この見た目でバカっ速でドン引きするレベル! 凄まじいギャップの「隠れ怪物カー」4選

2024.01.13 13:00
この記事をまとめると
■見た目は普通っぽいのに秀でた速さを実現したクルマを4台挙げてもらった
■フェラーリを加速で上まるモデルやとにかく加速力が異次元なピックアップトラックなどが存在
■コンパクトカーにもサイズに見合わぬほどの高性能なエンジンを搭載したモデルがある
ナメてかかるとぶっちぎられた
  となりの車線を走っているクルマを見て、そんなに速そうじゃないなと思っていたら、いきなりドッカンと加速してあっという間に置いてかれてしまった、なんて経験はありませんか? 羊の皮を被った狼、いやそれ以上の怪物かと驚くクルマって、あるものなんですよね。今回はとくに、見た目とのギャップが激しい怪物たちをご紹介します。
  1台目は、トラックっていうだけで誰しもが「遅い」というレッテルを貼るなかで、これだけは舐めてかかると火傷します、と言いたい、GMCサイクロン。GMCというのはアメリカのトラックブランドで、まさに見た目はアウトドアレジャーの荷物をたくさん積めそうな、ピックアップトラックなんです。
  4.3リッターのV6エンジン搭載と聞いて驚くのはまだ早い。三菱製ターボチャージャーにギャレット製ウォーター/エアインタークーラーを装着し、さらに5.7リッターのスモールブロックエンジンからツインボアスロットルボディを受け継ぐなどのさまざまな改良が施され、最高出力は280馬力、最大トルクは475Nmという怪物。4速ATで4WD、4輪ABSを採用した初めてのトラックでもありました。
  そんなサイクロンの怪物伝説といえば、なんとゼロヨンでフェラーリをちぎったということ!
  1991年にフェラーリ348tbとドラックレースで対決して、勝利したという記録が残っているのです。見た目は無骨な感じのGMCサイクロンは、「テスタロッサキラーの世界最速トラック」とも呼ばれていたのでした。
スーパーカー並の加速を誇るトラックも
  2台目は、やはりトラックなのですが、こちらは最先端をいくモデルで、見た目はどこかの宇宙探索車か、軍事用トラックか? とてもとても速く走りそうには思えない、テスラ・サイバートラックです。推定航続距離は547kmという電気自動車で、牽引能力が4990kgあるという力持ち。それなのに! なんと0-100km/h加速が2.7秒と「口あんぐり」です。もう、スーパーカーも真っ青。
  しかも、最低地上高はエクストラクトモードで433mmになり、悪路はもちろんちょっとした川だって渡ってしまえる頼もしさ。荷物の最大積載量は1134kg、1897リットルの大容量ロック付き収納スペースもあるので、キャンプしながらの冒険ドライブだって可能です。
  続いての3台目は、小さいクルマだからってナメてもらっちゃ困る、普通のコンパクトカーぶってる怪物。それが、トヨタ・ブレイドマスターです。世界的に販売していたコンパクトカー、オーリスの兄弟車で、日本専用モデルだったブレイドは、見た目にはちょっとスポーティで実直なイメージのハッチバックモデル。
  でもブレイドマスターはそこに、3.5リッターのV6エンジンを積んじゃったというんだからたまらない。これはレクサスGSやカムリなどでパワフルだと定評のあるエンジン。低回転からトルクフルで、ハンドリングもかなり攻めてる刺激的な走りに度肝を抜かれるはずです。
  そして4台目は、欧州代表のコンパクト系怪物と言えるでしょう、フォルクスワーゲン・ゴルフR。見た目は、よく見ないとベーシックなゴルフとほとんど違いに気がつかないくらい、さりげないんです。よくよく近くで見たら、「R」って入ってた! みたいな感じがとってもスマートなハッチバックモデルです。
  でもその「R」とは、まさしくRacingの「R」。もともとのゴルフの基本性能が高いところに加えて、世界ラリー選手権をはじめとする過酷なモータースポーツによって培った技術をフィードバックし、2リッターのTSIエンジンを専用チューニングして、歴代R史上最強という333馬力を達成。0-100km/h加速は4.6秒で、これって、ポルシェ911カレラS(4.8秒)より速いんです。
  普段、一般道を走るときにはものすごく紳士的な走りも得意なんですが、日本初採用となったドリフトモードなんかもあって、恐るべき二重人格の怪物です。
  ということで、人は見かけによらないと言いますが、クルマも見た目で判断してナメちゃいけませんね。

あわせて読みたい

やっぱり上級ミニバンはもはや消滅したV6エンジンだろ! たとえ燃費が悪くてもHVや直4じゃ味わえない魅力を知ってくれ
WEB CARTOP
こんな魅力的なクルマ作ってるなら日本でも売ってよ! 国産メーカーの「海外専売モデル4台」に乗りたい欲が止められない
WEB CARTOP
限界に挑戦し続ける姿勢とサステナブルな価値観。ヨットレース「アメリカズカップ」に世界が熱視線を送る理由
antenna*
クルマだけじゃないぜ!! 燃料電池「船」は可能性無限大!? 乗って分かった未来の姿と言えるワケ
ベストカーWeb
PHEVハイパーカー、アルトゥーラに待望のオープンモデル誕生|McLaren
OPENERS
限界に挑戦し続ける姿勢とサステナブルな価値観。ヨットレース「アメリカズカップ」に世界が熱視線を送る理由
antenna*
もはやランエボ要らずの加速力だった!? 上級ハッチバック「ブレイドマスター」を覚えているか?
ベストカーWeb
メルセデス・ベンツが泣きついて作られた! 30年以上前に400km/hオーバーを喧伝した「シリウス」というたった1台のモンスター
WEB CARTOP
dアニメストアCMに須田景凪氏の新曲起用
antenna
ぶん回したときの快感たるや筆舌に尽くしがたい! もはや絶滅寸前の9000rpm付近まで回るエンジン搭載車たち
WEB CARTOP
クルマは「エンジンパワー」だけみても速い遅いはわからない! 見るべきは車重をパワーで割った数字だった
WEB CARTOP
「母の日」に感謝の気持ちを込めたアートのような特別なスイーツ発売
PR TIMES Topics
走り屋あがりの家族もちオヤジが歓喜した! いまや絶滅危惧種の「バカッ速ミニバン」6台
WEB CARTOP
クルマ自体は名車なんだけどこれは流石に……中途半端で人気激薄だった謎グレード3選
WEB CARTOP
"木育"で自然の素朴さと温かさを感じ創造力が鍛えられる2in1木製三輪車 発売
PR TIMES Topics
2大スーパーカーブランド「フェラーリ」&「ランボルギーニ」! 特徴的な車名はどうやって付けられた?
WEB CARTOP
静止から時速100㎞まで2.8秒!馬力がそのまま車名になったマクラーレン「750S」は唯一無二のスタイル
&GP
世田谷のまちの雰囲気を味と香りに落とし込んだオリジナルブレンドコーヒー「まちの珈琲」販売
PR TIMES Topics
トヨタ・プリウスZ(FF/CVT)/ホンダ・シビックe:HEV(FF)(前編)【試乗記】
webCG
跳ね馬らしさが炸裂する フェラーリ「296GTS」
BRUDER
カラフルでキュートな動物たちのマカロン「アニマルフレンズ」販売
PR TIMES Topics