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アドバンテック、AMD Ryzen Embedded 7000シリーズプロセッサ対応産業用マザーボード「AIMB-523」発売

2024.12.05 11:21

アドバンテック株式会社
映像デバイスを接続するための高速I/Oが豊富で、マシンビジョンシステムに最適なMicro-ATXボード

　アドバンテック株式会社（TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック）は、産業用マザーボード「AIMB-523」の発売を開始しました。Micro-ATX規格の「AIMB-523」は、カメラやセンサーを用いて物体を認識・分析するマシンビジョンシステムに最適なハイスペックなマザーボードです。

　「AIMB-523」は、アドバンテックで初めて組込みシステム向けCPU「AMD Ryzen(TM) Embedded 7000シリーズ」に対応したマザーボードです。本CPUはAMD社初の5mm テクノロジーであるZen4アーキテクチャを採用し、最大 12 コア/24 スレッドの優れた演算能力を誇るだけでなく低消費電力にも優れており、長時間の稼働が求められる組込みシステムにおいて大きな効果を発揮します。

　高い演算能力求められる3D/4Dのマシンビジョンシステムをターゲットとしている「AIMB-523」は、高解像度の映像デバイスとの接続用として高速なI/Oの、2.5GbE LANを6ポート、USB 3.2を8ポート備え、データ転送の遅延を最小限に抑えることが可能です。また、デュアルスロットGPUカード用にPCIe x16 Gen5スロット、データセキュリティのためのUSBキーロック用にUSB Type-Aポートも備えています。

　高い演算能力、豊富なI/Oを兼ね備えた「AIMB-523」は、正確なグラフィックス推論や、リアルタイムで高いセキュリティデータを処理する産業オートメーションマシンビジョンシステムにおいて最適なソリューションです。

■マシンビジョンシステムのための性能と接続性
　「AIMB-523」は、高速なI/Oの2.5GbE LANを6ポート、USB 3.2を8ポート備えており、外観の自動検査など精細な画像を処理するための高解像度カメラなど、高速でデータ通信をするデバイスと直接接続することが可能です。これによりユーザーは、拡張I/Oカード等を追加することなく、アプリケーションのニーズに合わせてさまざまなデバイスをマザーボードと直接接続することができます。

また「AMD Ryzen(TM) Embedded 7000シリーズ」は、AMD Radeon(TM) グラフィックスを内蔵していますが、「AIMB-523」に搭載されたPCIe x16スロットを介して、GPUアクセラレータカードを追加することで、よりビジュアル処理が向上しと分析能力を高めることが可能です。なおPCIe x16スロットは、重いGPUアクセラレータカードの挿抜による損傷を防ぐために、スチール設計が施されています。

■AMD初の5nmテクノロジーデスクトッププロセッサ対応　～データ集約型アプリケーションに最適～
　最大12コア/24 スレッドの高い性能を誇る「AMD Ryzen(TM) Embedded 7000シリーズ」は、データ負荷の高い作業でも卓越した演算能力を発揮します。また最大128GBのDDR5メモリをサポートし、4枚のDIMMとオプションのECCサポートにより、同時に高速なワークフローを実行するデータ集約型アプリケーションにおいても、優れた応答速度を提供します。

　またPCIe x4リンク機能を備えたM.2 M-Keyを搭載しており、NVMe接続の高速SSDに対応するだけでなく、データセキュリティを強化するUSBキーロック用にUSB Type-Aコネクタを内部に搭載しています。

　「AIMB-523」は、データ集約型アプリケーションの成果を最大化するために、高い演算能力、接続性、セキュリティを提供します。

■組み込みOSが産業用アプリケーションへの適応性を強化
　「AIMB-523」は、Windows11/10やWindows Serve、UbuntuのエンベデッドOSをサポートしています。またアドバンテックが提供するエッジデバイス管理ソフト「DeviceOn」は、「AIMB-523」を遠隔で監視・操作することができます。最新のファームウェアへのアップデート機能や異常を検知時のアラート通知など、アプリケーションの安定動作をサポートします。

　アドバンテックは、ハードウェアはもちろんソフトウェアも提供することで利便性を高め、お客様のアプケーションの生産性、信頼性の向上に貢献してまいります。

-エッジデバイス管理ソフト「DeviceOn」

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■「AIMB-523」の主な仕様