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飲み込みに優しい新発想！誰もが安心して楽しめるチョコレート『ショコラドゥ』誕生

2024.12.24 12:25

セブンアールコンフェクショナリー
口どけと喉ごしの新基準。飲み込む力が弱い高齢者や障害者でも家族と一緒に楽しめる、画期的なチョコレートを開発しました。

　たくさんの人に愛され、親しみがある代表的なスイーツ、チョコレート。口の中で溶けて誰もが簡単に食べられると考えられやすいですが、実は飲み込みの問題でチョコレートを食べることができない人がいることはご存知でしょうか？
　ショコラ・ダ・ファミリアはこの問題に着目。喉での張りつきを軽減し、すっきりと喉を通る新しい食感の本格派生ショコラ、CHOCOLAT DOUX (ショコラドゥ) を2024年12月20日に発売しました。
　お口に入れるとプルッとチョコの存在感を感じながらも、さーっと口の温度で溶けていく。お口で溶けた後は喉をすっきり通り、食べた後に喉に張り付く感じが残らないチョコレートです。
どんな方におすすめ？
加齢によって飲み込む力が弱くなってきた方や、様々な疾患が原因で噛んだり飲み込んだりする力が弱い方、ものを食べる時にむせてしまう方、チョコレートが喉に張り付くような違和感が苦手な方など、チョコレートを食べるときに喉にかかるストレスが原因で敬遠していた方にも安心してお召し上がりいただけます。

商品誕生のきっかけ
　CHOCOLAT DOUX 開発のきっかけのひとつは、代表・前田奈那の息子にあります。息子は生まれつきの病気のため、噛む力や飲み込む力が弱く、普通のチョコレートを食べることができませんでした。チョコレートは口の中で溶けると言っても、結局のところ噛む動作は必要。また飲み込む力も弱いので、喉に張り付く感じがあるとうまく処理できないのではと、とても怖く、安心して食べられるものではありませんでした。また、飲み込みが心配な高齢の祖父母にはチョコレート以外のスイーツを贈っているという弊社スタッフもいました。
　「ショコラ・ダ・ファミリア=家族のチョコレート」というコンセプトで展開しているチョコレートブランドなのに、自分の家族にチョコレートを食べられない人がいるという話に、ジレンマが募るばかりでした。
高齢になっても、また病気などで飲み込みが難しくなっても、息子のように生まれつきの障害があっても、家族みんなで同じものを食べる喜びを味わえる、そんなチョコレートを作ろうと決めました。
商品が完成するまで
　と言っても、どうやって作ればいいのか？京都で70年続くチョコレート工場の職人たちも「そんなん作ったことがない。話はわかったけど、どんなものになるのかよくわからない。」がスタートでした。
そこで、嚥下障害がある人でも食べやすい食事やスイーツを考案してきたインクルーシブスイーツパティシエ・志水香代氏に監修をお願いし、開発がスタート。柔らかさ、喉ごし、味わいのバランスをクオリティ高く保つことにこだわり、試行錯誤を繰り返しました。
商品開発時の最大の難関は製造時の温度管理でした。普通の空調の下で製造するとチョコレートが溶け出してしまうほど柔らかいため、ショコラティエが自ら冷凍庫に入って作業することで理想の口溶けとやわらかさを実現し、量産を可能にしました。

冷凍庫で作業する職人

「最大の特徴は、一般的な生チョコレートの水分量より遥かに高いことです。飲み込みやすさを最大限に追求し、今までチョコレートを諦めていた方も楽しめるようにしました。口の中に広がるカカオの芳醇な香りをお楽しみいただける本格的なチョコレートに仕上げました。」
（監修者インクルーシブスイーツパティシエ志水香代）

インクルーシブスイーツパティシエ志水香代氏

家族の大切なひとときを作る美味しいチョコレート
嚥下障害を持つ方がいるご家族は、家族の食事とは別にその人のための食事を用意しなければならないのが日常です。
でも、お祝いなどの特別な日、みんなで同じおいしいスイーツを一緒に食べられたら！
そんな家族の願いを叶えるチョコレートです。