【CURATION⇄FAIR Tokyo】近代日本のコンクリート建築・kudan houseを舞台に3つの展覧会を開催。ロンドンギャラリー、無人島プロダクションなど、全21軒のアートフェア出展が決定!

2024.12.26 13:00
ユニバーサルアドネットワーク株式会社
展覧会2月1日(土)~16日(日)、アートフェア2月22日(土)~24日(月・祝)開催
ユニバーサルアドネットワーク株式会社(代表取締役社長:川上尚志)が開催する「CURATION⇄FAIR Tokyo」は、展覧会(2月1日~16日)とアートフェア(2月22日~24日)の二部で構成されます。

展覧会会期では、遠藤水城氏、兼平彦太郎氏、岩田智哉氏それぞれのキュレーションによる3つの展覧会をkudan houseでお楽しみいただけます。
会場に入ってすぐに現れる旧ガレージと庭では、岩田智哉氏が2人のアーティストの作品を通して、来場者の身体感覚に揺さぶりをかけます。また、地下1階では、兼平彦太郎氏が昼夜で表情を変える空間の中で、映像やペインティングなど、現代アーティストの作品を中心に展開いたします。そして、1階から3階は、遠藤水城氏がキュレーションを行い、川端康成・大江健三郎の二つの日本文化論を道標に、古美術、近・現代美術、工芸作品を一見すると繋がりのないものとして提示しながら、それが「作品でありえる」という現象自体に焦点を当てた展示を行います。
3名のキュレーターが、それぞれの視点から、kudan houseという日本の近代化を表象する建築物を舞台に作品を展示する展覧会。ぜひ会場にてお楽しみください。併せて、2つのサテライト会場では、古美術と現代工芸作品の展覧会<2月1日(土)~2月24日(月・祝)>、蓮沼執太氏による音楽のインスタレーション展示<2月4日(火)~2月7日(金)>をそれぞれ開催いたしますので、こちらもご観覧ください。

また、アートフェアの出展ギャラリーには、日本・中国・韓国など東洋の古美術を専門に扱うロンドンギャラリーや、現代社会や歴史に対しての鋭い観察と考察を可視化するアーティストたちのマネジメントを行う無人島プロダクションに加え、KAYOKOYUKI、KOKI ARTS、Satoko Oe Contemporary の参加が、新たに決定しました。出展ギャラリーの数は、前回の15軒から21軒に大幅に増え、コンパクトな会場ながら個性豊かなギャラリーの魅力を存分にお楽しみいただけます。

<CURATION⇄FAIR Tokyo>
■展覧会について
展覧会1.「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る(The Beautiful, the Ambiguous, and Itself)」
キュレーター:遠藤水城 音響構成:蓮沼執太 展示構成:五月女哲平
出展予定:有元利夫、鳥海青児、藤島武二、猪熊弦一郎、川端康成、河井寛次郎、香月泰男、松本竣介、三宅砂織、中屋敷智生、唐三彩万年壺、八木一夫、山口長男 ほか
会場:kudan house 1-3階

<概要>
1968年、川端康成はノーベル文学賞受賞に際し、「美しい日本の私 (Japan, the Beautiful, and Myself)」という講演を行いました。その26年後、川端に次いで日本人で二人目となる同賞受賞を果たした大江健三郎は、川端のモチーフを引き継ぎ、その講演の題を「あいまいな日本の私 (Japan, the Ambiguous, and Myself)」とします。
本展覧会「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る(The Beautiful, the Ambiguous, and Itself)」は、二人の講演タイトルを重ねつつ、「日本」の「私」から遠く離れたところから、芸術のあり方をラディカルに問うものです。古美術の銘品、近代絵画の傑作、鮮烈な現代美術作品がkudan house内の至るところに展示されます。一見関係のないそれらが、感覚的な何かで一時的に繋がり、離れ、また繋がっていく。時と場合に依って、さまざまな顔をみせる「作品たち」との出会いをお楽しみください。
川端康成《有由有縁》
有元利夫《ドローイング》
中屋敷智生《Sad x Sad》
山口長男《作品(黄・六月)》
河井寛次郎《草花壷》

展覧会2. タイトル未定
キュレーター:兼平彦太郎
会場:kudan house 地下1階

<概要>
kudan house(旧山口萬吉邸)のなかでも昼夜で趣きを変える地下一階スペースの展示は、絵画や彫刻をはじめ、その特徴的な空間に合わせた映像やインスタレーションなど、今回の企画のための新作や国内未発表作を含む国内外の作家たちの作品で構成します。
あかりとりの窓から差し込む陽の光に照らされる作品や、日没後に暗闇に浮かびあがる作品など、本展は、鑑賞の時間帯によって作品や展示が異なる見え方をするのも見どころの一つです。

