三重県鳥羽市で「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」の店をオープンして約5年。諸事情で移転を決断した、私たち夫婦の挑戦をどうぞ応援ください。ネクストゴールに挑戦させていただきます。
この度は早々からのご支援、また遠方からのご支援を承り、誠にありがとうございます。まさか初日で目標を達成するとは思っておらず、とても驚いています。
8/9までの残りの期間、トイレ工事+必要工事費でかかる800,000円をネクストゴールに掲げさせてください。
チャンポンを通じて繋がった縁を大事に。ご支援にお応えできるよう、これからも変わることなく美味しいチャンポン、炙り鯖寿司を作っていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。はじめに・ご挨拶
三重県鳥羽市で「ちゃんぽんと炙り鯖寿司 花清水」を夫婦で営んでおります、清水です。この度、諸事情でお店を移転することになり、準備を進めています。
この度のクラウドファンディングをきっかけにして、私たちのことを知っていただき、これからもたくさんの方々に「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」をお召し上がりいただきたいと思っています。御縁で大阪から移住して約5年、私たちの挑戦にどうぞご協力ください。プロジェクト立ち上げの背景鳥羽でちゃんぽん屋をはじめたきっかけ
シェアキッチンでお試しで「ちゃんぽん」を提供する、当時の様子
私たち夫婦は鳥羽に移住する前は、大阪府堺市で会席料理 花清水を約25年営んでいました。転機となったのは子供の手が離れたタイミングで、以前から田舎暮らしをしたいと二人で話をしていました。そこで、大阪で開催されていた移住フェアで鳥羽市役所の方たちと知り合いました。他にもそば処の信州などの候補もありましたが、大阪にいる子ども達も気軽に遊びにこれる距離にあって、海もあって、山もある。移住先では自分たちで商売をして生活を成り立たせたいという考えを持っていましたので観光地である鳥羽市に強い興味を持ちました。
シェアキッチンでお試しを終えた、当時の私たち
知り合った鳥羽市役所の方は良い人ばかりで、移住フェア後にはカレンダーを送っていただくなど、積極的に繋がりを持ってくれました。それじゃあ、一度行ってみようかと2018年8月に鳥羽市で1ヶ月間の移住を体験しました。
移住体験住宅の隣には、シェアキッチンとして貸し出しをしていたクボクリがありました。ご縁で移住体験期間中にシェアキッチンを活用して、お試しで「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」を提供したところ、想像以上に良い反応をお客様にいただきました。特に炙り鯖寿司は、大阪の会席料理のお店の名物で自信はあったものの、海の幸が豊富な鳥羽市では食べ飽きているのではと思っていましたので、予想外の反応に驚きました。
名物 炙り鯖寿司
鳥羽市であれば、自分たちの商売をしながら生活ができるかもしれない。
そう夫婦で手応えを感じていたところ、「クボクリのシェアキッチンの場所でお店をされませんか?」とお声をかけていただいて、2019年5月の年号が令和に変わったタイミングで「鳥羽ちゃんぽんと炙り鯖寿司の店 花清水」をオープンしました。
期間限定ちゃんぽんの一部
オープン当初は「なぜ、ちゃんぽんを始めたのか?」とよく聞かれました。理由は嘘のような本当の話で嫁はんが「ちゃんぽん」の夢を見たからです。
海の町で魚介や野菜をたっぷりあしらった「ちゃんぽん」。会席料理のお吸い物に通じるスープであれば、独自性を出していけるんじゃないかとイメージがどんどん膨らんでいきました。見た目も良くて、写真映えもします。
花清水の「ちゃんぽん」は栄養のバランスが良く、幅広い客層の方にお召し上がりいただいています。女性お一人やご年配の方、お子様連れ、ネクタイしたサラリーマンからパワフルな現場系の方まで、老若男女に「ちゃんぽん」を食べていただけていることが、とても嬉しく、有り難いです。これまでの活動移転に至った経緯と思い
2024年6月22日(土)、鳥羽で赤崎さんと呼ばれ親しまれている「赤崎まつり」の日。2019年5月から現在に至るまでの約5年間、お世話になったクボクリ1階での最終営業を終えました。
