“デジタル近居”サービス「ちかく」に東京都立川市が購入費用を一部助成

2024.12.16 11:00
株式会社チカク
都内自治体で初。ICTで1人暮らしの高齢者の家庭内での緊急事態の不安解消
株式会社チカク(以下「チカク」)が開発し、株式会社NTTドコモ(以下「ドコモ」)が提供している“デジタル近居”サービス「ちかく」(以下、本サービス)が、東京都立川市(以下「立川市」)の「立川市高齢者あんしん見守り支援事業」の登録機種となりました。
これにより本サービスを購入した対象世帯に、機器購入費用に対する8,000円を限度額とした助成金が、立川市より支給されることになりました。

東京都内の自治体からの本サービスへの助成は、初の事例となります。(※1)

わが国は超高齢社会に入り、2040年には、1人暮らしの高齢者世帯は約900万世帯にも上るとされています(※2)。一方で、全国的に民生委員などの地域の見守りの担い手の高齢化や人員不足、高齢者と地域とのつながりの希薄化が指摘されており、今後ますます1人暮らしの高齢者の孤独・孤立対策が大きな社会課題になるものと予想されます。

こうした中、立川市は、1人暮らしの高齢者等の家庭内での緊急事態の不安を解消するとともに、その生活の安全を確保することを目的に、「立川市高齢者あんしん見守り支援事業」として、高齢者向けテクノロジー(エイジテック)をはじめとした「あんしん見守り機器」を登録し、その助成を行っています。

本サービスは、テレビに繋ぐ家型の専用端末とスマートフォンアプリを利用し、離れて暮らす1人暮らしの親の在室状況を家族が確認でき、部屋にいればそのまま話しかける感覚で、テレビ電話ですぐに会話ができるサービスです(※3)。
また、アプリ上で「あんしんモード」(※4)をオンにすると、親の起床・就寝、在室履歴など生活リズムの変化がわかる生活ログ機能(※5)や、事前に設定した時刻を過ぎても親の起床が確認できない場合、アプリに通知が届く起床未確認通知機能、異変を感じたときに、親が端末を操作することなく、テレビを設置している部屋の様子を確認することができる安否確認電話機能もご利用いただけ、より安心感を持ちたい子ども世代のニーズにもお応えしています。

こうした本サービスの特長が評価され、この度、登録機種となりました。

今後もチカクは、超高齢社会におけるさまざまな社会的課題の解決に向け、革新的なサービスを開発・提供してまいります。

(※1)本サービスへの自治体からの補助は、

でも実施されています。
(※2)「
」(内閣府)より。
(※3)子側は専用の「ちかく」アプリをダウンロードする必要があります。親側のテレビはHDMIを接続できる必要があります。
(※4)「あんしんモード」を使用するには、親の承諾を取ったうえで、スマートフォンの「ちかく」アプリで「あんしんモード」を有効にしてください。
(※5)起床時刻、就寝時刻、睡眠時間、在室履歴はあくまで推定値になります。
「立川市高齢者あんしん見守り支援事業」の概要
あんしん見守り機器とは
「あんしん見守り機器」とは、利用対象者(70歳以上の1人暮らし高齢者等)が、もしもの緊急事態に備えて、その緊急事態を別に居所を構える家族や友人、知人に知らせることのできる機器としています。
「あんしん見守り機器」の種類は、以下の「救急代理通報型」「その他(救急代理通報型以外の物)」の2種類に分類し、「ちかく」は「その他(救急代理通報型以外の物)」に該当します。
※機器の契約は、利用者様と取扱業者の契約となります。機器の契約内容や製品の注意事項については取扱業者に確認してください。
※なお、「ちかく」はチカクが開発し、ドコモが提供しており、上記の取扱業者はドコモになります。
対象者
立川市内に住所を有し、以下に該当する方とします。
- 70歳以上の1人暮らしの方
- 70歳以上の高齢者のみの世帯に属し、要支援・要介護の認定を受けた方又はその介護者の方
- 同居者の就労等により、日中1日6時間以上で週3日以上、上記1または2の状態になる方

申請手続
申請窓口:立川市高齢福祉課・地域包括支援センター・福祉相談センター
『助成申請書』と『家族の勤務等状況届』(65歳以下の同居者がいる場合に必要)を提出してください。
(事前に希望の機種を決定のうえ、ご申請ください。緊急連絡先が必要となりますので、緊急連絡先の方と十分相談の上、申請をお願いします)
「立川市高齢者あんしん見守り支援事業」のお問合せ先
立川市 保健医療部 高齢福祉課 業務係:042-523-2111(内線1475)
※本事業の詳細は
をご覧ください。
東京都立川市
は、東京都のほぼ中央、西よりに位置し、人口は18.6万人。多摩地域の中心部分にあり、市域の南側には東西に流れる多摩川が、北側には武蔵野台地開墾の源となった玉川上水の清流が流れ、地形は平坦です。JR立川駅周辺は商業が発展し、人が集まり、市域の中央部分には国営昭和記念公園や広域防災基地などがあります。また、市域の北部は都市農業や武蔵野の雑木林など緑豊かな地域を形成しています。
株式会社チカク
は“シニア・ファースト”を掲げ、「高齢者も使える」ではなく、「高齢者が使える」プロダクトを追求しているエイジテック(高齢者向けテクノロジー)スタートアップです。
スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信し、インターネット環境やスマートフォンがない高齢者でもテレビで視聴できる「
」を開発・販売。
また、NTTドコモとの協業で、離れて暮らす親の在室状況をスマートフォンアプリから確認でき、そのまま手軽にテレビ電話で話すことができる“デジタル近居”サービス「
」を開発しています。
・代表取締役:梶原健司
・所 在 地:東京都渋谷区東2-14-7
・設   立:2014年3月12日

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