「NOと言わないウェディングプランナーズ」が、感度の高い顧客に絶大な人気を誇るようになった「沖縄ビーチウェディング」を開発するまでの奮闘記

「本当に良い結婚式は、その後の人生をも輝かせてくれる」という想いのもと、「手が届く非日常空間を、たくさんの新郎新婦に届ける」ことをモットーに、日本全国で会場選びからウェディングプロデュースを手がける株式会社Marriage Link。


「手が届く」「本当に良い結婚式」のためには会場選びから手がけることが必須で、これにより結婚式にかかる費用を大幅に削減でき、結婚式自体のクォリティも格段に上がります。海外では一般的なこの「ウェディングプランナーを最初に選ぶ」結婚式の準備スタイルですが、日本ではまだあまり知られていません。そんな中にあっても「良い結婚式」の実現に真摯に向き合い、新郎新婦にメリットの大きいこのスタイルにこだわって、北は北海道から南は沖縄までたくさんのカップルのウェディングをプロデュース。多くの方々に喜ばれてきました。


いつもカップルにとって一番の理解者であり続ける想いから「NOと言わないウェディングプランナーズ」の異名を持つ当社。今回は、特に感度の高い新郎新婦さんたちに絶大な人気を誇る「沖縄ビーチウェディング」の開発秘話についてお伝えします。

発端となった依頼のきっかけはホームページからのお問い合わせでした。「自分たちの結婚式について相談がしたい」という内容で、数日後に東京・銀座の打合せサロンでお話を伺うことになりました。


お会いしてみるとスタイルの良い美人さんで、あとで知ったのですが有名なモデルさんでした。「沖縄のビーチで結婚式がしたいんです！」「日本の結婚式には魅力を感じないのでもっと素敵でおしゃれなウェディングにしたいです！」とお話くださいました。


「NOとは言わないウェディングプランナーズ」の私たちですが、自分たちに前例のないビーチウェディングに躊躇しなかったといえばウソになります。しかしそれ以上に「チカラになりたい」「叶えてあげたい」想いが強く、思い切ってお引き受けすることにいたしました。

お引き受けした以上は全力でやり抜きます。結婚式は、多くの方にとって人生でたった1度きりの大事な日。大切な方々しかお見えになりませんし、今後のおふたりのすべてもかかっています。思うに世に存在する最大・最高に責任重大なプロジェクトのひとつと言えると思っています。


ビーチウェディングのお引き受けに反対意見などありません。やると決めたらやるのみです。どんなことをしても最高の1日に持っていきます。最高の1日にすることはもう決まっていたので、後はどうやってそれを実現するかのみ。そんな強い想いしかなかったと、今振り返ると思い出されます。


新しい取り組みには問題はつきもので、あって普通、なかったら心配です！笑
もちろん当然、クリアしなければならない課題はたくさんありました。その一部をご紹介しましょう。

決まっていたことは「沖縄のビーチで実施する」こと。以上です。沖縄のどこのビーチがおふたりにとってベストなのか、そもそもどんなビーチが候補として存在するのか、まずは沖縄在住のウェディングプランナーを探し出し、情報を教えていただくことにしました。


次に候補となるビーチひとつひとつに電話をします。ビーチ管理の担当は誰か、貸切で利用はできるのか、予約方法は、音楽アーティストのご新郎でDJ音楽を楽しみたい希望も聞いていましたので、音楽をかけていいか、キャンドルの火は装飾で使っていいか、テント設置のための大きいトラックが現地までたどり着ける道路はあるか、その他利用に際して制限のかかる事項はあるか等。。どちらかというと、私は心配性でややせっかちな性格の担当プランナーでしたので、ゆっくりと流れる沖縄時間（返信がなかなか来ないことも多かった）に気を揉む日々でした＾＾

一方で、沖縄の皆さんの温かい心に触れるシーンもたくさんありました。テント設置を依頼できる業者さんを探していた時のことです。おふたりがご希望のテントは運動会などで見かけるような庶民的な感じではなく、ウェディングにふさわしいハイセンスなものでした。最初は本州で見つけましたがそれを船に乗せて沖縄まで運ぶとなると時間もお金も労力もかかり現実的ではありません。


そんな中、ある沖縄のテントレンタル業者さんから「うちにはそういうデザインのテントはないけれど、●●と□□（別の同業者）だったら持ってるかも知れない。聞いてみてあげようか？」と提案してくださるのです！！


同業者を紹介してくれて、しかも連絡してくれて、さらに聞いてくださるんですか！！！
なんかホント生きててよかったと、しみじみ満たされて幸せに包まれる瞬間でした（決して大袈裟ではなく。。）

