11月17日に始まる国際テニス大会「横浜慶應チャレンジャー2024 supported by 三田興産」の運営費を集めています。本大会は学生主体で大会を開催しております。スポンサー企業などから出資していただいておりますが、大会をさらに良くしていくためにも、皆様からの資金を募りたいと考えております。
慶應チャレンジャーからグランドスラムへ!!
慶應義塾大学に属する体育会の一つとして、私たち自身も学生大会への出場や日々の練習を通して日本一を目指す傍ら、プロテニスプレーヤーの大会である横浜慶應チャレンジャーsupported by 三田興産の運営を担っております。
横浜慶應チャレンジャーは今日に至るまでグランドスラム出場者、優勝者を数多く輩出し、世界の舞台へステップアップしていくための重要な大会となっております。
プロテニスの世界では、トップツアーである「グランドスラム」など上位の大会に出場するために、下位の大会に出場してポイントを稼いでいかなければなりません。
その一つが「ATPチャレンジャー」というカテゴリーです。しかし、日本には「ATPチャレンジャー」の大会が本大会含め4つしか開催されていないため、日本の選手がポイントを稼ぎ上位大会に進出する上で、本大会は欠かせないものとなっております。
世界的に見ても、このATPチャレンジャー大会から開催難易度が急激に上昇し、開催数も減少しています。だからこそ、本大会の開催が日本テニス界のみならず、国際テニス界全体にとっても非常に重要となります。
西岡、ダニエル、綿貫、内山、望月選手をはじめ、現在世界で活躍する日本人選手も本大会に出場しており、彼らがグランドスラムで活躍する上で重要な役割を担っております。
特に綿貫選手は、2022年大会で準優勝した直後、全豪オープンの予選三試合を勝ち抜いたことで自身初のグランドスラム出場を果たしました。
学生主体の運営
横浜慶應チャレンジャーsupported by 三田興産は、世界中で開催されているATPチャレンジャー大会で「世界で唯一」学生主体で行われている大会です。
近しい世代であるテニス界の若手選手たちが世界を目指して頑張っている中で、少しでも多くの選手が活躍していく為のサポートがしたいという思いで、これまでも学生主体でこの大会を10年以上運営してきました。
他大学でもテニス大会を主催する大学はありますが、ATPチャレンジャーの規模で行うのは慶應義塾ただ一つです。
主に以下の項目に学生がメインで取り組んでおります。
・協賛企業様との連携
・ATP(男子プロテニス協会)との連携
・選手用ホテルの確保
・チケット販売
・大会のプレスリリース、宣伝
・大会イベントの開催
・審判ボーラーの手配
・大会用グッズの作成
・大会の予算運用
・当日の受付
上記の経験は学生の主体性を向上させる上で、他には無い貴重な機会となっております。
クラウドファンディングについても過去7回実施させていただいており、これまでに本当に沢山の方々からあたたかなご支援を頂いてまいりました。大会開催は資金繰りが大きな課題の中、無事に開催ができているのは皆様のお陰です。この場をお借りして改めて部員一同心より御礼申し上げます。
大会概要
横浜慶應チャレンジャー2024 supported by 三田興産 大会概要
ATPチャレンジャー大会(男子大会)とITFサーキット(女子大会)を2週連続で開催する国際テニス大会です。男子大会は、男子国際テニスツアー公式戦(ATP)に属する大会で、世界ランキング70位から400位の選手、将来有望な選手が多数出場予定です。女子大会は、国際テニス連盟(ITF)主催の大会であり、世界女子テニスツアー公式戦(WTA)への登竜門となっています。
2023年男子大会では約3,300人の来場者数を記録しました。アジアはもちろん、欧米の選手も多数参加を予定しております。
地域密着・社会貢献活動
しょうがいや年齢に関係なく、よりたくさんの方々にテニスを楽しんでいただきたい、そして地域のつながりを大切にし、地元に根ざした大会を作っていきたいという思いから、庭球部として様々な社会貢献活動に取り組んでいます。
■PIG FES (Peaceful Inclusive-beach Goals Festival)
NPO法人海さくら様が江の島にて主催している、PIG FESに昨年から参加しています。PIG FESとは、すべての方が平和で安全に楽しめる海や浜を目指し、海や砂浜をきれいにした後、しょうがいのある方も含め、誰でもが楽しめるよう工夫された様々なスポーツやワークショップができるイベントです。庭球部はゴミ拾いやビーチテニスを行い、沢山の方々と交流をしています。
