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非効率でも大切なことを、ていねいに、正直に。１００年続く老舗・木村石鹸の四代目が語る仕事論。書籍『くらし気持ちピカピカ　ちいさな会社のおおらかな経営』9月27日（金）発売

PR TIMES

2024.09.27 10:00

株式会社主婦の友社
若い人が生き生き働き続ける、すこやかな職場のヒミツは、できるだけ細かなルールは設けない、人が主役の「おおらかな経営」にありました

株式会社主婦の友社は、『くらし気持ちピカピカ　ちいさな会社のおおらかな経営』（

>> https://www.amazon.c…

）を2024年9月27日（金）に発売いたします。

ちいさな会社で、のびのび、すこやかに働くって、
みんなの憧れであり、願い。

会社に行くのが楽しくて、仕事をしている実感があって、そのことをみんなで共有していて、「こんな会社で働いています」って自慢できる会社。
そんなことは、理想に過ぎないのでしょうか。
働くモチベーションを保つための「自己申告型給与制度」の導入など、 IT企業からしぶしぶ家業を継いだ４代目が語る、ちいさな会社を経営することの愉しさと戸惑い。そして、葛藤から「素手で」つかんだ経営論と働くことの意味。

今年、創立１００周年を迎えた
木村石鹸の日日是好日

今、経営や仕事で悩んでいる人が、この本のどこかの言葉に心が響き、ほんの少しでも気持ちが軽くなり、前向きな一歩を踏み出すきっかけになれたらうれしいです。
――「はじめに」より

本気で信じて、期待する
人は、誰かに本気で信頼され、期待されれば、それに応えよう、裏切らないようにしたいと思う。信じて期待する。それだけのことが、社員の能力を引き出し、チームとしての強さを生み出す。僕はそう信じている。

自分たちがいちばん自慢できる会社に
「社員が自慢できる」商品を考えると、不誠実なことはできない。後ろめたさがあったら、本気で自慢なんてできないから。たとえ非効率、でも大切なことは、ずっと続けていきたい。

問題が起きることを前提とした組織づくり

失敗や問題がネガティブなものとして扱われる組織では、失敗しないことに神経がつかわれるので、「やり慣れたことを続けたい」という心理が働く。すると、新しいことに取り組みにくい、チャレンジしにくい。新たなことには、問題が起きる。それがあたりまえという寛容な認識をメンバーが共有しているだけでも、ずいぶんとムードは変わってくる。

仲間をつくるための社員採用
極端なことを言うと、僕自身は、事業や仕事内容はなんでもいい。家業だから、もともと石鹸に興味があるわけではなかった。でも、一緒に働く人にはこだわりがある。僕は「性格のいい人」と仕事がしたい。大きなトラブルや問題が起きても、この人たちとなら乗り越えていける。そう信じられる人と仕事をしたい。

僕らがつくっているものは、汚れを落としたり、キレイにしたりするためのものです。単にキレイにするだけではなく、それを使うと気持ちがよいとか、うれしいとか、すこやかな感情につながるものであってほしい。
そのためには、製品をつくっている自分たち自身がすこやかでないといけない。人の気持ちもピカピカにしようとしているのに、その製品をつくっている人たちが、ただただお金儲けのことだけに邁進していたり、超絶ブラックな職場で精神をすり減らしていたりしたら嫌じゃないですか。
会社も「くらし、気持ち、ピカピカ」でありたいのです。

　　　創立１００周年を記念して発売する「木村石鹸の木村石鹸」

CONTENTS

Part１　組織は「人」でできている
COLUMN「自己申告型給与制度」とはどんな制度なのか？
Part２　ちいさな会社でおおらかに、正直に

仕事に悩んでいる人、働くことの意味を見失っている人、経営や後継者問題に直面している人に読んでほしい一冊です。

著者情報

木村祥一郎
1972年生まれ。1995年、大学時代の仲間数名とITベンチャー企業を起ち上げる。以来18年間、商品開発やマーケティングなどを担当。2013年６月、家業である木村石鹸工業株式会社に入社し、2016年9月、四代目社長に就任。石鹸を現代的にデザインした自社ブランド商品を展開。OEM（受託製造）中心の事業モデルから、自社ブランド事業への転換をはかる。

木村石鹸　1924年創業。高級品だった石鹸が普及し始めた大正時代、初代・木村熊治郎が「木村石鹸製造所」を創業。釜の中で成分を反応させてつくる釜焚き製法により、普段使いの質のよい石鹸を研究開発。以来、家庭用の石鹸、洗浄剤、化粧品、事業用洗剤・洗浄剤の開発、製造、販売を続け、2024年４月に操業100周年を迎えた。「Forbes JAPAN」の日本が誇る小さな大企業を選ぶ「SMALL GIANTS AWARD 2019」にて「ローカルヒーロー賞」受賞。