動物とご家族の真の安心とは。

2024.03.20 10:20
ウェルネスサロンcocoeが目指す動物病院のパラダイムシフト。
「病気にさせない」場所を目指して。
日本動物医療センターグループは「想いをもって常に安心を提供する」 という理念を胸に、1969年の開業時から宿直医を配置し、深夜の緊急症例を受け入れる24時間診療を開始しました。2004年以降、夜間体制をより安心なものとするため24時間診療の先をいく「24時間看護」に本格的に乗り出しました。




事業開始のきっかけは「悪くなる前に相談」ができる場所を作りたいという思いから。


現在、当グループの体制は東京都渋谷区にある本院を中心に、麻布十番犬猫クリニック、原宿犬猫クリニック、麻布十番犬猫クリニック宮古島分院など、24時間看護、高度医療、地域密着型のホームドクター、また動物保護活動など様々なニーズに応じて事業を展開しています。


その中で解決できないジレンマが「動物病院は具合が悪くなってから来るところ」という潜在的な意識にありました。言葉が話せない動物にとって、見るからに具合が悪い状態で来院され検査を行うと、入院が必要な大きな病気や、時には余命に関わる宣告が必要な場合もあります。
「もう少し早く来ていれば」「知識があれば不調に気付けたかもしれない」「健康習慣に気を付けていれば」など後悔しご自身を責める姿は、動物、ご家族、獣医師、誰も幸せではありません。
そこで、動物が健康でいるためにご家族様と継続したタッチポイントを設ける場所として「ウェルネスサロンcocoe」の事業を開始しました。




有資格者が在籍する総合型サロンとしての活動


定期的なスタッフとご家族様のコミュニケーションにより、予防医療の提供や健康増進の取り組みを。気軽な対話を通じて、診察室では改まって聞きづらい質問や不安を解消し、知識を得ることにより「飼い主力」を上げていく。定期的な検診では毎年健康が維持できた喜びを共有し、来年も頑張るモチベーションに。そんな、明るく楽しい場所である様、日々「ウェルネスサロンcocoe」の在り方を模索しています。


ウェルネスサロンcocoeは、「美しく健康に長生きする」をコンセプトに、医療、看護、美容面から生涯のパートナーとして動物とご家族様に寄り添うことを目指しています。
「インクルーシブプラン」のパッケージでは、リラックスできる広いスペースで獣医師が定期的に予防医療と健康チェック、栄養指導や口腔衛生チェックを行っています。トリミングでは美容皮膚の観点から、皮膚の状態を水分計やマイクロスコープで確認し、炭酸泉やハーブパック、マッサージなどのリラクゼーションを含め、その子に合った施術をご提案しています。当院には愛玩動物看護師の国家資格を持ったメディカルトリマーが在籍しており、高齢動物や、持病を持った動物も体調に配慮しながら獣医師と連携して安全なトリミングを行うことを可能としています。
創業の経緯


動物病院で獣医師として勤務している中で、動物の具合が優れず来院され、待合室で心配そうに結果を待つご家族様のお気持ち、検査の結果で大きな異常や、取返しのつかない病態をお伝えしなければならない時の獣医師の気持ち、その不調を抱えていた動物。
「もう少し早く病院に相談していれば」というご家族様の後悔、「自宅で異変に気付くことのできる知識をお伝えできていれば」という獣医師の後悔、そんな不幸な場面をたくさん経験してきました。


ご存知の様に、人医療では高齢化や医療費削減の動きと相まって、食事や運動、腸内フローラを整える「腸活」や口腔衛生管理など健康寿命を伸ばすことの重要性が唱えられ、その意識も浸透しています。
動物も同様、同じコストをかけるのであれば、病気になってからネガティブな時間に費やすより、未病の状態で日々健康であり続けるためのポジティブな時間に費やしてほしい。そして、毎年健康である喜びの場にしてほしいという想いが「ウェルネスサロンcocoe」の始まりです。




業態や店舗のコンセプト起案から開発着手までの経緯


動物の健康の軸として挙げられるのが口腔衛生への取り組みです。
私が大学を卒業し獣医師となった時代は、動物に歯磨きをするという発想は浸透していませんでした。その頃に生まれた動物達は今シニア世代を迎えています。歯石が付着し、歯周病を起こし生活の質(QOL)を下げているのは明らかです。今となっては共通認識となりつつありますが、歯周病は心臓病、慢性腎臓病、免疫疾患のリスクとなり、人と動物の共通感染症であるZoonosisであることも「ワンヘルス」の観点から忘れてはなりません。


歯磨きの習慣がなかったために歯周病が悪化し、麻酔で歯を抜く必要をお伝えする時。また、持病により全身麻酔をかけられず口腔状態を改善が難しい時。獣医医療現場の問題として、ライフステージに応じたアドバイスが不足していた自責の念が生じます。
動物は生物的に口を触られるのを嫌がるものです。成犬になって急に口腔ケアを始めること、また歯周病が既に始まっており歯磨きにより痛みや出血が生じる場合、歯磨きの習慣化が難しくなります。それを若齢時に伝えられていれば、動物の生涯の生活の質(QOL)が向上できたのではと感じてしまいます。


現在では、動物の口腔衛生の意識は向上し、歯磨きシートや歯ブラシで熱心にケアをされる方の割合が増えています。歯磨きが難しかったり、磨き残しが出てしまう動物には歯磨き教室でその子にあった方法をお伝えし、定期処置として麻酔下での歯石除去をご提案します。全身麻酔へのハードルはまだ高いものの、口腔衛生の意識向上は動物の健康にとって非常に有用なものだとうれしく感じています。
「病気にさせない場所」を目指して。ご家族とともに歩むこれからのウェルネス


2016年、予防医療の必要性を感じウェルネスサロンcocoeをオープン、取り組みを開始して参りましたが「病気を治す場所」から「病気にさせない場所」へのパラダイムシフトの浸透は非常に時間がかかるものだと実感しています。


どの様にすれば、ご家族様がこれらの考えを身近に感じ、関心を持ち、行動変容のプロセスに移行するか。そこが私達の大きな課題です。イベント開催や、ホームページやSNSなどの広告媒体による啓発、対面のコミュニケーションを通じてその大切さを伝えると共に、ご家族様の声に耳を傾け、常に新しい方法を模索し続けていきます。
最後に、シニアになっても歯がピカピカで、適正体重を保ち、「ウェルネス」の取り組みに賛同し行動いただくご家族様と、動物と健康を喜びあえる、そんな場面が増えてきたように思います。


私達グループは「動物を病気にさせない」取り組みから「抗えない病気に罹患した場合」の24時間対応により、動物とご家族様の生涯に寄り添って安心を提供し続けていきたいと考えています。




ウェルネスサロンcocoe院長
冨田 夏子

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