【開催レポート】中高生対象・多様社会の実現に向けた、政策提言実践型プログラムを開催!

2024.09.07 17:00
リザプロ株式会社
大門小百合氏と多様性に関する社会課題を学び、解決のための政策提言を実施

リザプロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表:孫辰洋)の代表取締役孫辰洋、事業統括相佐優斗は、7月31日・8月4日の2日間にわたって、「多様社会の実現に向けた、政策提言サミット」プログラムを実施しました。

会場での実施の際は、元ジャパンタイムズ編集局長である大門小百合氏らの講師が参加され、日本における多様性のあり方や 海外での実際の取り組みなどを学習しました。
プログラムの参加者の様子

日本に居住している外国籍の方の数は、2023年末時点で約341万人に達し、過去最高を更新しました。共生が進む地域もある一方で、外国籍の住民が地元の住民間のトラブルが多発する地域も増えてきています。
都市部においても、日本人と外国人のコミュニティが重なるということは少なく、日本が多様な国の人々を受け入れてるとは言い難い状況です。

今回のプログラムでは世界の主要国における多様性に向けた取り組みと、今後日本で外国籍の方がますます増加をするという現状に合わせて、政策という観点で改善できることはないか、中高生が提案をするという活動を行いました。
日本における多様性の受け入れは、部分的には進展が見られるものの、全体的にはまだ多くの課題が残されています。今回のような中高生から参加できるようなプログラムを通して、日本で少しでも「共生」が生まれるような土壌作りを行ってまいります。

「リザプロ課外活動」では今後も、学校では経験できない『主体性を育む教育』『社会課題に向き合うプログラム』を積極的に実施し、社会的意義のある活動を推進する団体との協働を進めてまいります。

・講座実施内容

●実施日:2024年7月31日・8月4日

●テーマ:多様社会の実現に向けた、政策提言サミット

●講師プロフィール:大門小百合
講師の大門小百合氏


英字新聞の記者、編集者、報道部長を経て、 117年のジャパンタイムズの歴史で女性として初めて 編集・デジタル部門 のトップとして編集局を統括。
論説委員を経て 2020 年 9 月に独立。
在職中にハーバード大学特別研究員としてメディア、 アメリカ政治を研究。 育児休業中に研究員として招かれ、子連れでサウジアラビアの研究所で研究する。 2014 年から 2020 年まで世界経済フォーラム主催のダボス会議のメディアリーダーとして参加。

●講師プロフィール:孫辰洋
孫辰洋

リザプロ株式会社代表取締役。早稲田大学政治経済学部卒業。
自身の理念「教育で日本を強くする」を実現するため、大学1年生時の2019年にオンライン家庭教師事業を創業する。さらに2020年には、オンライン予備校事業を行う「リザプロ株式会社」を創設し、代表取締役に就任。現在は、オンライン塾事業、留学事業等、6事業を運営。

●講師プロフィール:相佐優斗
相佐優斗


リザプロ株式会社事業統括。早稲田大学社会科学部卒。
幼少期、親の転勤によりアメリカ・オハイオ州に6年間滞在。英検取得後、TOEFL95点を取得。英語資格を活かし早稲田大学社会科学部に合格。その後、自身の英検受験にまつわる経験を通して、全国の生徒に高いレベルの教育を届けたいとの思いから、大学2年生時、英検特化塾クラウドEnglishを創業。
2023年3月に『3ヶ月で英検準1級をとる』(幻冬舎出版)を発売し、Amazon10部門1位、重版も決定した。

・プログラムの内容(一部)
議論を深める様子

世界各国で進んでいる多様性の受け入れには、どんな取り組みがあるのか?

本プログラムでは自分たちで政策提言を行う前に、講師の大門氏から世界の主要国でどのように多様性の受け入れが進んでいるのかをまずはレクチャーしていただきました。

実際に大門氏の経験も踏まえて、カナダ・サウジアラビア・デンマークでの課題やそれに対する対応方法や教育方針についてお話をいただきました。例えばデンマークの例では外国人との共生はもちろんですが、「犯罪者」との共生という点でも説明がありました。

日本とは異なりデンマークでは、犯罪者も一般市民から隔離しすぎず、刑の執行中は「いかに社会復帰まで立ち直れるか」という観点が重視されます。そのため刑務所の中にソファが設置してあったり、自然豊かな施設になっているなど、更生しやすい環境というのが構築されています。

中高生たちはいかに仕組み化して対応することが重要かという点について、理解を深めていました。
発表の準備をする場面

社会課題に対応!政治家・官僚の目線で政策立案

大門氏からのレクチャー受けて、後半では高校生たちが主体的に社会課題に対する政策立案を行いました。取り上げられたテーマは3つです。

「ジェンダーレス制服の学校での着用を許可すべきか」「日本に来る外国人の支援の形はどのようにあるべきか」「同性婚を法律で認めるべきか」という、現実でも明確な答えがないような課題になっています。
グループでの発表でもあったため、事前に仲間たちと政策が実行された時の評価について重要視したチームもあれば、実現可能性により重きを置いたようなチームもありました。

政策立案の過程では政治学で実際に研究されている、4つのステップを経た政策の確定を中高生たちが実践し、政策の評価をスタッフから行いました。

・実際に参加した生徒の声

・同じ課題でも国ごとに取り組み方が全く異なることが興味深く、それぞれ参考にしつつその国の文化にあったものを取り入れることが必要なのだと感じた。(高校1年生)

・最後の発表は緊張したけれど、ちゃんと質問もできてよかった。(高校2年生)


・リザプロ株式会社による、講演・セミナーについて

リザプロ株式会社では、「リザプロ課外活動」を中核として、様々な課外活動・体験型学習を実施し、ビジネスアイディアを考えるプログラムはもちろんのこと、英検学習セミナーや進路学習セミナー等を定期的に開催しております。
詳細な情報に関しては、こちらのホームページからご確認いただけます。
【会社概要】
社名:リザプロ株式会社
本社所在地:東京都新宿区神楽坂3-1 あさひこビル3F・4F
代表取締役:孫 辰洋
事業内容:学習塾事業、留学事業、課外活動事業
HP:

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