■横浜ゆるスポーツ!子どもデー
本イベントは、横浜ゆるスポーツ協会の「スポーツ弱者を、世界からなくす」という取り組みの下、実施されています。私たち庭球部は、参加者の皆様とテニピンに挑戦しました。テニピンとは、小さな軽いラケットでスポンジボールを打ち合うスポーツで、初心者の方も、小さなお子様も、どなたでもテニスを楽しむことができます。テニピンを通じてテニスの魅力を多くの方にお伝えし、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現を目指しています。
イベントを通じて様々な方々と出会い、新しい価値観に触れる貴重な体験をすることができています。社会貢献活動で得た知見や、経験を存分に活かし、より地域に密着した愛される大会を作っていきたいと存じます。
開催イベント(予定)
■大人テニスクリニック
一般の方がインカレ出場経験のあるトップの現役学生テニスプレーヤーとテニスをする事ができるイベントです。
■車いすテニス
普段は経験できないような車いすテニスを特別に体験できる数少ないイベントです。
■キッズテニス
キッズが大学生とテニスができるテニススクールです。レッスンを通じて楽しみながら上達する事ができます。
目標金額と資金使途
皆様からいただいたご支援は、学生が一から大会を作り上げるための運営費として、主に以下の項目にて活用させていただきます。
・選手のホテル代、試合会場までの送迎代
・大会グッズの作製
・外部スタッフの活動費(オフィシャルドクター、トレーナー、審判、ボーラー等)
・大会会場の備品
以上様々な用途で大切に使わせていただきます。
第一目標金額:170万円
ただし、本テニス大会開催運営にかかる費用の全体総額としては、実際はさらに多額の資金が必要なため、目標金額を上回った分についても引き続き、本大会開催運営費に充てさせていただきます。
※本プロジェクトはAll or Nothing方式です。目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます。税制上の優遇措置の有無について
昨年度のクラウドファンディングは、支援者は税制上の優遇措置を受ける事ができました。慶應義塾と連携したプロジェクトとして、支援が慶應義塾基金室への寄付として扱われていたためです。寄付という形式の特性上、金銭的な価値のあるリターン品は差し上げる事はできませんでした。
今年度のクラウドファンディングは大学と連携しているものではないので、税制上の優遇措置はございませんが、金銭的価値のあるリターン品を送らせていただきます。主催団体 慶應義塾体育会庭球部について
1901年(明治34年)に創立し、日本の大学の庭球部の中で大変長い歴史を持っている部です。 そして、 日本で初めて硬式テニスを採用した部であり、 日本人初のオリンピックメダリストや、戦後初のプロテニスプレーヤーを輩出し、 日本テニス連盟の創設に貢献。世界大会参加の道を切り拓いてきました。2025年で創部125周年を迎えます。
私達はそういった日本テニス界の歴史を引っ張ってきた伝統ある部に身を置き、世界で唯一、学生主体でATPチャレンジャー大会を運営している部として運営に関われている事を誇りに思います。長年この大会の運営に携わる事で、世界レベルのテニスを体感するとともに、部員同士の団結力や主体性を育んできました。近年は大会での経験を糧に2021、2022年は女子王座優勝、2023年には男子が王座優勝を果たすことが出来ました。今後もこの大会の運営で得られるものを最大限吸収し、部の目標である男女で大学日本一を達成できるよう、励んでいきたいと思います。最後に
私達は10年以上もの間、本大会を学生主体で運営し日本テニス界に大きな貢献を果たしてきました。
皆様のお力もお借りしながら、継続的に横浜慶應チャレンジャ― supported by 三田興産を開催し、日本テニス界のさらなる発展に寄与していきたいと考えております。
世界で活躍する日本人選手のグランドスラムへの登竜門としての役割を果たし、よりよい大会運営に尽力していく所存です。
様々なイベントや円滑な大会運営を通じて、すべての方々にとって魅力的な大会となるよう準備を重ねております。庭球部一同、心よりお待ちしております。
皆様からのご支援をどうかよろしくお願いいたします。
慶應義塾体育会庭球部一同