デジタル化で店舗オペレーションや経営を変革するークラウドPOSシステム「ポスタス」が描く未来

2024.12.27 11:00
パーソルグループでは、
において目指すべき方向性として「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を掲げ、グループの各事業・サービスがテクノロジー活用の取り組みを加速させています。


今回は、飲食・小売・美容をはじめさまざまな業種の店舗運営をサポートする、
を運営するポスタス代表取締役社長の本田へインタビュー。込められた思いやその魅力、そして今後の展望について聞きました。
パーソルホールディングスが運営するWebメディア「
」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。
成功の秘訣は、“やめない”こと
―まずは、本田さんのこれまでのご経歴から聞かせていただけますか。
ERPベンダーでのコンサルティング業務や事業会社における基幹システムのリプレイスなどを経験した後、2003年にパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)に入社しました。
―転職先としてパーソルキャリアを選ばれたのはなぜですか?
前職を離れて新たな事業を立ち上げようと準備を進めていた中、ご縁があって声をかけていただいたことがきっかけです。事業企画や経営など、これまでにやったことがない領域について勉強させていただこうという思いで入社を決めました。
―パーソルキャリアへの入社後は、どのような役割や業務を経験されたのでしょうか。
人材派遣領域の事業企画や予算関連、BPRなどを幅広く担当した後、2005年に子会社化した現在のパーソルビジネスプロセスデザインにおいて、事業・組織変革に向けた企画・営業・開発を責任者としてリードする経験をしました。


その後同社内で新規事業として「POS+」の立ち上げに着手し、事業企画や営業、技術領域などを幅広く管掌しながらサービス化を進めて、2013年5月にサービス提供をスタート。そして2019年12月に、グループの事業再編に合わせて法人化し代表に着任して今に至ります。
―多様な役割を経験されてきた本田さんが、はたらく中で特に大切にされているポリシーがあれば教えてください。
“誠意を持ってやり切る”ことです。「できない」と言うのも、できない理由を挙げるのも簡単ですが、そこで「じゃあどうしようか」と考えて、絶対に挑戦をやめないことを大切にしたいと思っています。


やり切って何か成果を挙げることが、お客さまや社員、周りにいる方々、そして自分をより幸せにすることに繋がり得ますし、「やり切った」と言える手応えが残らなければ、自分たちのやっていることに意義も感じられないはずですから。事業を進める中で越えなければいけない壁はたくさんありますが、“成功の秘訣はやめないこと”と信じて、みんなにとってのプラスに繋がることをすべてやり切りたいですね。
「POS+」で店舗の生産性を高め、人材不足の解決に貢献する
―改めて、クラウドPOSシステム「POS+」の概要をお聞かせください。
「POS+」は、ショップ・小売店や飲食店、理美容店・サロンなどでご利用いただける、タブレット型のクラウドPOSシステムです。


注文、会計や売上管理といったPOSレジの基本機能はもちろん、在庫や予約の管理、テイクアウト、DM配信など業種ごとの固有なオペレーションにも対応し、店舗オペレーションの効率化を後押しします。また勤怠・シフト管理や帳票の作成、データの分析などまで幅広い業務をカバーし、店舗経営全体をサポートしているのが特徴です。


2013年のサービス開始以来業態も規模もさまざまなお客さまとともにオペレーションを作り、育てていただいて、現在は毎月プラス1,000件以上のお客さまに導入いただいており、日々拡大しています。
―どのような背景からこの“POS”というテーマに着目されたのでしょうか。
企画当時の世の中の状況として、ガートナー社が提唱しているハイプ・サイクルにもあるように、クラウド・データ・モバイルの浸透や発展への注目度が高く、これらは近い将来、個人から法人での利用が明らかでありIT業界でさまざまなことが大きく変わっていく可能性を感じるタイミングでした。このパラダイムシフトとも言える大きな変化を捉え、クラウド・データ・モバイルをかけ合わせた領域と言えるPOSを新たな事業の軸にしようと考えました。
―このサービスに込められた思いや、目指す世界観について教えてください。
根底にあるのは、「POS+」というシステムとそれを活用したご支援を通じて、サービス業における“生産性の向上”を実現し、人材不足の解決に貢献したいという思いです。


労働人口の減少が叫ばれる中でも、特に人材不足が顕著なのがサービス業で、この領域においては特に「これまで人の手で行っていたことを、いかにテクノロジーで代替するか」という視点が欠かせません。


デジタル化によってオペレーションや経営を変革することで、業務の効率化や売上・利益の成長、そしてそれらをより良いサービスやはたらく環境・条件に還元することをお手伝いし、日本のお店をより良くしていきたいという思いでサービスをお届けしています。
―「POS+」ならではの強みは、どのようなところにあるとお考えですか?
まずは、充実したサポートです。導入時の初期設定から現地調査・設置、店舗のスタッフさんへのトレーニングまですべてお任せいただくことに加え、運用開始後は365日の電話サポートと、全国無制限の駆けつけサポートをご提供し、常に伴走し続けるため、安心してご利用いただけます。