展覧会3.「ここに立つ(仮)」
キュレーター:岩田智哉
出展予定作家:柏木崇吾、木藤遼太
会場:kudan house 旧ガレージ・庭

<概要>
kudan houseとして知られる旧山口萬吉邸は、1927年の竣工当時の流行であるスパニッシュの建築様式に日本的要素を取り入れていることに加え、半屋外空間が多数存在することで、「庭」と「建物の中」が連続的かつ立体的に繋がれている、といいます。このような構造的特色からか、あるいはただの偶然なのか、この建物の空間に足を踏み入れると、自らの身体がうまく空間の中に収まらず、どこか不思議な感覚に陥ります。
本展は柏木崇吾と木藤遼太という二人のアーティストの作品を通して、このような母屋の周囲を内と外を反転させる仮の空間へと転換することで、母屋内での身体感覚を揺るがすと同時に、私たちのいまいる場所に対する認識を相対化させることを目指します。
柏木崇吾《脈をうつもの》 2021 採集した粘土、木、草、鉄
木藤遼太《82番目のポートレイト》2024 Photo by Yumeno Noda


「CURATION⇄FAIR(キュレーションフェア)」とは
CURATION⇄FAIR(キュレーションフェア)」は、気鋭のキュレーターによる展覧会と、厳選されたギャラリー・美術商によるアートフェアの二部構成で開催し、美術品の価値を様々な角度から伝える新しい試みの美術企画です。
「本当に価値のある美術品をコレクションしたい」「どのように作品を選んだら良いかわからない」というお客様の声に寄り添い、展覧会で作品の社会的意義を読み解き、トークプログラムなど意見交換と交流の場を創出し、アートフェアで深い理解を持って作品をコレクションする機会を提供します。
それらを通じて、日本で連綿と受け継がれ、愛されてきた美術品の質の高さを国内外に向けて発信し、次の世代へと繋いでいくことも当事業の大きな目的です。

■展覧会とアートフェアに入場できるお得な前売券を販売
<VIP Pass>
展覧会とアートフェアのVIPプログラムを堪能できるスペシャルチケット。期間中、関係者限定内覧日(1月31日(金)、2月21日(金))を含め、いつでも何度でもご入場いただけるチケットです。VIP限定プログラムも体験いただけます。
※VIP Passの前売券は1月30日(木)までの販売となります。

<Set Pass>
展覧会とアートフェアに入場できるお得なチケット。展覧会の会期中いずれか1日、アートフェアの会期中いずれか1日にご入場いただけます。
※Set Passの当日販売はございません。
※Set Passの前売券は1月27日(月)までの販売となります。

<Exhibition Ticket>
展覧会に入場できるチケット。展覧会の会期中いずれか1日にご入場いただけます。
※「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」で開催予定の展覧会は入場無料です。
※「赤坂プリンス クラシックハウス」展覧会のご入場にはCURATION⇄FAIR Tokyoのいずれかの入場券が必要になります。
※千代田区割引適用の前売券の販売はございません。
※前売券の販売は1月31日(金)までとなります。

<Art Fair Ticket(1月15日販売開始)>
アートフェアに入場できるチケット。アートフェアの会期中いずれか1日にご入場いただけます。
※前売券は一般のみとなります。
※前売券の販売は2月21日(金)までとなります。

<トークプログラム>
入場無料 事前予約制 
※ご入場にはCURATION⇄FAIR Tokyoのいずれかの入場券が必要になります。
※予約サイトは後日公開予定。


※全て税込価格です。
※一般チケット以外の方は、当日受付にて学生証、障がい者手帳、身分証など該当する証明書の確認をいたしますのでご持参ください。
※障がいのある方1名に対し、付き添いの介助者1名まで入場無料です。
※小学生以下は、大人1人につき2名まで入場無料です。
※小学生以下のみのご入場はできません。
※kudan houseにはエレベーターがございません。段差やフロアの移動は全て階段となります。
※kudan houseでは靴を脱ぎ、スリッパに履きかえていただきます。また、手荷物を預かるロッカーのご用意はございません。
■会場構成について
有形文化財である近代建築物と現代を象徴する先進的な会場を巡り、来場者に懐かしさと非日常が混ざり合った特別な体験を提供します。「東京らしさ」を楽しみながら「キュレーション」が生み出す革新的な発想や表現で、アートシーンと地域が一体し、活性化していくことを目指します。

<展覧会・アートフェア会場> 一般非公開の「kudan house(九段ハウス)」
登録有形文化財である<旧山口萬吉邸>をリノベーションした会員制のビジネスイノベーション拠点。日本を代表する3人の建築家(内藤多仲氏、木子七郎氏、今井兼次氏)によって建てられたこの邸宅は、美しい曲線を施したデザインと鉄筋コンクリートの黎明期の代表作として、日本の歴史に名を刻む名建築です。普段は一般公開されていない重厚かつ繊細な佇まいの歴史的空間で、アーティストの創造性と対話し、新たなインスピレーションを得る、特別な「時間」をご体験ください。

