株式会社マイクロメイツは、ICT利用環境の改善を支援するために、ユーザーサポート、マニュアル作成、コールセンター運営などの包括的なサービスを提供しています。
社内のエンゲージメントを高めるために、企業はさまざまな取り組みを行っていますが、当社が実施した「キャラクターマーケティング」をテーマにした社内公募イベントが、思いがけずエンゲージメント向上に寄与しました。
この記事では、そのイベントがどのようにして社内エンゲージメントを向上させたのか、その理由を社長と社員に語っていただきました。
左:ソリューション事業本部CXサービス部 日野さん
右:マイクロメイツ代表取締役社長 羽方 聡さん
(インタビュアー:マイクロメイツ マーケット開発部)
キャラクター社内公募イベントとは?
当社のeラーニングシステム「楽々てすと君」プロモーション強化のために、「楽々てすと君」のイメージキャラクターを社内公募するイベントを開催しました。
社内公募の理由は、外部に依頼するよりも、社内でキャラクターを作れば費用も抑えられ、リスクも少ないと考えたためです。
キャラクターを約1カ月の期間で募集。参加ハードルを下げる工夫で応募者は数倍に急増
社内公募の方法を全社員に知らせ、キャラクターを約1カ月の期間で募集しました。
<楽々てすと君イメージキャラクター社内公募 応募要項>
最初の2週間は応募がほとんどなく、社員の関心も低い状況でした。
そこで、「PowerPointで誰でも簡単に作れる」ことを追加案内しました。
この変更で応募のハードルが下がり、参加者が増加しました。
結果として、応募数は当初の数倍に増え、個性豊かなキャラクターが集まりました。
<PowerPointでキャラクターをデザインする方法>
最終的に選ばれたのは、こちらのキャラクターです。
イラスト好きの社員が感じた応募ハードルの低さ。システムのキャラクターを自分で考える楽しみがモチベーションに
日野:
もともとイラストを描くのが得意だったので、イラスト3種だけ送れば応募できるという手軽さが応募のきっかけになりました
また、普段利用しているシステムのキャラクターを自分で考えることができ、それが採用されたらモチベーションが上がると思ったのも応募の理由です。
社内エンゲージメントが向上した要因は?
イベントの効果は大きく、今まで「楽々てすと君」のサービスを知らなかった社員が、イベントを通じてサービスを知るきっかけになりました。
また、キャラクターグッズを配布したところ、社員から大好評。お客様先にキャラクターグッズを持っていった際には、アイスブレイクのネタとしても活用され、商談がスムーズに進む場面も見られました。
<楽々てすと君キャラクターグッズ>
社員からのフィードバックも好評で、「今回の取り組みはとても面白かった」「今後もこのようなイベントがあれば参加したい」といった声が多く寄せられました。
これにより、社内エンゲージメントの向上に寄与したことが分かりました。
キャラクター展開で得られた「楽しそうな会社」というイメージ。顧客と打ち解けるきっかけとなる営業活動の新たな武器
――今回のようなキャラクター展開について、どのようなメリットを感じましたか?
羽方社長:
キャラクターがあることで好感を持って声をかけていただけるのが、良いと思います。
「いい会社なんじゃないかな、楽しそうな会社なんじゃないかな」と思ってもらえることはプラスです。
営業社員にも色々なタイプがいるので、このようなキャラクターがあることで、アイスブレイクのネタになることもありますし、お客様によっては打ち解けるきっかけになるなど、とてもメリットがあると思います。
また、デメリットを感じないということも評価できるポイントです。ふざけたことをやっているとは言われないし、みんな楽しくなってハッピーになる。これは想像以上に良いと思っています。
――今回のイベントは、社員が自発的に企画・実行しました。これを見て、社長はどう感じましたか?
羽方社長:
社員が自分たちで発想し、行動することは企業にとって大切なことだと思っています。
失敗からも学びがあり、自分たちで発想したことは自分たちで受け止めなければなりません。
うまくいかなければ、なぜうまくいかなかったのかを振り返り、次にどうすればもっと良くできるかを考えることができます。こうした取り組みが増えると、社内がより楽しくなる。
このような取り組みが社内のエンゲージメントを高め、より良い結果を生むことを期待しています。
「良いサービスを作る」だけでなく、広く発信することの重要性。キャラクターマーケティングが企業認知度を高めるカギに
――社長の描くマイクロメイツの今後のビジョンを教えてください。
羽方社長:
ITやデジタルテクノロジーの分野で一般的に認知されているのは、システムインテグレーションやコンサルティングですが、私たちの仕事はそれらではなく、導入されたシステムやサービスをお客様が最大限に活用し効果を得ることを支援しています。
この役割は非常に重要だと感じていますが、まだまだ認知度が低いのが実情です。
キャラクターを活用することで、私たちの活動の認知が高まることを期待しています。
これまでは良いサービスを作ることに専念してきましたが、今後はそれを広く知ってもらうことが重要だと感じています。キャラクターマーケティングを通じて、社員もその重要性に気づいたと思います。これからは良いサービスを作るだけでなく、それをどのように発信していくかも大切にしていきます。
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