2009年より千葉県浦安市で活動してきたTOKIIROの新拠点、那須町。廃温室と廃工場を再生し自然とアートが交差する未来の種を発見する場「TOKIIRO LABORATORY NASU」を2025年10月のプレオープンを目指します。みなさんこんにちは、
2009年より千葉県浦安市で多肉植物の創作を中心に
(旧:季色/ときいろ)として作家活動をしてまいりました、
です。
小さな鉢に景色や感情、哲学などを具現化して、それが成長していく姿をデザインし制作、展示や大きな空間に植物のディスプレイを創作しています。
さらには多肉植物のアレンジのワークショップを通して師、柳生真吾から学び受け継いだ
『答えは地球にある。地球のモノサシで考えてみる。』
をテーマに多肉植物と生活共生、観察することで、人類は地球上の生物のただ一つの種族あり、特別でもなく地球創生から歴史の中の一部であることを感じ、考えるきっかけを共有したいと考えています。
この度、栃木県那須町で、ご縁があり廃温室・廃工場のリノベーションを進め、TOKIIROの拠点を移し、植物との対話から様々な発信を自然光が溢れる場にアートと自然が交差する空間を創り、新たな発信をしていく所存です。
廃温室再生プロジェクトの目的とゴール
「TOKIIRO LABORATORY NASU」は、那須町のかつてカイワレ大根の生産に使われていた廃温室と廃工場を再利用し、自然とアートを融合させた創造的な施設を設立するプロジェクトです。
TOKIIROの目指すものは、訪れる人々が自然と深くつながり、自らの内なる未来の「種」を発見し、育てることができる、そんな場所でありたいと考えています。
まずはライフラインの整備や残置物の撤去、片付けからのスタートではありますが、長年放置されていたこともあり井戸ポンプ、配管、温室屋根補修や排水系浄化槽の補修交換など様々なハードルがあることも事実。まず一つ目のマイルストーンに空間をクリアにすることに設定し、一つ一つ2025年10月のプレオープンまで走っていきたいと思います。
なぜこの空間を再創するのか、そのストーリはここから始まります廃温室の歴史への敬意
施設は、1995年創業でカイワレ大根の生産に使われていた温室と工場を再利用します。この温室は、1996年大阪堺市で起きた「O-157」集団食中毒事件の過熱報道による風評被害の影響で、全国的にカイワレ大根離れが進み、例外なく那須町の生産者も対応に追われたという歴史を持っています。事件後2002年、最高裁判決によってカイワレ大根が原因と特定されなかったことが判明しましたが、その間に全国の多くの生産者の夢や志が失われたことでしょう。そこからこの温室では様々な野菜の生産をしていったと伺っています。時間が止まって約20年間、静かに時を刻む中で温室の中は植物と小さな虫たちの楽園となっていました。ナナフシの庭でもあります。人工物が自然と一体化してきたこの空間を再構築したいと考えます。
自然との再接続
現代社会の都市化が進み利便性の高い生活が都市部を中心に営まれています。日常生活の中で自然との関わりが薄くなってきているのではないかと感じています。そして、私たち生物にとっていわゆる「自然」というものが必須不可欠であり求めているということを、潜在的に感じているのではないでしょうか?アートや音楽を生活に取り入れることを通じてその感覚を補っているとも考えられます。TOKIIROが目指す、この空間は、まさに「アート・イン・ネイチャー」の真の体験を提供する場です。アートと自然が共鳴し合うことで、人と自然との新たな関係性を築き、その再構築と再接続を目指します。これにより、訪れる方には自然の美しさと癒しの力を感じながら、より深いレベルで自然とつながる体験をしていただけます。
アートや音楽を通じた自己表現と創造性の促進アートや音楽は、自己の内面を表現し、自己理解を深めるための有力なツールです。自然の中で共鳴するアートを通じて、自身のビジョンや思いを自由に表現できる空間を提供し、創造的な思考と感性によりフォーカスしていただきたいです。圧倒的な自然光でみせる展示、夜間はライティングによる大空間の中の神秘的な展示とさまざまな企画展や音楽会などを通して、みなさんのフィルターを開放していただく機会を創りたいと考えます。まずは2025年10月プレオープンの柿落とし展、TOKIIRO展とオープニングパーティに向けて準備を進めてまいります。
TOKIIROが提案する、真・持続可能な未来
環境問題が深刻化すると言われている現代において、本当の意味での持続可能な地球の未来の選択をすることが重要であると考えています。人間本位ではない自然と共存する未来についてみなさんで考え学び、地球を考えるためのプログラムやワークショップを開催します。夏休みは科学実験や自然観察など子供達対象のワークも企画予定です。
メインギャラリー:自然光温室ギャラリー 1400m2
