戦後80年、戦争体験者2人との交流イベント『ちえシェア』を開催。「特別ゲストより日本での実体験」「父より旧満州引き揚げの実体験」2つの側面から戦争体験を伝えます。あわせて父の戦争体験本を復刻。イベントと本から"戦争の記憶"と"人生のちえ”を次世代へ繋ぎ、皆さんの生きるヒントにしていただきたいです!
「戦争の記憶」と「人生のちえ」を次世代へ繋ぐ
イベントと書籍を通じて「戦争の記憶」と「人生のちえ」を次世代へ繋ぐプロジェクトを立ち上げました。
・2025年8月31日(日) 東京都豊島区にて "戦後80年特別イベント" 開催
・父・柴原 喬 88歳 が執筆した絶版書『ハルビン 朱の曠野』復刻「誰かの人生が、別の誰かの "生きるヒント" になる」
戦争の実体験を 語り・聴き合い「人生のちえがめぐる場」をつくります。その先に「誰かの人生が、別の誰かの生きるヒントになる」社会があると、私たちは考えています。
また、語り手にとっても自らの人生体験が誰かの役に立つことを実感することで、自分の人生に誇りや自信を持つきっかけとなるような場をつくりたいと考えています。
その想いをかたちにするために、次のアクションに取り組んでいます。
● 戦争体験者との交流イベントを開催
語り手と聞き手が交流し「命と向き合う時間を共有する場」をつくりたい。
● 若い世代が“戦争を知らない世代”で終わらないように
実体験と交流を通じて、戦争を記憶から学びに、そして"人生のちえ"にしてもらいたい。
● 絶版となっていた戦争体験記録書『ハルビン 朱の曠野』の復刻
8歳で旧満洲から引き揚げた少年が命がけで生き抜いた記録を"未来へ"つなぎたい。
● ご支援いただいた方(希望者)のお名前を刻み、後世に残る一冊として製本
この本が「平和を願う人々の祈り」として、時代を超えて読み継がれてほしい。
戦争を“過去の出来事”として終わらせるのではなく、"誰かの生きるヒント"として未来へ伝えます。その一歩を、皆さんと共に歩んでいけましたら幸いです。
私の父は、本当に恐ろしい存在でした。幼い頃から自宅には戦争の画集が並び、テレビではドキュメンタリー戦争番組が日常のように流れていました。そして理由もわからず突然怒鳴られることもあり、私はいつしか「自分は戦争の二次被害者なのではないか」と感じるようになっていました。
そんな父が、満洲から戦争孤児としての引き上げ体験を綴った本『ハルビン 朱の曠野』を2004年に出版したときも、私は娘でありながら完全に蚊帳の外。興味がなかったわけではありませんが、「あの父の恐ろしさの根源が戦争体験にあるのだとしたら、できれば関わりたくない」——それが正直な気持ちでした。
しかし、ちえシェアの活動を進める中で、父に協力してもらう必要性が生じ、幼少期や引き揚げ体験について話を聞く機会が訪れました。仲間たちとともに時間をかけて丁寧に聞くうちに、私は次第に気づきはじめました。父がなぜあれほどまでに怒鳴っていたのか——それは「生きることに真剣であれ」「諦めるな」という、抑えきれないほど強い思いがあったからではないかと。
生きることに葛藤しながら、命をつないできた父。その記録は単なる体験談ではなく、「感謝」と「決意」、そして「生き抜け」「諦めるな」という不器用なメッセージだったのだと、ようやく理解することができました。
父・柴原喬は8歳のとき、旧満洲(現在の中国東北部)からの過酷な引き上げを経験しました。その体験を綴った『ハルビン 朱の曠野』は、かつて出版されたものの現在は絶版となっています。88歳を迎えた今、父の“生きた声”をいつまで聞けるか分かりません。
世界では今も、悲しい戦争が繰り返され、子どもたちが苦しんでいます。だからこそ、この記録をもう一度、未来に手渡したい。父の体験が、これからを生きる人たちの“ちえ”となることを願って、私たちはこのプロジェクトを立ち上げました。「ちえ」としての継承
ちえシェアでは、戦争体験をただ「過去の話」として聞くだけでなく、今を生きる私たちの「ちえ」として受け取り、未来へつなぐ場をつくってきました。
戦争を生き抜いた人々の「声」には、時代を超えて届く力があります。ただ記録として残すのではなく、その声を「生きる知恵」として継承していくこと。そして少しでも自分事としてとらえ、自分の生きるヒントにしていただきたい。それが、ちえシェアの使命です。
2025年、戦後80年という節目に
私たちは「ともに考える場」をつくるため、父を含め、戦争体験者2名との交流イベントをオンラインとリアルの両方で開催します。そして、絶版となっていた8歳の少年が見た戦争『ハルビン 朱の曠野』を復刻し、ご支援いただいた皆さま(希望者)のお名前を巻末に記し、後世へと残す特別な一冊をつくります。
記憶を、記録に。記録を、未来への“ちえ”に。
このプロジェクトは、多くの方の共感と応援によって形になります。どうか、温かいご支援をよろしくお願いいたします。現在の準備状況
● 2025年8月31日「戦後80年記念イベント・ちえシェア」準備中
● 復刻に向けた本のデザインや文章などの検討
● クラウドファンディングページ制作・イベント連動型PR開始
● 戦争体験者とのWeb・リアル交流イベントの調整クラウドファンディング資金の使途
● イベント運営費用 :8万円(会場運営費、旅費交通費等)
● 返礼品発送費用 :22万円(レターパック500枚を予定)
● クラファン手数料 :30万円
● 出版委託金 500冊分 :140万円
- 内訳(出版委託金)
- 委託金 1,227,273円
- 消費税 122,727円
- 広告・製作費 50,000円
Dress aging合同会社 代表の柴原由美子と申します。
私たちDress aging -ドレスエイジング- は「年齢をネガティブに捉えるのではなく、人生で積み重ねてきた経験や感情を“衣”のように身にまとい、勇敢に生きる」という価値観を当たり前の社会にしたいと考えています。(柴原、徳光、岡部の3人で活動しております)
この理念から生まれたのが"人生のちえ = 経験と感情" を共有する場『ちえシェア』です。「人生で経験したことや感じたことをシェアすることが、受け取った方の“気づき”や“心の支え”となる」そんな“人生のちえ”がめぐり、一人でも多くの人の「生きるヒント」になることを目指しています。
※『ちえシェア』につきましては、最下部 "追伸『ちえシェア』歩み" をご覧ください。
ご支援いただいきありがとうございます!
