石橋を叩いて渡る感の強い「日本人」には理解不能! 輸入車が実用化しちゃった「攻め気味」装備4選

2024.02.17 11:40
この記事をまとめると
■国産車には採用されるケースが少ない変わった装備が輸入車には多い
■ドアのロックやアンロック、駐車機能といった実用性が高い装備もある
■走行モードやオプション装備がユニークな場合も見受けられる
輸入車ならではのちょっと変わった装備たち
  何も知らずに、たとえばテスラを運転しようとすると、これまでのクルマの常識とはかけ離れていることに戸惑うに違いない。キーを携帯していれば、クルマに近づくとドアが開き、タッチスクリーンの電源がONになり、ブレーキペダルを踏めば車両の電源が入り、走り出せる。スマートキーを携帯した上で、ドアノブにタッチし、スタートボタンを押してクルマを始動させる作法とはまったく異なるのである。
  このように、輸入車には、攻め気味な装備、機能がいち早く採用されることが多い。
●ハンズフリーカードキー
  上記のテスラに似ているが、フランス車には、ルーテシアのようなコンパクトカーでさえ、スマートキーを携帯していれば、クルマに近づくだけで自動的にドアロックが解除され、クルマから離れるとドアロックされるハンズフリーカードキーが用意されていたりする。
  デートカーとして使う場合、相手にちよっとしたサプライズを与えられる可能性もある(同機能は日本でもいち早く宅配便のトラックに採用されてはいたが)。
●リバース・アシスト
  衝撃的だったのが、BMWのほぼ全車に用意されている「リバース・アシスト」だ。例えば、クルマがすれ違えない、退避路もないような狭い道に迷い込み、しかし途中で対向車が来たとする。当然、どちらかがバックしないとダメなのだが、BMWのリバース・アシスト付きのクルマなら、心配に及ばない。
  何しろ、35km/h以下で走行していた道筋(極狭な道だとそのぐらいの車速になるはず)と走行パターンを、直近50mのドライビングルートを記憶してくれているからだ。その記憶を元に、来た道を、ボタンひとつの起動(PDCボタンを押して、後退アシストにチェックを入れ、指示どおりシフトをRに入れるだけ)でスタート。ブレーキを軽く踏んでスピード調整しつつ、自動バックしてくれるのである。PDC障害物センサーも働いていて、自動バックの様子を画面表示と音で知らせてくれるため、安心である。
  相手(対向車)がその機能を知らなければ、「とても親切な対向車ドライバーだ!!」と感謝してくれるに違いない。攻めは前進だが、これは勇気ある撤退ならぬ、後ろに攻める、勇気あるバックを後押ししてくれるのだ。
日本車じゃここまでの装備は用意できない!?
●ドリフトモード
  それ以上に攻めた輸入車の装備、機能が、VWゴルフRのR32誕生から20周年目に登場したR歴代最強の「ゴルフR 20Years」限定車に備わる「スペシャルモード」と「ドリフトモード」。「スペシャルモード」は別名ニュルブルクリンクモードとも呼ばれ、ドイツにある自動車メーカーのテストコースとしても有名なニュルブルクリンク北コースにてテストを行ったモードで、レーストラックでの走行前提のトルクベクタリング機能搭載の電子制御4WDシステム4MOTIONを最大限に生かした、ESCスポーツモード自動切換えによるハイレベルなコーナリングスピード重視のサーキット走行モードとなる。
  そして「ドリフトモード」はその名のとおり、ドリフトがしやすいように4WDシステム、横滑り防止装置のエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)などを最適化している。
  どちらも公道を走るだけのユーザーには無縁だが、「ゴルフR 20Years」モデルの本気度を垣間見れる装備、機能と言っていい。国産車ではスポーツカーであっても、なかなかここまでの攻めたクルマはめったにない。それを、ベースがハッチバックコンパクトカーのゴルフで実現したところもまた凄いところだ。
●イベントシート
  レンジローバー、ランドローバー・ディスカバリーにOPで用意されている「テールゲートイベントシート」もある意味、国産車では発想のない攻めた装備だろう。これは、テールゲートを開け、セットする後ろ向きのシート。
  ラゲッジルームの後端に直接座らなくて済む、いかにもピクニック好きの英国ならではのオシャレなアイテムだ。もちろん、イベントシート自体、安普請であるはずもない豪華仕立て。使わないときにはコンパクトに畳める実用性も素晴らしい。

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