アドバンテック、AMD EPYC(TM) Embedded 8004シリーズ搭載 コンピュータ オン モジュール「SOM-E781」を発表

2025.02.13 11:00
アドバンテック株式会社
COM-HPC Server Size E Extensionの第2弾

 アドバンテック株式会社(東京都台東区、社長 吉永和良)は、最新のAMD EPYC(TM) Embedded 8004シリーズ プロセッサを搭載したコンピュータ オン モジュール「SOM-E781」を発表します。

 「SOM-E781」の日本市場への投入は、2025年Q1 を予定しています。

▶ Advantech Co., Ltd - 発表資料  
※以下、本プレスリリースの翻訳となります。
 Advantech Co., Ltd (台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、AMD EPYC Embedded 8004シリーズ プロセッサを搭載したコンピュータ オン モジュール「SOM-E781」を発表します。COM-HPC Server Size Eに準拠し、ハイパフォーマンスなエッジサーバアプリケーション向けに「SOM-E781」は設計されました。

 「SOM-E781」は、COM-HPC Server Size Eの仕様に基づき、572Wの電力をサポートする最適化されたピン配列で、サーバグレードのパフォーマンスを提供します。AMD EPYC Embedded 8004 シリーズの搭載により、最大576GBの大容量メモリと、最大Gen5動作の79のPCIeレーン (標準のCOM-HPC Server Size Eは64レーン) をサポートしながら、200W のTDP(熱設計電力)を実現しました。

 ハイパフォーマンスなコンピューティングのニーズに応えるため、インターコネクト規格CXL 1.1のメモリモジュールにも対応した「SOM-E781」は、大規模データ処理の管理に適したコンピュータ オン モジュールです。

 また、BMC(ベースボード マネジメント コントローラ)モジュール「SOM-RM10」を、オプション(現在開発中)としてラインナップ。これにより遠隔から「SOM-E781」の制御が可能になります。さらにアドバンテック独自のリモートデバイス管理ソフト「DeviceOn」や、開発支援ツール「Edge AI SDK」にも対応し、企業、医療、通信制御、ミッションクリティカルなアプリケーションに対して包括的なソリューションを提供します。

■最適な電力効率を備えた、サーバグレードのパフォーマンス
 AMD EPYC Embedded 8004プロセッサを搭載したCOM-HPC Server Size E 規格の「SOM-E781」は、最大64コアと128スレッドを実現します。同等スペックのx86ソリューションと比べ1.9倍の演算性能かつTDP最大200Wと効率的な電力を維持します。さらに「SOM-E781」は、最大576GBのDDR5メモリをサポートしており、マルチタスクのデータワークロードの処理に最適です。大容量メモリはハードウェアのコストを削減するだけでなく、設置場所の最適化にも役立つことから、要求の厳しいアプリケーションのニーズに応えることが可能です。

■高速かつ豊富な拡張I/Oで、高度なコンピューティングリソース効率を実現
 ハイパフォーマンスなエッジサーバには、拡張I/Oが必要不可欠です。標準仕様のCOM-HPC Server Size Eと比べ「SOM-E781」は、ピン配列を最適化することで高速I/O であるPCIeのレーン数を64から79に拡張しました。これはシステムの柔軟性に大きく貢献します。

 PCIeレーンは、ギガビットイーサ、SSD、グラフィックカード(FPGA) などの拡張にはが欠かせないI/O です。またCXL(Compute Express Link)メモリモジュールもエッジサーバで重要な役割を果たします。79のPCIeレーンの内、48レーンがCXLに対応しています。CXLはシステム ノード間のメモリ共有が可能となり演算効率の向上と処理時間の短縮に貢献します。

■主な提供サービス
 リモート監視はエッジサーバにおいて重要な機能です。オプションのBMCモジュール「SOM-RM10」は、Open Compute Projectの「RunBMC」仕様に準拠しています。これによりシームレスなBMC統合が保証され、さまざまなBMCファームウェアオプション、リファレンスデザイン、モジュール実装サービスを提供します。

 アドバンテックはハードウェアだけでなく、独自のリモート監視・制御ソフトウェア「DeviceOn」やAI学習・評価ができる開発支援ツール「Edge AI SDK」 を提供します。

 「SOM-E781」はWindows ServerやUbuntuOSに対応し、OSのインストールサービスを提供しています。

■製品概要
型番 : SOM-E781  COM-HPC(R) Server Size E
● AMD EPYC Embedded 8004シリーズ プロセッサを搭載
(最大64コア/TDP 200W)
● メモリ : DDR5(4800MT/s) 最大576GB * 6スロット
● 79 PCIe レーン最大Gen5 (48 CXL 1.1 レーンを含む)
● 主な拡張I/O : 2.5GbE、USB 3.2 Gen1、SATA 3.0
● iManager、組込みソフトウェアAPI、DeviceOn、IPMBをサポート
 「SOM-E781」の他にも、AMD EPYC 7003シリーズプロセッサを搭載したCOM-HPC Server Size E 「SOM-E780」も発売しています。

型番: SOM-E780  COM-HPC(R) Server Size E
● AMD EPYC Embedded 7003シリーズ プロセッサを搭載
(最大64コア/TDP 220W)
● メモリ: DDR4(3200MT/s) 最大512GB * 4スロット
● 79 PCIeレーン (Gen4)
● 主な拡張I/O : 2.5GbE、USB 3.2 Gen1、SATA 3.0
● iManager、組込みソフトウェアAPI、DeviceOn、IPMBをサポート
※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
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