駐停車禁止場所に路駐しているクルマにぶつかった! それでも基本「ぶつけた側が悪い」のが現実だった

2024.08.29 10:00
この記事をまとめると
■通常の事故であれば停まっているクルマにぶつけた側の責任が重いとされている
■駐車や停車が禁止されている場所で事故が起きた際は過失割合が変化する場合がある
■道路は基本的に走るために使う場所なので駐停車する際は駐車場を使うのが原則だ
駐車禁止場所に停まってるクルマと事故を起こしたらどうなる?
  道路上に停車または駐車している車両に追突したり、追い越しするときにぶつかったりした場合、クルマをぶつけた方とぶつけられた方のどちらのほうが過失割合が大きくなるのでしょうか。今回は、停車または駐車しているクルマにぶつかってしまったときの過失割合について解説します。
駐停車している車両にぶつかった場合は基本的にぶつけた側の責任が重い
  早速、結論をお伝えすると、停車または駐車しているクルマにぶつかってしまった場合、基本的にぶつけた側の過失割合が大きくなります。
  保険会社の事例解説によると基本的な過失割合は、ぶつけた側が100%、ぶつけられた側が0%になるとのことです。
  ただし、停車または駐車しているクルマが法令により禁止されている場所(駐停車禁止場所や駐車禁止場所)だった場合は、過失割合が変わる可能性があります。また、停車または駐車の方法や駐停車している理由などによっても、過失割合が変わる可能性があるでしょう。
  いずれの場合であっても、停車または駐車している車両は道路上の障害物(モノと同じ)という扱いになります。そのため、事情や状況によって過失割合は変わるものの、ぶつけた側の責任が重くなる可能性が高いといえるでしょう。
そもそも車道はクルマを停める場所ではない
  道路交通法では、言葉の定義がされています。その定義のなかにある「車道」には、次のように定められています。
 【車道】車両の通行の用に供するため縁石線もしくは柵その他これに類する工作物または道路標示によって区画された道路の部分をいう
  つまり、車道は車両が通行するための道路であり、クルマを停める場所ではないということです。もちろん、やむを得ない事情により停車したり駐車したりしなければならない場合は例外となりますが、原則として車道は車両が通行するためにある道路の部分となるため、基本的にクルマを停める(停車や駐車)ことはできません。
クルマを停めるときは駐車場に停めるのが原則
  クルマを停めるときは、停めるスペースがある場所(駐車場)に停めるのが原則です。「少しの時間だから」や「すぐ動かすから」などという理由で車道にクルマを停めたくなる気もちもよくわかりますが、基本的に道路はクルマを停める場所ではないことを今一度再認識しておく必要があります。
  もし、やむを得ない事情により、停車や駐車をするときは、駐停車禁止場所や駐車禁止場所ではないかしっかりと確認し、周囲の交通から発見されやすい場所で、正しい方法で停めましょう。
  法令に従い、後続車などから見つけてもらいやすい場所で、正しい方法でクルマを停めれば、追突されたりぶつけられたりする危険性も低くなるでしょう。

あわせて読みたい

あれ無い!車両盗難にあったらどうする?やるべきことと対策
FORZA STYLE
障害者等用駐車スペース管理サービス「パーミット+」へシステム提供を開始いたします
PR TIMES
縁日やイベント・アミューズメントにオススメ「ピカピカ光る!ネコちゃんボトル」
PR TIMES Topics
「これまでとは性質が大きく異なり…」宮崎が所属選手の交通事故を報告
ゲキサカ
あおり運転って一体どこから?”マナー違反”では済まない運転とは
CARSMEET WEB
農と人と地域をつなげる場所「濱農カフェ」オープン
PR TIMES Topics
事故を避けようとしたら自転車と衝突! この場合もクルマが悪いの?
CARSMEET WEB
「スクールゾーン」に「ゾーン30」など「ゾーン」になっている場所ってどういう意味? 注意すべきことも解説!
CARSMEET WEB
【SWELLY】2025swimwear collection先行予約開始
PR TIMES Topics
対向車がいなければどこでもUターンしていいの? 転回できる場所・禁止場所・注意点を解説
CARSMEET WEB
知らなきゃヤバい!「駐車禁止」と「駐停車禁止」の違いは?
FORZA STYLE
1年以上の歳月をかけ開発「レアブリオッシュ生地」使用の新商品「AMAM DACOTAN」登場
PR TIMES Topics
少しの接触でも“重大な事故”になる可能性も…スーパーなどの「駐車場」で注意すべき“子どもの動向”を解説
TOKYO FM+
宮崎が「度重なる交通事故」を謝罪…再発防止策の見直しへ
ゲキサカ
フルーツ大福「弁才天」よりカーネーションを表現した「母の日セット」登場
PR TIMES Topics
「投棄が投棄を呼んでいる」落書き、ゴミだらけの車両が大量放置される東京・新木場、転売目的の盗難も多発か…区議は「税金を使って処分する可能性が極めて高い」
集英社オンライン
歩行者用信号が「青点滅してからの横断」はNG!? 横断歩道の正しい交通ルールを専門家が解説
TOKYO FM+
【THE LIVELY 福岡博多】夏を満喫!「ごちゃ盛り SUMMER」開催
PR TIMES Topics
八潮陥没事故現場の今…「陥没は年間1万件ほど発生」「可能性はどこにでもある」と専門家が指摘…日本の新たな“災害事故”を避ける方法とは?
集英社オンライン
道路上の「落下物」に要注意!パニックになって事故を起こさないために…運転中に落下物に遭遇した際の注意点と対処法を解説
TOKYO FM+
感謝の気持ちを彩る特別な贈り物!母の日に食べられる花束を
PR TIMES Topics