私たちが鳥羽に移住してお店を開いていた場所「クボクリ」は、1階は花清水とカフェ兼コワーキングスペース、2階はレンタルオフィスがある建物で、様々な人が自然と集まってくるコミュニティの場でした。コミュニティ仲間が友達を連れてきてくれたり、会議の後にご利用いただいたりと、そんな人の繋がりが私たちの店を知っていただく機会にもなっていました。クボクリに携わっていた方々はもちろん、私たちにとっても大変思い入れのある場所で、その思いは今も変わりません。
前店舗 カフェ側の出入り口
お店の移転を決断するに至るまではとても一言では伝えられません。地域の課題にご高齢となった物件のオーナー、クボクリの運営会社、そした私たち利用者が頭を悩ませている、そんな印象を持っています。
前店舗 店内の様子
元々、クボクリは空き家を町の有志によってリノベーションを施し活用してきた施設で、年を重ねる毎に雨漏りなどで傷みがよりひどくなってきていました。隣接する空き家の倒壊の危険性もあります。結果として、2024年6月末を持って物件オーナーと運営会社との契約を終えることとなりました。私たちと運営会社との契約も終えざるを得ず、今後どうするかの決断を迫られることになりました。
物件が見つからなかった場合は、クボクリの購入や大阪に帰るという可能性も考えました。いずれにしても、日々の営業の中で夫婦共に頭を抱えていました。
移転店舗 元鶏焼き屋さん お隣にお食事処 錦屋さん
契約期限が迫る中で、以前から気になっていた飲食店の空き店舗の店主にダメ元で連絡をしてみました。前店舗(クボクリ)から徒歩2分の場所にある空き店舗です。
前店舗と場所がほぼ変わらない場所に移転できれば、お客様へのご負担を抑えて、店を認知いただけると考えました。
ダメ元でしたが、空き店舗の店主から快諾をいただけました。やりとりを重ねまして、お店を移転することを決めました。支援をお願いした経緯について
移転店舗工事前 店内のイメージ
移転先の建物は3階建ての1棟貸しで、すぐそのまま使える状態にはありません。2024年7月末、1ヶ月後の移転オープンを目指して建物の1階部分の内装工事を進めています。
今回、クラウドファンディングでご協力をいただきたいのは「1階のトイレ・内装工事」の一部費用です。
移転先の建物では、お客様がご利用いただけるトイレは2階のみ。1階のトイレは厨房を横切った奥にあります。お客様に1階のトイレをご利用いただける状態にしたい、夫婦で話し合って意見が一致しました。しかし、建物の構造上、壁を抜き、浄化槽へつなぐ経路の確保など、想定以上のトイレ難工事となります。トイレ工事+必要工事費のみで、約800,000円ほどかかります。
当プロジェクトでは、その一部300,000円を支援目標に掲げています。
その他にも、床や厨房拡張等の内装工事を進めています。移転を決め、お客様にお食事を楽しんでいただくために妥協はできませんが、致し方ない出費です。今後のスケジュール
・6月22日 クボクリ営業終了
・〜移転の準備・片付け
・7月頭〜 工事 2週間程度を予定
・7月頭 クラウドファンディング開始
・7月中旬 移転オープン準備
・7月後半 移転オープン予定
・8月頭 クラウドファンディング終了
・〜8月下旬 リターン発送このプロジェクトで実現したいこと
私たち花清水のこと「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」を知っていただき、これからも鳥羽でお客様に安心してお食事をいただけるお店を営業していくこと。支援金の使い道
●トイレ工事+必要工事費
壁を抜き、浄化槽へつなぐ経路の確保等。
※.目標金額を上回った場合、その他必要となる内装工事費に使わせていただきます。最後に
移転店舗 未活用な2階、3階の様子
まずは、お客様に早く「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」を食べていただきたいので、1ヶ月後の「花清水」移転オープンを目指しています。未活用(未工事)な1階店舗以外でも、ゆくゆくは何かできたらなと考えています。
私たちが5年間、お世話になったクボクリのような自然と人が集うコミュニティができるような、そんな場所を思い描いています。
また、新店舗では「ちゃんぽんと炙り鯖寿司」以外にもう1品、何か名物となるようなものを作りたいなと夫婦で話しています。
鳥羽で出会った仲間たち
最後に、大阪から鳥羽市に移住してから、どんどん人の輪が広がっていきました。今回の試練をチャンスと捉えまして、鳥羽市で私たちの作る食事でお客様に笑顔をお届けできればと思っています。