TOKIIROの多肉植物を育成していく場に廃温室を復旧し活用しながら、プレオープン後は設備や外内装を整え国内外のアーティストを招き、作品やインスタレーションの展示できる空間に。四季折々の自然の光の変化を感じながら、アートを通じて自然とのつながりを深めることができる空間。日中は自然光なので晴れ、曇りそして雨など光の揺らぎを表現でき、雨や風など自然の音が展示に織り重なることでしょう。また、アーティストによるライブを開催します。太陽の中、月明かりに照らされながら、夏至に、冬至に・・・。
クリエイティブワークスペース:建屋1F 150m2メインホールの周りには、植物ラボ、TOKIIROのアトリエ、また、訪問者やアーティストが自由に創作活動を行える環境を整えます。メインホール|
温室ギャラリーとは対照的に光をコントロールした空間で天井高7メートル、大型のインスタレーションも可能、天井高やく7メートル大型のインスタレーションや高さを生かした展示など様々な使い方ができる空間です。また2階からの視線もオープンですので、視点を変えて見てもらえるような展示(上から見て完成するインスタレーションや見せ方)など幅は広がります。ワークショップや会議やプレゼンテーションにも使えます。
インナーガーデンとして機能する「TOKIIRO LABORATORY NASU」では、将来的に持続可能な屋内ビオトープの完成を目指します。このラボは、屋内というあくまで非自然な環境下においても植物と人との良い関係が持続できるように、実験を繰り返す場です。訪問者が植物と地球との対話を深め、人間の心の中にある「種」を発見する活動を行います。TOKIIROの活動を通じて、植物と地球との新たな関係性をアートとして表現してきた経験を活かし、自然の力を感じる静かな空間を提供します。
アーティスト・イン・レジデンス:建屋2F 70m2
2026年グランドオープンには建屋2Fに「アーティスト・イン・レジデンス」としてアーティストが宿泊できるような空間を設備として作ります。
現在の準備状況
現在ライフラインのインフラ設備の復旧と新設の準備を始めています。深井戸が掘ってあるのですがポンプの修復、さらには上水道の新規引き込み。浄化槽など排水系の修復。残地物の撤去などから始めています。
2025年10月プレオープン、TOKIIRO展+中川理沙LIVE(予定)
2026年3月グランドオープン(予定)
リターンについて
ご支援いただいた皆さんには毎月の活動報告をニュースレターでお届けします。また今後開催されるイベントの先行割引予約などのお得な情報のご案内もお届けします。(このリターンは、全てのリターンに適応させていただきます)
□廃温室・廃工場復旧、お気持ち支援 : 3,000円
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方向けのリターンになります。(支援金を廃温室・廃工場復興の為に使用させていただきますます)プロジェクト終了後に感謝のメッセージをメールにてお送りさせて頂きます。
□廃温室・廃工場復旧、お気持ちプラス書籍付き : 5,000円
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方向けのリターンになります。(支援金を廃温室・廃工場復興の為に使用させていただきますます)前記の内容にプラスしてT O K I I R O 近藤義展の最新刊『多肉植物と暮らす 未来につながる植物生活』主婦と生活社2024/5の書籍が付きます。プロジェクト終了後に感謝のメッセージをメールにてお送りさせて頂きます。
□廃温室・廃工場復旧、お気持ちプラス書籍付き : 10,000円
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方向けのリターンになります。(支援金を廃温室・廃工場復興の為に使用させていただきますます)前記の内容にプラスしてT O K I I R O 近藤義展の最新刊『多肉植物と暮らす 未来につながる植物生活』主婦と生活社2024/5の書籍が付きます。プロジェクト終了後に感謝のメッセージをメールにてお送りさせて頂きます。
□廃温室・廃工場復旧、お気持ちプラス書籍付き : 30,000円
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方向けのリターンになります。(支援金を廃温室・廃工場復興の為に使用させていただきますます)前記の内容にプラスしてT O K I I R O 近藤義展の最新刊『多肉植物と暮らす 未来につながる植物生活』主婦と生活社2024/5の書籍が付きます。プロジェクト終了後に感謝のメッセージをメールにてお送りさせて頂きます。
応援のお気持ち+TOKIIROのアイテムのプラン
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方にトキイロのアイテムセットのリターンプランです。2025年3月より順番に制作発送させていただきます。
□応援のお気持ち+TOKIIRO HOUSE 10,000円
材質はモルタル、水は窓や玄関から抜けます。アレンジは変わります。器W60mm/D50mm アレンジ含めた高さ約80-90mm。