ビーチの場所や現地のテント屋さんがようやく決まると、次はテント屋さんに現地調査していただきました。たくさんの情報やクリアすべき課題（虫の有無、土地の傾き、ビーチの水際までの距離、場所の奥行きや幅とテントサイズの兼ね合いなど）を提示していただき、ひとつずつ、おふたりの希望を伺いながら解決し決めていきます。


料理や飲み物は比較的スムーズに決まりましたが、ウェディングケーキの手配については沖縄にあるパティスリーをあちこち調べてまた電話をかけまくりました。まずは美味しくて（最重要！）、希望のデザインのケーキを予算内で作ってもらえて、しかも当日のパーティ前に配送してくださるパティスリー。。


美味しいかどうかは主観的なものであることと、簡単に食べに出向くわけにはいかないことから、口コミや実際に電話をした時の別のパティスリーさんからの聞き込み、何かの受賞経歴があるかなどが参考になりました。この頃にはもうハイテンションになっていたのか、課題をクリアすることに楽しささえ見出していたくらいでした笑（「課題クリアハイ」とでも言いましょうか。。）

挙式とパーティーの実施時間にもこだわりました。サンセットが楽しめるビーチだったので、明るい太陽のもとでの結婚式→ サンセット→ 夕暮れのあとの雰囲気ある空の感じ→ 夜のナイトウェディング、というようにさまざまな空の表情もパーティーの演出として楽しんでもらいたいので、それが最大限活かせる時間帯を提案しました。


さらにビーチでの結婚式なので、潮の満ち引きも影響します。せっかくの挙式セットが満潮で海に流されてしまう、なんてことのないように、事前に水位や満潮・干潮の時刻を把握し、前日にも同じ時間にビーチに実際に出向いてセットの予定位置が問題ない（流されない）ことを確認しました。

沖縄在住の現地ウェディングプランナーさんのサポートにより、かなり腕の良い素晴らしいカメラマンさんに出会うことができました。そしてその方からのご紹介で素敵なヘアメイクさんにも出会えました。会場装飾のフラワーデコレーターさんは東京でご一緒させていただいている方に依頼し、抜群のセンスと安定の提案力でチカラを尽くしてくださり、当日のアシスタント業務もお手伝いいただきました。司会はプランナーが兼任し盛り上げました！

本当に数えきれないくらい多くの沖縄の方々のチカラをお借りできたことが、この「沖縄ビーチウェディング」成功の勝因に違いありません。


いよいよ当日の数日前になり沖縄入りした私たちプランナーズ。入念な最終打合せと現場確認を経て当日となりました。結果は『大成功』！ パーティー後の帰り道で新郎新婦おふたりが話されていたこの一言が忘れられません＾＾


「私たち、幸せだね♡」

ビーチウェディングは初めてだったとはいえ、通常のウェディングの経験は十分に積んでいた担当プランナーでしたが、このウェディングの翌日に気づいたことがありました。


「あれ、なんか胃がすごいスッキリ、楽な気がする・・・？」


実は当日までの数日間、本人は自覚はなかったのですが責任と緊張と気持ちの張り詰めでずっと胃が痛かったようなのです。その痛みが消えたことで、これまで痛かったことに気づいたという。。かなりの負荷がかかっていたことに、あとで気づいたリアル・エピソードです。

その後おふたりの許可を得て、ビーチウェディングのご紹介を当社ウェブサイトに載せたところ、「私もこのままの、同じウェディングがしたい！！」とのお問合せを多くいただき、現地スタッフメンバーで構成された「沖縄ビーチウェディングチーム」とともに、他では味わえない、日本を代表するリゾート地「沖縄」でのビーチウェディングを実施し喜んでいただいております。現地の沖縄の皆さんからも「こういった結婚式をもっともっとやってもらいたい」というお声を多くいただいたり、新郎新婦の親御様たちからも大変好評で、そんな声を聞くたびに嬉しくなります。

ビーチウェディング当日の設営中にも、現地の沖縄の通りすがりの方々が準備を手伝ってくださるシーンも珍しくなく、変わらず沖縄の人たちの心の温かさに感動しながら、私たちもその心を集結させて、気持ちを込めてプロデュースさせていただいております。

現在では沖縄だけでなく、長崎のビーチウェディングも手がけるようになりました。今後もご希望があれば果敢に実施エリアを拡大してく所存です笑


これからも「NOと言わないウェディングプランナーズ」の異名に恥じぬよう、「本当に良い結婚式は、その後の人生をも輝かせてくれる」という想いのもと、「手が届く非日常空間を、たくさんの新郎新婦に届ける」ことをモットーに、今回のような沖縄をはじめ日本全国で会場選びからウェディングプロデュースを手がけてまいりたいと思います。


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