世界の注目をあびる国際アンデルセン賞画家シドニー・スミスの最新作は、コルデコット賞作家との共作絵本『あらしの島で』

2025.07.25 10:00
偕成社
さあ、手をつないで、あらしのまえの海を見にいこう

株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村雄二)は、コルデコット賞作家×国際アンデルセン賞画家による絵本『あらしの島で』(ブライアン・フロッカ 文/シドニー・スミス 絵/原田 勝 訳)を7月26日に刊行します。

●書籍詳細:
絵本が生まれたきっかけは?
本作は、ブライアン・フロッカのアトリエに、友人であるシドニー・スミスがたずねたことから生まれました。
でコルデコット賞を受賞するなど、自らも画家として数多くの絵本を手がけるブライアンが、以前からあたためていたストーリーを「この作品にあうのは、どうも自分の絵ではない気がする」とみせたところ、シドニーは力強い物語に惹かれ、その場で絵を担当することを約束したのだそうです。
『あらしの島で』あらすじ
物語は、島にくらす兄と妹が、嵐がくるまえの海にでかけるところからはじまります。岩にうちつける大波や、ふきつける潮風を全身で感じる子どもたち。
「もう、気がすんだ? それとも、まだ?」
「手をひっぱって、ひっぱられて、ぼくらはさきへすすむ。」

やがて、本格的な嵐が迫ってきて……。ブライアン・フロッカの臨場感あふれる文章とシドニー・スミスのたしかな描写力による嵐の風景で、圧倒的な自然の力の大きさを肌で感じられる絵本。おさない兄妹とともに、はげしい嵐の中をかけぬけた読者を、最後は、何ものにも代えがたい安心感が包み込んでくれます。
シドニー・スミス原画来日中!
現在、板橋区立美術館で開催中の「2025 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では、特別展示として、本作を含むシドニー・スミスの絵本原画など約50点の作品とスケッチブックが展示されています。

会期:2025年6月27日(金曜日)~8月11日(月曜日・祝日)
会場:板橋区立美術館
住所:〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
HP:
「イラストレーション」9月号で「シドニー・スミスの絵本」特集
7月17日発売の雑誌「イラストレーション」9月号(玄光社)で特集「シドニー・スミスの絵本」が組まれています。
著者紹介
文:ブライアン・フロッカ
1969年、アメリカのテキサス州に生まれる。絵本作家、画家として、子ども向けの作品を数多く出している。作絵を手がけた絵本に、コルデコット賞を受賞した『走れ!! 機関車』、『月へ アポロ11号のはるかなる旅』などがあり、絵を担当した作品に『おひめさまになったワニ』『ポピー ミミズクの森をぬけて』などがある。

絵:シドニー・スミス
1980年、カナダのノバスコシア州に生まれる。絵本作家。2024年、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。作絵を手がけた絵本に『この まちの どこかに』(ケイト・グリーナウェイ賞)、『ねえ、おぼえてる?』(ボストングローブ・ホーンブック賞)があり、絵を担当した作品に『おはなをあげる』(カナダ総督文学賞)、『うみべのまちで』(ケイト・グリーナウェイ賞)、『ぼくは川のように話す』(ボストングローブ・ホーンブック賞)、『おばあちゃんのにわ』『はじめてのクリスマス』などがある。

訳:原田 勝
1957年生まれ。東京外国語大学卒業。翻訳家。『ぼくは川のように話す』により産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。翻訳作品に『弟の戦争』『ハーレムの闘う本屋』『ペーパーボーイ』『チャンス はてしない戦争をのがれて』『ウクライナ わたしのことも思いだして:戦地からの証言』『シリアの秘密の図書館』『セント・キルダの子』などがある。
書籍詳細
『あらしの島で』
文:ブライアン・フロッカ
絵:シドニー・スミス
訳:原田 勝
定価1,870円(税込)
判型:29cm×21cm
対象:5歳から
ページ数:48ページ
ISBN コード:978-4-03-425420-2
発売日:2025年7月26日
◎偕成社HP書誌情報:

あわせて読みたい

親子の愛情を温かく育む「だいすきだよ」シリーズ 最新刊『だいすきだよ おつきさまにとどくほど はる なつ あき ふゆ』6月13日発売
PR TIMES
53か国でベストセラーのサイエンス絵本シリーズ、第5弾! 『はじめてのサイエンス じゃがいも』 8月8日発売!
PR TIMES
旬のフルーツを贅沢に盛り付けたわかさ生活とのコラボ新作パフェ登場
PR TIMES Topics
【5月17日〜18日】今週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
Casa BRUTUS
子どもも大人も「ぴたっ」が気持ちいい! 『ぴたっとどうぶつ』高橋祐次さんインタビュー
コクリコ[cocreco]
食育等を通して⼼と⾝体をリセット!複合宿泊施設「水の郷リトリート 再」開業
PR TIMES Topics
【東京都板橋区】絵本のまち板橋で、「2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」開催!関連イベントも
STRAIGHT PRESS
【東京都板橋区】「2025 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を開催
PR TIMES
人気アイテムの受注会も実施するポップアップをGREEN SPRINGSにて開催
PR TIMES Topics
戦後80年に寄せて──地図から消された島・広島県大久野島の過去と今をつなぐ、絵本『うさぎのしま』が6月12日(木)に発売決定
PR TIMES
【新刊情報】アンデルセンの生誕220年、没後150年!現代昔話の父としてのちに有名になったアンデルセンの伝記絵本『まるでむかしばなしのような ─ハンス・クリスチャン・アンデルセンの一生』発売!
PR TIMES
雨の日でも安心して遊べるキャンプ場『ブリーズ館山』テーマ別のキッズドームで子供が夢中
PR TIMES Topics
ベストセラー『ライオンのこころ』の動物絵本シリーズ、第5弾! お笑いタレント・藤井隆さんが翻訳を担当した『ヤモリとこだま』7月28日(月)発売
PR TIMES
【発売前重版決定】読者の声、続々-発売前から静かに注目を集める1冊 戦後80年、広島・大久野島の記憶を紡ぐ絵本『うさぎのしま』、6月12日(木)に発売
PR TIMES
“花”をテーマに秋の雨にそっと寄り添うアートなビニール傘発売
PR TIMES Topics
『たまごのはなし』のしおたにまみこ、最新作で描くのは「雲」。絵本『くも』、8月5日発売!
PR TIMES
【五味太郎の絵本が空間化。見て・遊んで・感じる展示】子どもが主役の図書館「絵と言葉のライブラリーミッカ」で開催『あそぼうよ!五味太郎 えほんの世界展』
PR TIMES
次世代へと続く未来の水産業の形 海洋保全へのアクションを呼びかける絵馬「UMI-EMA」を企画
PR TIMES Topics
【新刊情報】夏の扉がそっと開く―思わず海へ走り出したくなるような初夏のきらめきを描いた絵本『なつだね』。合田里美、初のオリジナル創作絵本発売!
PR TIMES
戦後80年 講談社絵本賞・小学館児童出版文化賞受賞作家 堀川理万子が描く、“戦争を伝える絵本”『いま、日本は戦争をしている-太平洋戦争のときの子どもたち-』7月9日発売
PR TIMES
金木犀の秋季限定アイテム登場
PR TIMES Topics