ジェーン・スーさんとのポッドキャスト「となりの雑談」でおなじみ、桜林直子さんの新刊『つまり“生きづらい”ってなんなのさ？』が光文社より6月25日（水）に発売

株式会社光文社
専門家の方たちと、いろいろな角度から“生きづらさ”を見つめ、しんどさと息苦しさから脱するヒントを探る対談集

「薄暗い土の中にいるような感覚で、うまく動けない」
「動こうとすると過去の嫌だったことが足を引っ張り、土の中で埋もれてしまう」
といった“生きづらさ”の中でどうにかあがき続け、30代を過ぎたあたりから少しずつ這い上がることができたという著者の桜林直子さん。
自身の経験と、3000回以上いろいろな人の話を聞いてきた経験から、“生きづらさ”に悩んでいる人はたくさんいると実感したと言います。
同時に、ひとりひとりの“生きづらさ”は違うのに、同じ言葉でまとめられてしまうことに違和感を覚えました。

“生きづらい”と感じている人はたくさんいて、“生きづらい”という言葉で自分を表せることで、救われることもあるでしょう。
だけど、ひとりひとりの、あまりにも違うそれぞれの道を、“生きづらい”とひとつにまとめてしまうのは、一本一本違う糸を、ぐるぐるに丸めてギュッとひとつのボールにまとめてしまっているようなものです。
まとめられること、名前がつくことで安心する面もありますが、生きづらさを語るのに「ひとり一本の糸」と、「全部を丸めた大きなボール」のふたつの単位しかないのは、あまりに雑なのではないかと思うのです。
そこで、“生きづらい”という大きなボールを、もう少し細かく分けて、いろいろな角度から見てみたいと思いました。
（「はじめに」より）


今回の新刊では、5名の専門家をゲストに迎え、それぞれの角度から“生きづらさ”に焦点を当ててもらいました。
ひとりで考えてもわからないこと、変えられないことを、他者との対話を通してほぐしていく感覚を味わえる対談集です。

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■目次
第1章　「人は傷つけてくるもの」なの？
×星野概念（精神科医）

第2章　「わたしらしさ」の呪縛　
×磯野真穂（文化人類学者）

第3章　他者と関わり脚本を考える
×東畑開人（臨床心理士）

第4章　信じる力と疑う力
×石井ゆかり（ライター）

第5章　感情アーカイブとの付き合い方
×武田砂鉄（ラジオパーソナリティ・ライター）

■著者プロフィール
桜林直子（さくらばやし なおこ）
1978年生まれ。東京都出身。洋菓子業界で12年の会社員を経て2011年に独立し、クッキー屋「SAC about cookies」を開店する。noteで発表したエッセイが注目を集め、『セブンルール』（フジテレビ系）に出演。著書『世界は夢組と叶え組でできている』（ダイヤモンド社）では、ユニークな視点から働き方・生き方についてのヒントを提案。現在は「雑談の人」という看板を掲げ、雑談サービス「サクちゃん聞いて」を主催。コラムニストのジェーン・スーさんとのポッドキャスト番組『となりの雑談』のエッセンスを凝縮した『過去の握力 未来の浮力――あしたを生きる手引書』（マガジンハウス）が好評発売中。

■書籍情報
書名：『つまり“生きづらい”ってなんなのさ？』
発売日：2025年6月25日（水）
定価：1,815円（税込）
出版社：光文社