光が描いた記憶を、手のひらに_「フィルムの記憶」販売のお知らせ_6月1日写真の日販売開始

2025.05.30 16:51
株式会社 東條會舘
【株式会社 東條會館】モノクロ写真とネガフィルムが奏でる、手仕事の写真アルバム
写真とは、光が描いた絵画であり、時の気配を閉じ込めた容れ物でした。

紙の手触りの上に広がるグレーの色の豊かさ、透けて見える反転したイメージ、フィルムの表面にわずかに残る修整の筆跡―
その一枚には、目に見えないまなざしと手仕事が、静かに息づいています。
6月1日『写真の日』にちなみ、東條會館 Tojo Photo Studioでは、モノクロのネガフィルムと写真プリントをひとつの作品として包み込んだ装丁品「フィルムの記憶」を販売いたします。

光と影が織りなす唯一の肖像、記録ではなく、受け継がれるべき「記憶」としての写真。
時代を超え、手のひらにそっと置かれるために生まれた、小さな宝物のような写真アルバムです。

また、フィルム写真の魅力を簡単に感じていただけるイベントも開催いたします。
【現代社会におけるフィルム写真の価値を考える】
デジタルの利便性と即時性が当たり前となった現代において、アナログであるフィルム写真には、どのような価値があるのでしょうか――。東條會館は、今もなおその問いに向き合い続けています。

それは、"即時性"の対極にある、"時間をかけて見る"という体験の価値かもしれません。撮影から現像、修整、焼き付けと、完成までに段階を要するフィルム写真は、出来事をただ記録するのではなく、記憶として定着させていく行為そのものなのです。

また、イメージが飽和したこの時代だからこそ、シャッターを一度切ること、フィルムを一枚使うことに込められる重みと集中力が、ひとつの写真に深い意味を与えます。その静かなプロセスのなかに、イメージの本質を見つめ直すまなざしが宿ります。

さらに、フィルム写真は0と1の間にある、曖昧で複雑な揺らぎを写し取ります。有機的な濃淡、なめらかな階調、そして空気感。現像やプリントに残る手作業の痕跡や薬品の作用が、時に人間の認識を超えた気配を写真の中に立ち上がらせるのです。

ただの懐古ではなく、今この時代だからこそ選び取られる「光で描く記憶の容れ物」としての価値を感じてみて欲しいとの想いがあります。
【「フィルムの記憶」について】
現代では稀少となったシノゴと呼ばれる4 inch×5 inchのサイズのモノクロフィルムを用いて、大判カメラで撮影をします。古い映画にもでてきたようなカメラにフィルムを1枚づつ装填し、ガラス面に映る像をルーペで確認しながら、シャッターを切っての撮影は、撮影体験そのものも特別。撮影後には、写真師自身が自社の暗室で現像、修整、焼き付けを行い、写真のプリントを作成します。

豊かなグレーの色彩で現れるモノクロームの写真ならではの豊かな階調の光の濃淡と、粒子の奥行き。 色彩を排した世界だからこそ、光と影、構図、表情、空気感といった写真の核が際立ち、見る者の記憶と想像力を呼び起こします。

実際に撮影したネガフィルムには、現像後に施された手作業の痕跡がそのまま残っています。画像修正アプリができるよりずっと以前から培ったその筆の軌跡は、写真という工芸を静かに語ります。

現像したネガフィルムと、銀塩プリントによる写真とを、ひとつの装丁されたセットとしてお渡しいたします。フィルムを透過した光、その光が描いた画像を対比して見てとることができます。

透けて見える反転したイメージ、フィルムの表面にわずかに残る修整の筆跡、紙の手触りの上に広がるグレーの色の豊かさ____記憶の深みに触れられる、時間と記録をお楽しみいただけます。
■ 特徴
・大判カメラと貴重なモノクロ4×5フィルムでの撮影
・自社のラボで丁寧に行われる現像/修整/焼き付けの作業
・モノクロームならではの階調の豊かな光の濃淡の写真
・手作業の痕跡と、光で描いた画であることを感じさせるネガフィルム
・高級感のあるアルバムの装丁

特別な想いを伝えたい相手へのプレゼントや、自分の時間を特別な記念にするためにも、是非ご体験ください。
■ 商品概要
商品名:「フィルムの記憶」
内容:モノクロ写真撮影/現像/修整/プリント、撮影済ネガフィルム(現像済)、銀塩プリント写真1点、専用装丁ケース(撮影・現像・装丁:東條會館写真研究所にて制作)
価格:平日 73,700円/土日祝 84,700円(税込)
ご予約方法:オンラインもしくはお電話にて事前にご予約ください。
納品予定:撮影から約8週間後

■ ご予約・お問い合わせ:
詳細・ご予約は、サイト、メール、電話にて承っております。どうぞお気軽にお問合せください。
東條會館 Tojo Photo Studio
東京都千代田区麹町1-12 One Four Two by Tojo 10F
web:
mail:photostudio@tojo.co.jp
tel:03-3265-5118
open:10:00~19:00/火曜日定休・夏季冬季臨時休業あり
※2025年7月30日 ~ 2025年8月22日は設備工事のため休業いたします


【関連イベント】小学生向け「きみもしゃしん博士!暗室で出会う、写真のひみつ」
フィルム写真の魅力をお子様にも簡単にご実感いただけるイベントをご用意いたしました。
「いつも見ている写真って、どうやってできているの?」

そんな素朴な疑問に、こたえてくれるのがこの体験イベント。昔ながらの暗室(あんしつ)作業を通して、モノクロ写真が浮かび上がる瞬間を、小学生のお子さまが実際に体験できます。




■日時:2025年6月28日(土)10:00 ~/11:30~/14:30~/16:00~(所要時間各回1時間)
■対象者:小学生(保護者同伴必須)
■費用:¥2,200(お一人)
■会場:東條會館写真研究所(東京都千代田区麹町1-6-12)
■概要:事前にお送りいただいたデジタル写真のデータからネガをスタッフが作成します。当日、暗室にて薬品を用いて焼き付けを行い、撮影した写真が紙にふんわりと現れる不思議なドキドキ・ワクワクをお楽しみいただきます。
■詳細・お申し込み・お問い合わせ:
創業者:東條卯作(皇室撮影時の大礼服姿)
株式会社 東條會館について

株式会社東條會館は、創業者東條卯作の「幸せを念じて写す」という理念を元に、1912年麹町に写真スタジオを開業しました。「カメラのレンズ越しにその瞬間をみつめるのはただカメラマン一人である」という覚悟で収めた一瞬は、評判を呼び、政財界はもとより皇族の方々からも高い評価を受けています。また、「カメラの前に自信をもって立てるように」との想いではじまった美容室では、赤ちゃんからご年配の方まで、その方の持っている美しさを引き出しています。

現在も創業の地で、写真スタジオTojo Photo Studio、ビューティーサロンMaison de beauteを運営しています。マタニティ、お宮参りから、卒入学、七五三、十三詣り、成人式などなど、お客様の人生の節目のお祝いを総合的に演出しています。レンタル衣装、着付、ヘアメイクから写真撮影まで、どうぞお気軽にご相談ください。

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