「小田原食と緑の交流推進協議会」総会 4議案全会一致で可決〔神奈川〕

2025.07.02 10:10
パルシステム連合会
交流で持続可能な社会づくりを推進

生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:藤田順子)とパルシステム生活協同組合連合会(本部:新宿区大久保、理事長:渋澤温之)、有限会社ジョイファーム小田原(本部:小田原市曽我岸、鳥居啓宣取締役)で構成する「小田原食と緑の交流推進協議会」は6月29日(日)、小田原市梅の里センター(小田原市曽我別所)で第24回通常総会を開催しました。2025年度計画など提案された4議案すべてが全会一致で可決、承認されました。

農業と地域活性に貢献
総会では2024年度、生産者と消費者、行政などが小田原地域の課題をともに考え、本音で対策を語り合える交流を目指し、活動したことが報告されました。

本協議会主催の交流企画「オニオン祭」「柑謝祭」や、日本大学生物資源科学部食品ビジネス学科(神奈川県藤沢市)とパルシステム神奈川の県内産学連携企画などを実施し、526人が参加しました。そのほかキウイの摘果体験や梅干しづくり、タマネギやミカンの収穫体験などを通じて生産者と消費者の交流を深めました。

産学連携企画では、日本大学の学生が県内農産物の消費拡大をテーマにした研究発表会を開催しました。取り上げた事例の1つは、パルシステム神奈川が設立した子会社株式会社ハートコープ神奈川(本部:藤沢市柄沢、代表取締役社長:福岡明)が運営する、就労支援B型事業所「ハートコープ湘南」で障害者とともに生産した「農福連携しいたけ」のプロモーションです。ジョイファーム小田原での「青切りレモン」収穫体験ツアーを企画立案した学生は、収穫物の消費拡大の研究成果を発表しました。

商品関連では、ジョイファーム小田原が製造する梅干し熟成過程で生まれる調味料「梅のしずく」や摘果ミカンの「緑(あお)みかんシロップ」、ジャムや柑橘類などをパルシステム神奈川の地域限定商品として販売しました。
▲ジョイファーム小田原の生産物を活用した加工食品
ものづくりが続く小田原へ
2025年度は、2030年のありたい姿として掲げた「小田原地域の魅力が広まり、ものづくりが続いている」の実現を目指し、地域の連携により課題解決を進めることが確認されました。継続的な発展の土台とするため、関係者相互の交流により理解を深め、小田原地域の豊かな自然や魅力を共有できる場づくりを推進します。

鳥居啓宣協議会会長は、「2002年の設立当初から、社会や農業を取り巻く環境は大きく変わってきています。生産者と消費者が理解しあい、立場を超えて協力できるつながりが大切です。ともに持続可能な社会づくりをすすめていきましょう」とあいさつしました。
▲持続可能な社会づくりを呼びかける鳥居啓宣協議会会長

大信政一パルシステム連合会前理事長は、「協議会とNPO法人小田原食とみどりが主催する企画には、年間延べ3,200人が参加しています。農や果樹の学校企画参加者が就農した事例もあり、パルシステムが目指す持続可能な生産と消費のモデルの1つとして小田原の地域が発展することを期待します」とあいさつしました。
▲小田原の交流発展の経緯と今後への期待を語る大信前理事長

総会では2025年度の役員選出の議案が可決され、総会後開催された役員会で鳥居会長から新たに長谷川壮也会長が就任しました。

協議会は2002年、小田原産直組合、パルシステム神奈川、パルシステム連合会の3者により設立されました。生産者と消費者の連携による「地産地消」の拠点を作り、地域活性と持続可能な食と農を目指すため、様々な交流企画を開催してきました。

協議会総会に先立ち、ともに小田原で活動するNPO法人小田原食とみどり(神奈川県小田原市、鳥居啓宣理事長)の第21回通常総会が開催され、2025年度事業活動計画はじめ4議案が全会一致で承認されました。コメ価格高騰など社会情勢の影響で「たんぼの学校」や「はたけの学校」など、農業体験企画への関心が高まるなか、一過性ではない活動を継続していけるよう計画案が承認されました。

パルシステム神奈川はこれからも、協議会に参加する生産者や利用者とともに、小田原の地域づくりを応援していきます。
▲総会参加者一同
生活協同組合パルシステム神奈川
所在地:横浜市港北区新横浜3-18-16 新横浜交通ビル、理事長:藤田順子
出資金:119.8億円、組合員数:36.8万人、総事業高:570.2億円(2025年3月末現在)
HP:
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:渋澤温之
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,604.2億円/組合員総数176.2万人(2025年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:
2025年は国際協同組合年です

あわせて読みたい

商品の安全性を届ける品質保証レポート 2024年度報告公開
PR TIMES
人をつなぐ「協同組合」知って パルシステムも出展「協同組合フェスティバル」 7月5日(土)
PR TIMES
大人気のMAMBOエコバッグに新作が登場!
PR TIMES Topics
ツルハ・ウエルシア統合案がギリギリ可決の理由
東洋経済オンライン
日本生協連、コープ商品の米の新パッケージで石油由来プラスチック使用量を年間約37トン削減
PR TIMES
国産竹100%から作られた竹紙を本文用紙に使用した2026年版ダイアリーを発売
PR TIMES Topics
新任の代表理事2人が就任 パルシステム連合会 第43回通常総会
PR TIMES
「パルシステム 産直データブック2025」を公開
PR TIMES
フレグランスブランド「HATAGO」初のフラッグシップショップを鎌倉にオープン
PR TIMES Topics
夏の北海道で産地ツアー プライベートブランド牛が育つ牧場を訪問 7月19日(土)20日(日)〔東京〕
PR TIMES
4,000人来場「協同組合フェスティバル」 メッセージツリーに400人超が参加 7月5日(土)
PR TIMES
山でこそ美味しいものを食べたい!北アルプス・涸沢ヒュッテにて試食販売会を開催
PR TIMES Topics
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 7月12日(土)・13日(日)〔東京〕
PR TIMES
見なくても触れて広がる世界を体験 「触感で遊ぶワークショップ」開催〔共済連〕
PR TIMES
折ること、重ねることで生まれる、新しいハンカチギフトのカタチ
PR TIMES Topics
カゴメ那須工場視察 旬のトマトジュース製造工程を利用者とともに確認
PR TIMES
「安心できる地域社会」実現へ 第26回通常総代会を開催〔神奈川〕
PR TIMES
秋の味覚をひと足先に!タンテ・アニーより「栗のフレッシュチーズケーキ」数量限定発売
PR TIMES Topics
新理事長に西内良子が就任 第32回通常総代会を開催〔埼玉〕
PR TIMES
新理事長に西村陽子が就任 第33回通常総代会を開催〔東京〕
PR TIMES
1枚の紙があればいつでも紙ヒコーキが折れる「着る設計図 いかヒコーキver」を発売
PR TIMES Topics