歩行者も自転車も免許はなくてもルールはある! クルマ視点で年中見かける「危険行為」に要注意

2024.03.19 07:00
この記事をまとめると
■街なかで見かける歩行者や自転車の危険な行為を主に3つ挙げてもらった
■安全確認をしないまま飛び出すなど予期しない動きはクルマやバイクからしても危険
■歩行者や自転車にもルールが決められているのでそれを守ることが一番大事
当たり前だがルールを守る必要があるのは歩行者もクルマも同じ
  交通社会には、クルマやバイクだけでなく、自転車や歩行者など、さまざまな人や運転者がいます。道路を利用する人や運転者を見ていると、クルマやバイクの運転者が危険な運転をしていることがあるだけでなく、歩行者や自転車が危険な行動を起こしていることもあるようです。今回は、歩行者や自転車の危険行動にフォーカスし、どのような危険行為がよく見られるか、ルール違反にならないのか考察します。
交通社会には危険な行動をする歩行者や自転車がいる
  交通事故のニュースでは、クルマ・バイクの運転者と歩行者や自転車の重大事故をよく目にします。しかし、実際の交通社会では、自転車と歩行者の事故や大ケガにならなかった交通事故が毎日のように発生しているのが実情です。では、交通事故になりやすい自転車や歩行者の危険行動とはどのような行為なのでしょうか。ここでは、自転車や歩行者の主な危険行動を3つ紹介します。
歩行者の急な飛び出し
  住宅街や通学路など、人の行き来が多い場所では、歩行者の急な飛び出しがよくあります。周囲の交通状況を確認せずに横断したりはみ出たりすると歩行者自身が事故に遭うだけでなく、車両等の交通事故を誘発してしまう可能性もあるため、急な飛び出しや安全を確認せずにはみ出たりするのは非常に危険です。
  また、人の急な飛び出しと聞くと、子供をイメージする方も多いと思いますが、大人も急な飛び出しをすることがあるため、歩行者が車道に近づいていたり、車両の行き来を気にしてる歩行者の近くを通行したりするときは、急な飛び出しに注意する必要があるでしょう。
横断が禁止されている場所での横断
  道路には、法律により横断が禁止されている場所があります。この横断禁止場所の横断もよく見かける危険行為です。
  また、ガードレールや植木を超えて車道に出て横断する歩行者を見かけることもあります。ガードレールや植木などは、歩行者が車道に入らないようにする役割もあるため、ガードレールや植木などがある場所で無理に横断しようとするのはやめましょう。
  車両の運転者は、ガードレールや植木などによって歩道と車道が区別されていると、歩行者が飛び出してくることはないだろうと予測していることが多いです。そのため、ガードレールや植木などを超えて車道に出るのは非常に危険だといえるでしょう。
交通弱者だからといっても傷つくのは自分
自転車の急な進路変更
  自転車の急な進路変更は、よく見かける危険行動の代表例といっても過言ではありません。
  歩道と車道を縦横無尽に行き来する自転車は、歩行者にとっても車両の運転者にとっても非常に危険な存在です。自転車は、歩行者や車両の間をすり抜けられる大きさであるため、すり抜けながら先に進みたいという気持ちになってしまうのはよく理解できます。しかし、ほかの交通の迷惑や妨害になることもあるため、自転車もルールを守って運転するようにしましょう。
歩行者や自転車のルールについて
  歩行者や自転車にも、クルマやバイクなどと同じように交通ルールがあります。ルールを無視して道路を歩いたり自転車を運転したりすると、ほかの交通に迷惑がかかるだけでなく、事故を誘発させてしまったり、事故を起こしたりすることがあるため、ルールで決められている場所を通行し、信号や横断場所などのルールを守るようにしましょう。
  また、横断したり進路を変えたりするときは、周囲の交通状況を確認し、安全であることを確かめてから行動することが重要です。周囲の状況が安全かどうか確かめてから行動することは、自分の身を守ることにもつながります。自分自身が傷つかないようにするためにも、歩行者として道路を歩くときや自転車に乗るときも周囲の安全確認をしてから行動するようにしましょう。
交通事故をなくすためにも一人ひとりがルールを守ることが重要
  交通事故は毎日のように起きています。週末や連休、年末年始や夏休みといった長期休暇、年度が変わる時期などは、多くの人が道路を利用するため交通事故も増えます。そのため、一人ひとりが交通ルールを守って道路を利用することが交通事故を減らす有効な手段といえるでしょう。「少しくらいなら」「今だけだから」など、ちょっとした油断が事故につながることもあるため、道路を利用するときは交通ルールをしっかりと守るようにしてください。

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