□応援のお気持ち+TOKIIRO アレンジ 10,000円
心を込めて作らせていただきます。器の直径約80mm、陶器。器の色アレンジは変わります。
□応援のお気持ち+TOKIIRO タブロー(Welcome) 10,000円
心を込めて作らせていただきます。杉板厚さ14mm 縦横約100mm。ホワイトかライトグレー。
□応援のお気持ち+TOKIIRO タブロー(A4サイズ) 30,000円
心を込めて作らせていただきます。NHK美の壺で紹介された壁掛けです。厚さ34mm 縦約300横約200mm。ベースカラー:ホワイトかライトグレー。
□応援のお気持ち+TOKIIRO 多肉植物のリース 50,000円
心を込めて作らせていただきます。出来上がり寸法、Φ20-21センチ 厚み4ー5センチ。エントランスに季節の変化を知らせる多肉植物のリース。
応援のお気持ち+TOKIIROの活動プラン
活動に共感して頂き、資金面からご支援いただける方にトキイロの活動セットのリターンプランです。
□応援のお気持ち+TOKIIRO 出張多肉植物ワークショップ1DAY 70,000円
全国どこへでも行かせていただきます。1日のうちに2回ワークショップを開催できます。材料費、交通費は開催ボリュームにより別途ご請求させていただきます。詳細・日程はクラウドファンディング終了後にお打ち合わせの上、決めさせていただきます。
□応援のお気持ち+TOKIIRO 近藤義展による映像制作 300,000円
取材・撮影・編集しMP4データでお渡しいたします。2020年より映像制作のご依頼が増え、作家さんが個展でギャラリーや美術館で上映するためのドキュメント映像を制作してまいりました。日々の活動から企業や作品のPR映像、MVなど幅広く対応できますのでクラファン終了後にお打ち合わせさせていただきたいと思います。
2025年10月プレオープンTOKIIRO EXHIBITION NASU 黒田原
多肉植物と出会い、多肉植物と深く接するにつれ、過酷な地域に根を張り環境を受け入れて力強く進化適応していく姿から、たくさんのメッセージを受け取ってきました。本展示ではそのメッセージの中からテーマを絞りインスタレーショという形で翻訳できたらと考えております。展示期間中にはご支援いただいた皆様をはじめたくさんの方に那須町黒田原に足を運んでいただければ幸いです。
TOKIIRO LABORATORY NASU での柿落とし展となる本展示にミュージシャン中川理沙さんをゲストにお迎えし、音の波、声の響きで空間を満たすライブを開催予定です。理沙さんの声が風のようスゥーと心の窓を通り抜ける。そんな体験をぜひ那須の地で体験してください。
近藤 義展 / TOKIIRO
2009年からTOKIIROとして多肉植物を中心とする植物空間の創造し、著書に「多肉植物と暮らす・未来につながる植物生活」2024年「多肉植物生活のすすめ」2017年ともに主婦と生活社、「ときめく多肉植物図鑑」2018年 山と渓谷社などがある。書籍は国内のみならず中国語(繁体)、韓国語、英語に翻訳され、独特の世界観が多くの地域で共感を得ている。NHK 趣味の園芸講師。日本園芸協会 講師。
中川 理沙 / ミュージシャン
ザ・なつやすみバンドのピアノボーカルを務め、ユカリサや、うつくしきひかりでの活動や、Eテレ「シャキーン!」やNegiccoなどのアーティストへの楽曲提供。2020年Eテレ『0655』おはようソング「冬毛の歌」歌唱、2023年NHKみんなのうた『透明なぬくもり』作詞、歌唱を担当。2023年10月ソロアルバム『動物の庭』をリリース。2024年 Pome Shih Tzu(ポメシーズ)始動。
最後に
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
「TOKIIRO LABORATORY NASU」のビジョンは、自然とアートが織り成す創造的な空間を通じて、訪れるすべての方が自身の内なる未来の「種」を発見し、育てる場を提供することです。
長い年月を経て静かにたたずむ廃温室と廃工場が、新たな生命と創造の場へと蘇る過程で、皆様と一緒に歩みを進めたいと考えています。自然の美しさと力強さを感じつつ、その中でアートと音楽が響き合う空間を創り、再接続と再構築を目指します。
2025年10月のプレオープンを皮切りに、数々のイベントや展示会を通じてこの空間をさらに進化させていきます。2026年のグランドオープンに向けて、皆様の温かいご支援とご理解をお願い申し上げます。
共に未来を創る仲間として、ぜひこのプロジェクトを応援していただければ幸いです。
皆様のご支援が、このプロジェクトの大きな力となり、TOKIIRO LABORATORY NASUが真に持続可能な未来の象徴となることを心から願っています。
ご支援いただいた皆様には、今後の進捗状況やイベントのご案内をお届けします。引き続き、よろしくお願い申し上げます。
近藤義展 (TOKIIRO)