ポーラ化成工業、熱中症リスク判定AIカメラ『カオカラ』、東京都市大学 等々力中学校・高等学校が導入

2024.07.01 14:00
ポーラ・オルビスHD
教育機関として初 顔をかざすと約3秒で熱中症リスクを判定、生徒の健康管理に活用

 ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:片桐崇行)が開発した熱中症リスク判定AIカメラ 『カオカラ』を、東京都市大学 等々力中学校・高等学校(所在地:東京都世田谷区、校長:草間雅行)が5月より導入しました。導入にあたり6月17日に同校にて調印式を行いました。
調印式の様子 (左:ポーラ・オルビスホールディングス 末延執行役員 中央:草間雅行校長 右:DUMSCO 西池社長)
熱中症リスク判定AIカメラ『カオカラ』に等々力中学校・高等学校の生徒が顔をかざし判定している様子


 ポーラ・オルビスグループでは、人や社会の well-being に広く貢献することを目指しています。研究・開発を担うポーラ化成工業では、顔は心身の状態を映す鏡であるとの考えから、カメラに顔をかざすことで熱中症リスクを判定(※1)できる熱中症予防システム『カオカラ』の開発を進めてきました(※2)。2023年夏にはプロトタイプを建設現場に導入し、社会実証試験を実施(※3)。現場での運用上の課題・ニーズを元に改良を進め、今年4月から当社の新規事業として、本製品の開発に関わってきた株式会社DUMSCOと連携し受注を開始しました(※4)。

 『カオカラ』は既に建設業・製造業での導入が進んでいます。一方で、子どもの生活現場でも熱中症の発症リスクは広く存在します。今夏も猛暑となることが予想されており、各所で対策が求められています。等々力中学校・高等学校は、『カオカラ』の教育現場への初の導入事例となります。同校への導入により、若年齢層、特に学校での生活シーンにおける『カオカラ』の有用性を検証するとともに、データ収集を同校と協力連携し、子ども向けのAI改良や使用性の向上を図ります。等々力中学校・高等学校を皮切りに、今後も自治体や教育機関と連携し、熱中症対策に取り組みます。

東京都市大学 等々力中学校・高等学校 校長 草間雅行氏コメント
 近年の気候変化は日本だけでなく世界規模で起こっており、命に関わるほどの厳しい暑さを引き起こしています。学校では毎日、体育や部活動などが屋内外問わず多く行われておりますが、熱中症対策については、気温や湿度といったデータと、本人からの自己申告に頼らざるを得ない面がありました。しかしながら、『カオカラ』を使うことで客観的な視点で本人の体調を推測できるというのはとても頼もしく、子供たちがより一層安全に活動できる一助になることを期待しております。

学校法人 五島育英会 東京都市大学 等々力中学校・高等学校
東京都世田谷区等々力八丁目に所在し、学校法人五島育英会が運営する私立の中学校・高等学校です。
noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)とグローバルリーダーの育成を掲げ、誇り高く高潔な人間性を陶冶することに教育の基本を置いています。
➣東京都市大学 等々力中学校・高等学校 
医療法人社団五良会 理事長 竹内内科小児科医院 院長 五藤良将医師 コメント
 子どもは大人に比べて暑さに弱く、体温調節機能が未発達であるため、熱中症などのリスクが高まります。特に乳幼児や幼児は自分で予防することが難しく、体調の変化を自ら訴えることができないため、大人の注意と早期の対応が不可欠です。子どもの健康を守るためには、以下のような対策が重要です。
 まず、こまめな水分補給を心掛けることが大切です。子どもは体重に対する水分比率が高いため、汗をかくことで脱水症状に陥りやすくなります。定期的に水分を補給させましょう。次に、涼しい環境の確保です。室内温度を適切に保ち、外出時には日陰を選ぶなどの工夫が必要です。また、軽くて通気性の良い服装を選び、体温の上昇を防ぐことも重要です。さらに、定期的な観察と早期の異変の検知が必要です。顔色が悪い、元気がない、異常な発汗や呼吸の変化などの症状を見逃さないように注意深く観察し、異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
 このような未然の検知や対策において、『カオカラ』の役割がますます重要となります。『カオカラ』は子どもの顔色や体調の変化を迅速に把握できる可能性があり、子どもの健康と安全を守るために大いに役立つことが期待されます。子どもは自分で体調管理が難しいため、大人が積極的にサポートし、定期的な健康チェックや予防策を徹底することが求められます。

カオカラ3つの特長
熱中症リスク判定AIカメラ『カオカラ』
カメラに顔をかざすことで、表情を含む顔の要素から熱中症リスクを検出するタブレット型機器です。熱中症リスクが高いと推定された人に色でお知らせ。健康管理に役立ちます。
-精度 専用に学習したAIにより顔画像から体調不良状態を解析し、外気温や湿度などの外的リスク情報と統合して熱中症リスクを推定できます。
-使用性専用タブレットを設置し起動すれば使用可能で、簡便な管理運用が期待できます。カメラに顔をかざし、判定ボタンを押すと約3秒で結果が表示されます。リスクは4段階の色で示されるため、直感的で分かりやすいとの声をお客様からいただいています。
-現場での一元管理リスク結果は一元集約され、現場管理者はパソコンなどで結果履歴を確認できます。リスクが高いと推定された方に優先して声掛けができるなど、効果的な対策に役立てることが期待されます。
実証試験で寄せられたアンケート結果や製品の問合せ先はコチラ

※1 熱中症リスクとは、熱中症につながる可能性のある体調不良状態を指します。本製品は熱中症を診断する装置(医療機器等)ではありません。

※2 参考リリース: 『熱中症リスク判定AIの社会実証試験へ 建設現場においての有用性検証で建設事業者の連携先を募集』 (2023年2月1日)
※3 参考リリース: 『熱中症リスク判定 AI カメラの社会実証試験を開始』(2023 年6月26日)
※4 参考リリース: 『熱中症リスク判定 AI カメラ『カオカラ』の受注開始』(2024 年3月27日)

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