●お礼の手紙
●イベントのライブ配信URL(アーカイブ視聴可能)
●イベントの現地参加券
●父 柴原 喬 著書_復刻版『ハルビン 朱の曠野』のご提供
●書籍へお名前の掲載(希望者、イニシャル可)
●ちえシェア講演者との後日交流会(お食事付き)
●ちえシェア講演者推薦権利(自他問わず講演者としてご推薦いただけます)
すべてのリターンは、心を込めてお届けします。
プロジェクト成功に向けて走り続けます
2025年7月上旬:ちえシェア_戦後80年イベントの準備開始
2025年7月中旬:クラウドファンディングの準備開始
2025年7月下旬:復刻書籍の打ち合わせが始まる
2025年8月上旬:クラウドファンディング応募スタート
2025年8月下旬:クラウドファンディング終了
2025年9月上旬:御協力者様のお名前・住所等最終確認
2025年10月中 :ちえシェア登壇者との交流イベント
2025年9 -12月:本の印刷
2026年1月中旬:リターン発送開始
「誰かの人生が、別の誰かの "生きるヒント" になる」
戦争を生き抜いた方々の「声」には、時代を超える力があります。「その声」をただ記録するのではなく、今を生きる私たちが受け取り未来へつなぐこと。それが「ちえシェア」の使命です。
2025年戦後80年を迎える今、「語り継ぐ責任」と「ともに考える場」を創るために、戦争体験者の方々とオンライン・リアルの交流会を開催します。
記憶を記録に。「これまでのちえ」を「これからのちえに」このプロジェクトは、多くの方の共感と応援によって形になります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
Dress aging合同会社 代表 柴原 由美子
2025年1月よりスタート、過去3回イベントを開催
「人生のちえ = 経験と感情」を共有することで、誰かの生きるヒントになる場」をつくり、多くの参加者と対話を重ねてきました。①ちえシェア『諦めず、歩み続ける』柴原 喬 さん 88歳
開催日:2025年3月31日 @東京・渋谷「キューズ」(オンライン同時開催)
参加者:24名
②ちえシェア『諦めず、歩み続ける』柴原 喬 さん 88歳
開催日:2025年5月30日 @オンライン
参加者:11名
寄せられた感想:(一部抜粋)
「壮絶な実体験を通して語っていただいたことが貴重でした。歴史は知っていても、生々しい話を聞く機会はほとんどありません。このような継承の場は、今後ますます重要になると強く感じました。」
「母も満洲からの引き揚げを経験しています。まさに自分のことのように感じました。生きるために諦めなかった、その強い言葉に胸を打たれました。語っていただいた書籍は、ぜひ私の周囲にも紹介し、共に受け継いでいきたいです。」
「人とのつながり、そして“あきらめない心”の大切さを学びました。どんな状況でも、前を向くことの大切さ。戦争体験を通して、人への感謝や強く生きる姿勢をあらためて見つめ直すことができました。」
「孤独の中にも、希望の光が見える気がしました。自分はひとりだと思ってしまうこともありますが、手を差し伸べてくれる人がいるかもしれない。そう思えるだけで、心が少し軽くなりました。」
「現代を生きる私たちに、勇気をくれる物語でした。苦しい時代を生き抜いた人生そのものが、今の“生きづらさ”に向き合う私たちの支えになると感じました。」
③ちえシェア『愛はめぐる』Sorako さん 83歳
開催日:2025年7月19日 @東京・四谷「ゼン・カフェ・マリーナ」
参加者数:26名
寄せられた感想:(一部抜粋)
「人とのつながりの大切さを、改めて感じました。困っている人に自然と手を差し伸べる優しさや、無償の思いやりが生み出す絆に心を打たれました。スマホばかりに目を向けがちな日常を見直し、もっと人と関わりたいと思えた一日でした。」
「Sorakoさんの生き方に心を打たれました。周囲の人に分け隔てなく優しく接する姿は、まるで“開かれたハート”そのものでした。どんな時代であっても、愛や思いやりは人を支える力になると感じました。」