【”逆”ミステリ、爆誕】殺したジジイを「生き返らせた」犯人を、殺人犯が追う!? 五条紀夫『町内会死者蘇生事件』本日発売

2025.05.28 11:00
株式会社新潮社
殺人事件ならぬ”蘇生”事件勃発!ハラスメント三昧のクソジジイ町内会長を殺した町民…もとい「殺人犯」が、生き返らせた「蘇生犯」を追う逆ミステリ、ここに爆誕!
『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』(角川文庫)がいま話題、ユーモアミステリ界のニュープリンス・五条紀夫さんの最新刊『町内会死者蘇生事件』を本日5月28日(水)発売します。刊行に際し、著者の五条さんより1,300字を超える熱い言葉が到着。今、大注目の一作です!
この町には、死者を蘇生させる秘術があるんだよ――。生まれも育ちもここ信津(しなづ)町の、健康(たけやす)・昇太・由佳里は、町を支配するパワハラ、セクハラ、モラハラの三大ハラスメントを煮詰めたような信津寺の住職であり、町内会長の権造を殺害することを決意する。酒に酔わせて風呂に沈めて、大成功! のはずだったのに……。なぜか翌朝、ラジオ体操にピンピン元気な権造が。「誰だよ! せっかく殺したクソジジイを勝手に生き返らせたのは!?」殺人犯が蘇生犯を追う、痛快なユーモアメタミステリーの超傑作、爆誕。
■『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』(角川文庫)が今、超話題!五条紀夫さんとは?
『クローズドサスペンスヘブン』(新潮文庫nex刊)
『イデアの再臨』(新潮文庫nex刊)

2022(令和4)年、『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補となり、小説家デビューを果たした五条紀夫さん。本作は「“全員もう死んでる系ミステリー”が斬新すぎる」と発売直後からSNSで話題沸騰。湊かなえ、道尾秀介、両氏が太鼓判を押すのも納得な、斬新すぎる特殊設定、新感覚な読み味のユーモアミステリーです。

近著では『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』(角川文庫)が話題につき、大重版!『私はチクワに殺されます』(双葉文庫)は雑誌が選ぶベストテンに選ばれるなど、いま最も勢いのあるミステリ作家の一人です。
■なんと1,300字超え! 著者コメント……もとい、著者エッセイ到着!
 新潮文庫nexから刊行する特殊設定ミステリー三作品目です。なんか、『三』って個人的にキリの良いイメージがあるんですよね。なんちゃら三景とか、世界三大ほにゃららとかあるじゃないですか。某有名ロールプレイングゲームなんかでも、シリーズ三作目は総決算的な内容だったりするわけですよ。「そして、伝説へ……」ってね。それで、いよいよ三作品目だ、なんて意気込んでしまいまして、デビューしてから色々あったな、なんてことも思ったりしまして、ちょいと初心に立ち返ってみました。何が言いたいのかというと、別に何も言いたくはないのですが、著者コメントを書け!と言われたので、つれつれと思い付くままキーボードを叩いています。いまは深夜三時です。キリが良いですね。
 さて、ご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、自分のデビュー作は『クローズドサスペンスヘブン』という天国を舞台としたクローズドサークルものでして、奇抜な設定と人間ドラマで話題となりました。前段で初心に立ち返ってみたと書きましたが、それは具体的には、そのデビュー作の踏襲です。今回の新刊『町内会死者蘇生事件』は、そんな気持ちで作り上げました。もちろん人は日々成長するものですから、二番煎じ? 焼き直し? 上手い言い回しが出てこないのですが、とにかくまったく同質のものを書いたというわけではありません。考えてみてください。人は誰しも、より良くありたいと願いながら生きています。願いって意外と叶うものでして、昨日より今日の自分、今日より明日の自分のほうが良くなっているのですよ。あ、日々成長するものです、って文章をすでに書いていましたね。重複しました。でも直しません。なぜなら自分は進んでいるからです! この文章の一行目を書いていたときの自分よりも、いまこの瞬間の自分のほうが優れているはずです。きっと最後の一行は、それはそれは素晴らしい文章になっていることでしょう。保証はしませんけどね。保証なんてしてたまるか。
 以上を噛み砕いて表すならば、本作は五条紀夫の正当進化ということです。
 あるとき、新潮社の担当編集者が言いました。「五条紀夫の真骨頂はチルい雰囲気の中のペーソス」と。僕は思いました。「なに言ってんのか分かんねえよ」と。その話は個人的にツボに入りまして、後日、別の出版社の編集さんに「新潮の担当がこんなこと言ってたんですよ」と告げ口しました。自分としては笑い話のつもりだったのですが、その編集さんは渋い顔をして「分かります」と、深く頷いたのでした。どうやら自分の作品にはチルい雰囲気の中のペーソスがあるようです。意訳すると、ゆるい話なのに哀愁がある、といった感じでしょうか。ゆるい話と哀愁、そう、それは、奇抜な設定と人間ドラマを指している。
 図らずも、担当編集者が思う五条紀夫の持ち味と、自分がやろうとしていた初心に立ち返るという行為は合致したのです。作家と編集者は一蓮托生、手を取り合って良い作品を作ろうと努めています。そんな二人が想いを同じくして出来上がった作品が、面白くないわけがない。面白いに決まっている!
 多くの人に読んで欲しいなあ。話題になったら良いなあ。ものすごい話題になって、そして、伝説へ……
五条紀夫
五条紀夫さん・近影
■(手前味噌ですが…)発売前から社内でも話題騒然!
五条紀夫さんの最高傑作が、ここに爆誕。
小説のみならずあらゆるメディアの中で、いまいちばん「面白い」エンタメの極北は五条紀夫です! 嘘だと思うなら5分でいいので読んでみて。最後まで読んじゃうから。(30代・A)

設定にニヤニヤする序盤、倫理観ガン無視の弔い合戦展開に爆笑しつつ手に汗握る中盤、そして唐突に明かされる驚愕の真実に開いた口が塞がらない終盤。
待ち時間0の最強アトラクション!  (20代・Z)

ちょ、ちょっとー!と思いながら読んでたら、もう終わり!
学生時代に戻って、友達とこの本を貸し合いたい! 超おもしろかった!!
2025年は絶対「五条紀夫イヤー」になります! (20代・S)
■著者紹介:五条紀夫(ごじょう・のりお)
小説家。2022(令和4)年、『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補。
■書籍データ
【タイトル】町内会死者蘇生事件
【著者名】五条紀夫
【発売日】2025/5/28(水)
【造本】 新潮文庫nex
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-180304-3
【URL】

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