株式会社CAQNAL（カクナル）は、2018年1月12日に創立し、「人のチカラで『場』を興（おこ）す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政・自治体など様々な組織の価値を向上させるコンサルティング・グループです。豊富な実務経験のある専門家集団として、組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化と幅広い領域の支援を行い、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしています。今回は、代表取締役の中島 篤（ナカシマ アツシ）氏に創立の想いや価値観が現在の事業にどのようにつながっているのか、また、今後CAQNALが目指す未来についてお話しいただきました。
地元仙台で契約社員として働く立場から、スターバックスで店舗運営・教育のマネジメントに携わるまでの経験
私は、大学進学を機に地元を出るつもりだったのですが、そのタイミングで父親が経営する会社が倒産し、上京を断念しました。そこで東北地方初出店だった仙台の紀伊國屋書店で契約社員として働きながら夜間コースで学ぶ道を選びました。契約社員ながら入社2年目には指導社員として売り場を作るなど様々な経験ができました。今振り返ると「人事」という領域に興味を持ったのはこの時ですね。自分自身が売り場を作って本が売れていくことも楽しかったのですが、新入社員に売り場の作り方を指導し、教えた社員が評価されることにやりがいを感じており、ぼんやりと”人を育てる”ことにこの先も携わっていきたいと考えていました。そんな時、出張で東京にいく機会があり、出勤前に毎朝寄っていたスターバックスの接客クオリティに感動し、「この会社は成長する」と確信し、大学卒業後に入社しました。最初は現場のバリスタから始まり、店長として店舗運営に関することを一通り経験したのち、新人パートナーのトレーナーとして巡回したり、新店舗の立ち上げに携わったりしました。東北1号店である地元仙台の出店に関われた時は、故郷に錦を飾った気分でしたね。その後、コンサルタントの方々とお仕事する機会があり、「”人を育てる”トレーナーも楽しいけれど、評価制度などを設計し浸透させていく”人を育てる仕組みづくり” も楽しいな」と思い、ベンチャーのコンサル会社に転職しました。その後ヘッドハンティングで人材派遣会社に転職しますが、2008年のリーマンショックにより急転直下、アメリカのファンド直下部門でリストラを担当することになりました。人事の入り口から出口まで関わる中で、人事の楽しい面も苦しい面も体験しましたね。
東北に雇用を。東日本大震災をきっかけに起業の道を歩む
リーマンショックのさなかで、どんな企業も倒産することがあり、1つの組織に永続的に在籍することはできないと感じ、個人としての仕事も始めるようになりました。2011年には、3月に起きた東日本大震災により地元仙台にボランティアにいく機会も増え、働く場所を固定せずに東北に雇用を生み出したいという思いが芽生えました。また、昨日今日当たり前だったことが当たり前じゃなくなるということを経験し、それが自分の人生を見つめ直すきっかけとなり、フリーランスとして活動する方向にシフトしていきました。その後、本来自分がやりたい”人を育てる” ”人を育てる仕組みづくり” を実現したいという思いで2018年1月にカクナルを起業しました。当初は、大手リゾート施設の各拠点の制度設計や店舗オペレーション設計、ゲームアプリ開発会社の人事部門代行など制度・採用・教育に絞ったコンサルティングでした。
専門性×組織人事領域における一気通貫した伴走型コンサルティングがカクナルの強み
現在は、民間企業に加えて行政・自治体の組織人事も支援しております。制度・採用・労務が3本柱です。また、DXやコロナにより加速した働き方改革など組織人事のトレンドや人的資本経営に関する支援まで積極的に行っています。カクナルは2024年現在創業7年目ですが、人事の「入り口から出口まで」を経験し、特に制度設計に強みを持つ私とともに組織支援を行う採用・労務など人事分野のスペシャリストたちが在籍しています。コンサルティング会社が多くあるなかでカクナルは「専門性×組織人事領域における一気通貫した伴走型コンサルティング」が支持されており、”組織人事で困っていることはあるが、何に困っているかわからない”とおっしゃるクライアントからご相談いただくことが多いです。その際に、目の前にある困りごとに対しての施策を考えるだけでなく、クライアントが理想としている状態をヒアリングし、組織診断から課題を特定します。施策に反映させる際は、クライアントが継続して自立的に運用できる状態を徹底しています。これにより、本当にクライアントが目指す組織になることができていると感じています。そうしたことが実現できるのは、専門性の高いコンサルタントがクライアントの最終ゴールを見据えてフットワーク軽く、寄り添っているからではと自負しています。
周囲が認めるナカシマ氏のリーダーシップと業界を牽引するカクナルの魅力
株式会社ワクフリ 代表取締役 髙島 卓也氏 コメント
「カクナル」の先導者でもある中島さんは組織の課題解決において抜群の実力を誇る国内有数のコンサルタントです。なおかつ現場に立ち入り、問題の核心を見極め解決へ導くことができる、まさに理想的な存在の方です。
そんな中島さんの持つ温かみとフレンドリーな性格はとても魅力的で、誰もが話すと必ず相談したくなる一面もあります。私もその一人でどんな相談に対しても過去の豊富な経験から来るユニークなアプローチで魅力ある打ち手を出してくれるので、中島さんと話してるだけでいつもワクワクが止まりません。
そして、「カクナル」は、組織や人事労務における複雑な課題に果敢に挑むコンサルティングのプロたちが集まる組織です。各コンサルタントが実務経験に裏打ちされた専門知識を備え、企業の様々な課題に立ち向かい、解決してきた多くの実績があります。多様化の進む社会の中で、常にトレンドを把握し、適切な解決手段を企業に提供できる有数のコンサル会社だと思います。これから業界でのリーディングカンパニーとしての地位を確立していく姿を楽しみにしています。
株式会社アースメディア 代表取締役 松本 淳氏 コメント
中島さんとお仕事をご一緒していて感じるのは、その戦略性と問題解決能力がつねに圧倒的だということです。
世の中が複雑化していて、その分、会社や組織が抱える課題もより高度化しています。前例もないし、誰にもその解決の糸口すら見えないというような。しかし中島さんの場合、これまでの幅広い経験を活かし、かつ、先見的でオリジナルな手法によってあらゆる困難な課題をいつも見事に解決してしまいます。
これぞ、コンサルタントに求められる本質的な価値だとあらためて感じさせられます。単にフレームワークを当てはめるだけではなく、関係する人々の力を活性化し、引き出し、そしてそれらを結集することにより高度に「人間らしい」サポートを可能にするということです。
AI時代において、このような力は世の中においてますます重要になるでしょう。そしてこの中島イズムは、カクナルの新しいMVVにおいてチーム全体に敷衍し、他社とは一線を画する価値を提供する組織体へと成長しつつあります。今後の、「チームとしての」カクナルの発展と価値提供に、まさに目が離せません。
企業の持続性への貢献を目指す。カクナルの未来ビジョン
外部環境が目まぐるしく変化するなかで、組織もアップデートしなければ生き残っていけない時代です。カクナルは一時的な処方箋を与えるコンサルティングではなく、組織の持続性に貢献できる企業を目指しています。支援させていただいた組織が50年後、100年後も続く組織となるよう、カクナルならではの「泥臭く伴走するコンサルティング」で寄り添ってまいります。
今後も、「人のチカラで『場』を興す」というミッションのもと、大手企業からベンチャー、行政・自治体が自ら組織を盛り立てていくためのご支援やサービス開発に積極的に取り組む所存です。
