世界が憧れた日本美術、その架け橋となった男・林忠正。彼の功績を、今こそ郷土・高岡から未来へ伝えたい。そのために銅器の匠たちが魂を込めて胸像を制作し、高岡市に設置します。この志に、あなたの力を貸してください。
林忠正(1853–1906)は、高岡に生まれフランスを舞台に活躍した美術商です。浮世絵や陶磁器をパリへ紹介し、ジャポニスムを広めてゴッホやモネに影響を与え、1900 年パリ万博では日本館の事務官長を務めました。その功績により 1900 年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを授与されています。
そんな忠正を郷土で顕彰しようと立ち上がったのが、私たち「林忠正銅像制作委員会」です。委員会は高岡銅器の担い手や文化に関わる地元の有志によって構成され、伝統技術と地域の誇りを未来へ伝えるために、忠正の銅像建立に取り組んでいます。
【林忠正銅像制作委員会 発起人】
・能作 克治(株式会社能作 会長) 発起人代表
・塩谷 雄一(塩谷建設株式会社 会長)
・織田 幸市(株式会社織田幸銅器 会長)
・四津井 宏至(株式会社四津井 会長 )
・藤田 益一(株式会社平和合金 会長 )
・竹中 伸行(株式会社竹中製作所 社長)
・山口 敏雄(株式会社山口久乗 会長)
・荒俣 勝行(荒俣美術 代表 )
敬称略
世界の美術史に名を刻む林忠正は、浮世絵をフランスへ紹介しジャポニスムを広め、ゴッホやモネに影響を与えた人物です。ところが故郷・高岡には彼の功績を物語る場所がありません。私たちは高岡市に林忠正の半身像を建立し、市民や来訪者が気軽に立ち寄れる「学びと誇りの場」を生み出します。銅像は400 年続く高岡銅器の技で鋳造され、街角に世界とつながる物語を宿します。
忠正は19 世紀末、浮世絵と工芸を大量に輸出したことで一部の新聞や知識人から「国賊」と批判されました。しかしその輸出は西洋美術に刺激を与え、結果的に日本文化の価値を世界へ高めました。
高岡は「銅器のまち」として全国に知られ、多くの偉人たちの銅像が街に点在しています。たとえば納富介次郎の胸像は高校に、高峰譲吉の像も市内に設置され、それぞれの功績が市民や来訪者に語り継がれています。しかし、林忠正に関しては郷土を代表する存在でありながら、銅像も記念碑も存在せず、その足跡をたどる手がかりが欠けているのが現状です。
この“空白”を埋め、林忠正の功績を地元に見える形で残し、次世代へ語り継いでいくこと。それが、私たちが本プロジェクトを立ち上げた最大の理由です。
~2025年7月5日付 富山新聞(3面・地域欄)~
設置場所は高岡市と協議を進めています。原型デザインは地元彫刻家と検討を重ねており、高さ約80センチ(台座を除く)の青銅製胸像を想定して最終調整を進めています。プロジェクトを広く周知するため、クラウドファンディングにも挑戦し、全国の美術・歴史ファンにプロジェクトを知ってもらう広報にも力を入れています。
こうした取り組みは〈富山新聞 7月5日付〉でも紹介されました。記事では、能作克治会長をはじめとする市内鋳物関係者で構成する委員会が来年4月の除幕式を目指し、クラウドファンディングで支援を募る取り組み、400年続く高岡銅器の技で忠正の挑戦を未来へつなぐ思いなどが大きく取り上げられ、地元からの関心と問い合わせが一段と高まっています。
価格
リターン名
5,000円
林忠正ポストカード
10,000円
真鍮製ブックマーク
30,000円
真鍮製ブックマーク+除幕式ご招待
50,000円
真鍮製ブックマーク5枚+除幕式ご招待
100,000円
真鍮製エッチングプレート+除幕式ご招待
200,000円
真鍮製エッチングプレート+除幕式+祝賀会招待
300,000円
ブロンズレリーフ+除幕式+祝賀会招待
500,000円
台座銘板芳名+ブロンズレリーフ+除幕式+祝賀招待
※すべてサンクスメッセージと進捗レポートPDF2回配信付き
ご支援を頂いた資金に関して以下の使い道を計画しています。
A. 銅像本体制作費 3,200,000円
B. 銘板・プレート類 2,200,000円
C. 台座・設置工事費 1,600,000円
D. 広報・教材・デジタルガイド 800,000円
E. リターン制作・発送費 900,000円
F. 除幕式・祝賀会運営費 500,000円
G. クラファン手数料・決済手数料 800,000円
2025 年 8 月 クラウドファンディング開始
2025 年10 月 募集終了・原型制作
2026 年 3 月 鋳造・仕上げ完了
2026 年 4 月 除幕式・祝賀会
※進行に応じて随時ご報告します。
林忠正は、高岡から世界へ飛び出し、日本美術の価値を広めた先駆者です。その足跡を地元に刻むことで、私たちは「高岡からでも世界を変えられる」というメッセージを次世代に示したいと考えています。銅像は歴史を静かに語るだけでなく、子どもたちには夢を、大人には誇りを、旅人には高岡の深みを届ける起点になります。
制作費や手続きなど課題はありますが、400 年受け継がれてきた高岡銅器の技と、皆さまのご支援が合わされば必ず実現できると信じています。どうかこの挑戦にお力をお貸しください。林忠正の物語をともに未来へ繋げましょう。