医療的ケア児（者）のペースト食を冷凍食品にして家族の幸せ時間を増やしたい！

『省いた手間を家族みんなの幸せ時間に変えちゃおう大作戦！』食事をペースト状にして摂取している医療的ケア児（者）の保護者は、毎日多大な時間と手間を使って食事の準備をしています。その手間暇に込められた愛情はそのままに、手間を省くことで家族の幸せ時間を増やすことを目的としています。自己紹介
一般社団法人らしさクリエイトです。
今年の4月1日、鹿児島市草牟田に『医療的ケア児も安心して通える小規模保育園と重心児を対象とした児童発達支援・放課後等デイサービス、そして重心医ケア児（者）をケアできる訪問看護ステーション』が併設された複合施設を立ち上げました。
子どもたちのことはもちろん、ご家族の声にも耳を傾けて、自分たちにできることはないかを考えながら、日々奮闘中です。

このプロジェクトで実現したいこと
医療的ケア児（者）の保護者が手間暇かけて準備しているペースト食を冷凍食品にすることで、医療的ケア児（者）とそのご家族の幸せ時間を増やしたい！

最近の冷凍食品は安全で本当に美味しいものばかり。日頃から自炊されている方々も、疲れたときや気分が乗らないときなど、冷凍食品を利用したくなるのは医療的ケア児（者）のご家族だって同じ。
毎日のペースト食づくりも、たまには手間を省いてみることで、きっと普段とは違う幸せ時間に変わると思っています。

プロジェクト立ち上げの背景
ミキサー食やペースト食を準備する医療的ケア児者のママさんたちから、その大変さを聞かせていただくことが度々ありました。
ご家族の愛情深さを感じる一方で、何か私たちにできることはないのかな…と考えていたところ、食材冷凍の特許を有した超高速液冷式凍結を導入している冷凍食品会社（株式会社 アールシィケィ）さんと出会うことができました。

『超高速凍結機 ZERO-03』
早速お話をお伺いしたところ、導入されている冷凍技術の凄さと解凍された食品の高い再現性に驚かされると同時に「そういえば最近の冷凍食品は美味しい…」と、その品質を改めて実感。更に、お寿司や麻婆豆腐、根菜の煮物など、今までなかった冷凍食品の開発にも取り組まれていることを知り、ぼんやりとイメージしていた『私たちにできること』が一気に具体化されたのです。

凍結されていたと”わからない”品質
食材の鮮度と解凍後の味や品質も保ちつつ、安全に、そしてご家族の愛情そのままに手間だけを省くことができる…！！

子どもたちとそのご家族の幸せ時間が増えることを願って、実現する可能性が少しでもあるのならチャレンジしたい！！
私たちのような事業者だけでは成し得ないことも、ご家族の力と民間企業の力が加われば、実現できることがきっとたくさんあるはず！！


そんな想いで立ち上げた『省いた手間を家族みんなの幸せ時間に変えちゃおう大作戦！』です。

現在の準備状況
R６年６月・・・ご家族と医ケア児者に関わっている支援者を対象にプロジェクトの説明会を行い、常食メニューの試食で冷凍技術の品質を確認しました。
R６年７月・・・プロジェクトに賛同してくださるご家族と一緒に冷凍食品工場を見学し、その後のミーティングでご家族ニーズの確認を行いました。
R６年８月・・・株式会社アールシィケィさんと冷凍食品開発に関する打ち合わせを行いました。
R６年９月・・・本プロジェクトにご賛同いただけた管理栄養士へプロジェクトの詳細について打ち合わせを行いました。

スケジュール
１０月　冷凍食品の試作開始
１１月　試食会および意見交換ミーティング
１２月　包材やパッケージデザイン等に関するミーティング
（R7年）
　１月　試食会および意見交換ミーティング
　２月　試食会および意見交換ミーティング
　３月　冷凍食品完成
　４月   リターン発送

最後に
ママさんたちから語られる苦労話の裏側には、我が子のことはもちろんのこと、家族に対する深い愛情をはっきりと感じ取ることができます。
その愛情を感じるからこそ、このプロジェクトで実現する手間抜きに、意味と可能性が見出せると思っています。
食事は、栄養摂取のみならず、コミュニケーションの場でもあり、毎日を過ごすうえでの楽しみの一つでもあります。そのことは、食べ物がペースト状であっても胃ろうからの注入であっても同じです。
このプロジェクトにご家族と支援者の手間をたくさん詰め込んで、幸せ時間の増加を実現したいと思います！
ご賛同くださる方からの応援メッセージだけでも大きな励みになります。
どうか、お力添えの程よろしくお願いいたします。