<サテライト展覧会会場>
都心の5つ星ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」
地上約180mから、都心の眺望とともに豊かな自然とアートを感じさせるデザインと、ラグジュアリーな空間が広がるプリンスホテルの最上級ホテルです。マリオット・インターナショナルの最上級ブランド「ラグジュアリーコレクション」に東京で唯一加盟。「フォーブス・トラベルガイド 2024」のホテル部門において、4年連続最高ランクの5つ星を獲得。自然光が降り注ぐ地上約180m36階に足を踏み入れた瞬間から、絶景とアートが融合した特別な空間が広がります。

※サテライト会場は入場無料となりますが混雑時には展示をご覧いただくまでお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。

<サテライト展覧会・レセプション会場> 歴史と浪漫を感じる「赤坂プリンス クラシックハウス」
赤坂・紀尾井町でひときわ美しい存在感を放つ洋館。1930年に旧李王家の邸宅として建設され、その後「赤坂プリンスホテル旧館」として長年多くの人に親しまれ、2011年に東京都指定有形文化財に指定されました。大規模な保存改修工事を経て、2016年に「赤坂プリンス クラシックハウス」として新たな歴史を歩みはじめました。
通常時は見ることができない2階の寝室や書斎・談話室などプライベートな暮らしの空間を軸に設計された同館で特別なひとときをお楽しみください。
※「赤坂プリンス クラシックハウス」展覧会のご入場にはCURATION⇄FAIR Tokyoのいずれかの入場券が必要になります。混雑時には展示をご覧いただくまでお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。

<トークプログラム会場> 歴史を護り未来を拓く「九段会館テラス」
1934年(昭和9年)に軍人会館として竣工し戦後は劇場、宿泊施設、宴会場として長く愛されてきた旧九段会館。その一部を保存・復原すると共に、解体部分に地上17階地下3階の新築棟を増築し、2019年には保存部分が登録有形文化財に登録されています。九段会館テラスでは、人々の心に刻まれた九段下の風景を守りながら、「健康」と「安心・安全」をテーマに新しい働き方を実現する次世代型オフィスを実現します。
【開催概要】
名称:CURATION⇄FAIR Tokyo
会期:2025年2月1日(土)~2月24日(月・祝)
会場:
・kudan house(東京都千代田区九段北1-15-9)
・ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル
(東京都千代田区紀尾井町1-2)
・赤坂プリンス クラシックハウス
(東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内)
・九段会館テラス(東京都千代田区九段南1丁目6-5)
主催:ユニバーサルアドネットワーク株式会社、東邦レオ株式会社

特別協力:
協力:
オフィシャルホテルパートナー:
オフィシャルメディアパートナー:
制作協力:
WEB:
チケットサイト:
<展覧会>
内容:古美術、近代、現代美術の企画展
会場および会期:
[メイン会場]
kudan house
2025年2月1日(土)~2月16日(日)10:00 - 19:00(最終入場 18:30)
※1月31日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会を実施します。
[サテライト会場]
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル 36階ロビー
2025年2月1日(土)~2月24日(月・祝)※宿泊者以外は10:00 - 19:00まで。
赤坂プリンス クラシックハウス
2025年2月4日(火)~2月7日(金)10:00 - 19:00(予定)
ロジスティクスパートナー:株式会社 帝国倉庫
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
後援:千代田区

<アートフェア>
内容:コマーシャルギャラリー・美術商によるアートの見本市
会場:kudan house(東京都千代田区九段北1-15-9)
会期:2025年2月22日(土)~2月24日(月・祝) 10:00 - 18:00(最終入場17:30)
※2月21日(金)は、プレス・関係者向けの特別内覧会を実施します。

<トークプログラム>
内容:アーティスト、キュレーター、美術館関係者によるトークセッション
会場:九段会館テラス コンファレンス&バンケット 3F 301-杏(東京都千代田区九段南1丁目6-5)
会期:2025年2月8日(土)・2月9日(日)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
後援:千代田区

※12月26日時点
ユニバーサルアドネットワーク株式会社(東京都中央区日本橋馬喰町1丁目6番15号)
代表取締役社長:川上尚志
2014年の創業以来、国際的アートフェアや展覧会などのイベントを通じて、日本独自の芸術文化を発見・再発見できる豊かなアートコミュニティづくりに取り組んでいる。省庁や自治体、ギャラリーや美術館のPR・マーケティングやリアルイベントにおける戦略設計から、企画・制作、運営、プロモーションまで、ワンストップでのマーケティング支援を提供している。
東邦レオ株式会社(大阪府大阪市中央区上町1-1-28)
代表取締役社⾧:吉川稔
1965年の創業以来、人々が主役となり場の価値を高める「コミュニティ・デベロップメント」事業を通じて、緑に人が集まるリノベーションやアートの要素を踏まえた空間環境プロデュースなどハード・ソフト両面の街づくりを行うことで、住環境の向上に貢献し、CSV経営を実践し続けている。

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