一方で、ビールや焼酎などの伝統的なお酒については、新しいスタイルやフレーバーの工夫が求められると考えられます。
Q5-2. ビールを選ばない理由は？
「味が苦手」が21.8％と最多でした。多くのZ世代がビールを避ける理由としてその味を挙げており、特に苦味に対する好みの違いが浮き彫りになっています。その一方で、「飲みやすい他のお酒がある」が13.8％、「若者向けではないイメージ」が7.5％となっており、ビールが必ずしもすべてのZ世代にとって親しみやすい選択肢ではないことが分かります。
Q6. 成人式でお酒を飲むことについての意識は？
「無理に飲む必要はないと思う」が41.8％と最多でした。多くのZ世代が成人式におけるお酒の飲用について、自分のペースや意思を重視していることが分かります。その一方で、「家族や友人と楽しむ良い機会だと思う」が29.6％、伝統的な節目として重要だと思うが17.6％あり、成人式を特別な機会として捉える人々も一定数存在しています。
一方で、「お酒なしで十分楽しめると思う」と答えた人が26.6％いることから、成人式という節目においても、お酒に頼らない楽しみ方を選ぶ人が多いことが浮き彫りになりました。この結果は、無理のない飲酒文化の醸成や、ノンアルコール飲料を含む幅広い選択肢の提供が求められることを示しています。
Q7. これからお酒に関して学びたいことや不安な点は？
「社交場での飲み方のマナー」が28.9％と最多でした。多くのZ世代が、お酒に関する学びとして単なる飲酒以上にスマートな振る舞いやコミュニケーションの仕方を重視していることが分かります。その一方で、「健康への影響」が26.2％、「飲みすぎないための対策」が23.5％、となっており、健康志向やリスク回避の意識が伺えます。
また、「お酒に関する法律」（14.0％）に関心を持つ人も一定数おり、ルールやマナーを守ることへの関心が強い世代であると言えます。一方で、「特になし」と回答した人が29.9％を占め、お酒に対して特に不安を感じていない層も存在します。
調査結果を通じて
今回の調査から、Z世代はお酒を楽しむ一方で、健康やマナーに対する配慮を欠かさないバランスの取れた意識を持っていることが明らかになりました。成人式という節目を機に、無理のない範囲で自分らしくお酒を楽しむ姿勢が見られます。
これを受け、企業がZ世代に向けた商品やサービスを提供する際には、飲みやすさや気軽さだけでなく、健康やマナーへの配慮を強調することが求められるでしょう。
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