カーブの前に立ってる「R=200」とかの標識! これってドライバーは何を知ってどうするのが正解?

2024.11.02 11:40
この記事をまとめると
■「R=●●m」という標識はその先のカーブの「曲率」を表している
■「R」は英語の「Radius」の頭文字で「半径」を意味する
■高速道路の場合は一般道よりも速度が出るためカーブの曲率も大きく取られている
カーブについてる「R」ってなに?
  山道や高速道路を走行していると、普段の街なかではあまりお馴染みではないいろんな標識に出くわします。
  動物飛び出し注意や落石注意、警笛鳴らせなどは印象的なので、初めて見かけたときはちょっとうれしくなったりすることもありますが、そんな標識のなかに、「R=100m」といったような表示があるのを見かけたという人も少なくないと思います。
  なかには「あるのは知っているけど、意味は知らない」という人もいるかもしれません。ここでは、その「Rの表示」について紹介していこうと思います。
■「Rの表示」はどういう意味?
  この「R=100m」という標識は、その先のカーブの「曲率」を表しています。要はどれくらいキツいカーブが迫っているかを知らせているんです。
  厳密にいえば、これは教習所でしっかり習うことなので知っていないといけないのですが、ここでそれについての追求は一旦やめておきましょう。
  ここで使っている「R」は「半径」という意味で、英語の「Radius」の頭文字が充てられています。この「R」は道路のカーブに限らず、工業製品や建設などの設計の曲率を表すときに広く使われています。
  カーブの場合で見てみると、この「100m」という数字は半径のため、カーブは200mの直径をもつ円となります。
数字を見てドライバーが気をつけるべきこととは
■数字でいわれてもピンと来ないんだけど……という人に
  一般のドライバーで「R=100m」といわれても、それがどれくらいのカーブなのかをイメージできる人は少ないのではないでしょうか。
  参考として、キツいカーブと速度が出る高速道路のカーブの曲率を紹介しましょう。
  有名なつづら折りのカーブが連続する日光の「いろは坂」のヘアピンカーブの曲率平均は、下りの「第一いろは坂」で82m、登りの「第二いろは坂」で124mとされています。
  カーブの曲率は道路構造例に規定されていて、推奨値で140m以上、最低ラインが120mとなっています。いろは坂の場合はどちらも推奨値を大きく下まわっているので、かなりキツいカーブといえるでしょう。
  高速道路の場合は一般道よりも速度が出るため、カーブの曲率も大きく取られています。
  ガイドラインはあるようですが、地形によってはそのガイドラインが当てはめられないところも多いようです。目安としての最低ラインはR=300m程で、その区間は手前に「急カーブ注意」の看板が設置され、制限速度が低く設定されます。
  ちなみに高速道路でもっともキツいカーブの曲率はR=200mだそうです。
  最近増えている120km/h区間での基準はR=700m以上とされていて、地形によってやむを得ない場合は手前の注意喚起をセットにしてR=400mが最低ラインという感じになっているようです。
■目安にはするけど過信には注意
  道路はいろいろな地形に応じて作られるため、そのカーブの形状は千差万別です。
  ヘアピンカーブのように180度方向が変わるカーブもあれば、曲がっていることを意識しないような変化しかない緩やかなカーブもあります。
  曲率が低くて角度が浅いと、ひらがなの「く」のような形状になります。角度が浅くても曲率が低いと角度変化が急になるので大きな減速が必要になります。
  逆に角度が大きくても曲率が大きいと高い速度で曲がれるので、一概に曲率半径でカーブの全貌を把握するのは難しい面もありますが、数字が低いとカーブがキツいという目安として覚えておきましょう。
  そして、昨今ではGPSによる高精度な地図表示が当たり前になっていますので、運転しながらリアルタイムに画面上で俯瞰の曲率が把握できます。ドライバーによってはこちらのほうが相性がいいという人もいるでしょう。
  しかし、ナビゲーションのシステムは絶対ではありません。電波や衛星のキャッチ状況によっては自車位置がずれていたりすることも多いようです。
  曲率表示もナビゲーションも目安にする程度に留めて、安全に通れる速度を守ることが先決だと思います。

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