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アドバンテック、薄型 Mini-ITXマザーボードの新モデル「AIMB-219」を発売

2024.12.09 10:00

アドバンテック株式会社
～高い処理能力(プロセッサ：Alder Lake-N/Amston Lake)と豊富なI/Oを備えた、コンパクトかつ薄型モデル～

　アドバンテック株式会社（TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック）は、最新のインテルAtomプラットフォームを搭載した薄型の産業用マザーボード「AIMB-219」の発売を開始しました。

　「AIMB-219」は、IoT エッジ向けの電力効率の高いプロセッサインテル Core i3-N305、Atom x7000E シリーズ、N シリーズ(コードネーム：Alder Lake-N / Amston Lake)を搭載しており、前モデル「AIMB-218」と比べCPU性能で2.5倍、グラフィックス性能で2倍の向上を実現しました。動作温度範囲はファンレスとして−20～70℃をサポートしており、産業用電子機器にとって重要となる静音性、MTBF、メンテナンス性の向上に貢献します。

　前モデルの「AIMB-218」からご支持いただいている、豊富なI/Oを搭載した薄型のMini-ITX(170mm x 170mm)サイズはそのままに、より高性能かつ電源効率の優れたプロセッサを搭載した「AIMB-219」は、お客様の多様なニーズにお応えできる産業用マザーボードです。

「AIMB-219」

■優れたパフォーマンスインテルCore i3-N305プロセッサ
　「AIMB-219」は、インテルCore i3-N305、Atom x7000E シリーズ、N シリーズのプロセッサを搭載した9モデルをラインナップしました。その中で最もパワフルなプロセッサであるインテル Core i3-N305は、前モデル「AIMB-218」と比べ2.5倍のCPU性能を誇ります。最大8コア、ブースト周波数3.8GHz(基本周波数1.8GHz)、TDP15Wという優れた効率性を実現しました。さらに最大32 EUのインテルXe アーキテクチャーを採用したインテルUHDグラフィックスを搭載しており、インテル Core Ultraプロセッサー（i3-8145U）と比べ、2倍の3Dマーク性能と優れた演算能力を提供します。

また、Atom N97を搭載したモデル(型番：AIMB-219N9F-LDA1)は、前世代のAtomと比較して、CPU性能が1.6倍、グラフィック性能が2倍に向上しており、目覚ましい処理能力を発揮します。

■ワイドな動作温度範囲と静かなファンレス設計
　放熱設計された「AIMB-219」は、-20～70℃の幅広い温度範囲で動作することから、狭い設置スペースや屋外の環境でもその優れたパフォーマンスを発揮することができます。幅広い動作温度に対する耐久性を考慮して選定されたコンポーネントは、温度変動が激しい産業向けアプリケーションにおいて、安定した動作を保証する堅牢なモデルです。またファンレス設計ですので、静音動作が不可欠な環境でもご使用いただけます。

■薄型に集約された豊富なI/O
　設置スペースに制約のあるアプリケーション向けに設計された3画面（DP/HDMI/LVDSもしくはeDP）の映像出力ポートを搭載しています。内2画面は4K解像度に対応しており、屋外サイネージやキオスク端末など映像コンテンツを表示するシステムにも導入いただけます。

　他にも、USBやLAN、COMポートに加え、ワイヤレスやストレージモジュールの接続用としてM.2 B/E-Keyを搭載しています。さらにシリアルポート経由でccTalkおよびTTLプロトコルをサポートし、安定したデータ伝送を提供します。

■「AIMB-219」の主な仕様＜特長＞
- インテル Core i3 Nシリーズ、Atom Nシリーズ、Atom x7000REシリーズプロセッサ搭載
- 最大16GBの DDR4 3200MT/s 増設メモリ
- 最大4Kの3画面ディスプレイ
- 豊富な超高速I/Oとワイヤレス接続用拡張オプション
- ファンレス設計の薄型Mini-ITXマザーボード
- 動作温度範囲： 0℃ ～ 60℃ および -20℃ ～ 70℃
- 対応組み込みOS： Windows 10、Linux Ubuntu