もう一つは、オプション機能を柔軟に追加いただけること。「POS+」を軸として、ヒト・モノ・カネ・情報にまつわる周辺サービスを40種ほどご用意しており、「券売機でも注文ができるように“POS+ selfregi(セルフレジ)”を導入する」「順番待ちシステム“POS+ notice”でお客さまの利便性を向上したい」などと必要な機能を繋ぎ合わせてのご利用が可能です。幅広いサービス展開によってお店の業態や課題、お客さまのニーズに合わせた運用を実現できることが、大きな強みだと自負しています。
―そんな「POS+」を支える組織体制や、開発組織の特徴についても教えてください。
現在は、開発パートナーさんを含めて416名の組織規模です(2024年10月現在)。200名を超えるエンジニアがサービスの開発を、70名ほどのメンバーが営業を担い、また全国のビジネスパートナーさんと協業しながらサービスを運営しています。


開発において特徴的なのは、ネットワークからモバイル、Web、クラウドまで、幅広く手がけることでしょうか。それぞれ単体のサービスではなくすべてを繋ぎ合わせてご提供するという意味で、開発の難易度が高いことは「POS+」ならではの特徴であり開発の面白みなのかなと思います。
「レジのない世界」で、“より良い体験のデザイン”にも挑戦していく
―今後の展望をお聞かせいただけますか。
まず対象市場や販売チャネルを拡大し、「POS+」をより多くのお客さまにお届けしていきたいと考えています。


また店舗においては今後、近年浸透してきたタブレットにモバイルが取って代わったり、キャッシュレス化がさらに進んで顔認証をはじめとする生体情報をもとにした決済が中心になったりと、お店からデバイスがなくなっていくことが予想されます。


こうした「レジのない世界」に向けて、業務ツールとして「POS+」をさらに磨き店舗オペレーションを改善し続けることはもちろんですが、それだけでなく顧客の皆さんの店舗・購買体験やスタッフさんのはたらく体験がワクワクすることにもモバイルセルフオーダーを中心にチャレンジしていきます。それによって、集客力の強化やスタッフさんのエンパワーメントにも繋げていきたいところです。
―その実現に向けて、構想されている具体的な取り組みがあれば教えてください。
新チャネルとしてEC物販を取り入れ、対象市場としてはクリニックや整体院など「ヘルスケア」領域にアプローチすること、また個店さんにもご利用いただきやすいよう機能を縮約した「POS+ Lite」を展開していくことを検討しています。


業務ツールとしての進化と体験のデザインという観点では、決済や前捌き、在庫の管理、CRM、HRでは、シフトや勤怠の管理、スタッフさん同士のチャットなどまで、あらゆる機能をモバイルに集約した仕組みづくりを現在進めているところです。
―最後に、今後パーソルグループにどのような影響を与えていきたいか、本田さんの思いをお聞かせください。
パーソルは労働・雇用の課題解決のアプローチ、私たちポスタスはそれに加え、労働者減少の中、労働・雇用の代替のアプローチで、世の中のお店のお手伝いをします。


日本のサービス業は、 おもてなし”をはじめ、ミシュランの星の数も世界でトップクラスであり、素晴らしい文化を持っていると思います。サービス開始当初から、世界に誇る日本の“おもてなし”が詰まったPOSシステムを海外に展開していけたらとの思いで多言語・多通貨・多消費税対応でプロダクト開発を行っており、現在ではASEAN・欧米を中心に12カ国で利用いただいています。このプロダクトの成長を通じて、テクノロジーを活かした労働・雇用の代替は「POS+」というソリューションをパーソルグループとしてASEANを中心に世界へ事業を拡大していくことに貢献できれば嬉しいですね。


またお客さまのお力になるために、ヒト・モノ・カネ・情報の各要素の有効な組み合わせをその都度探し、かけ合わせて価値を発揮していくことが重要だと考えています。その中で、私たちが担う“情報”の要素と、グループ各社の“ヒト”の要素とをかけ合わせたり、グループ外の企業とも協業したりすることによって、取り組みの幅を広げていけるのではないかなと。そうした協業によって、それぞれが単体でサービスを提供する以上の価値を生み出せる可能性があるのではないかと期待しています。


そして最後に私個人として、これまでさまざまな業務や役割に挑戦しながら年を重ねてきた、この経験を社会、そしてパーソルグループに還元していければと思います。


※2024年10月時点の情報です。


パーソルホールディングスが運営するWebメディア「
」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。

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